世界観
統合暦511年巫女セレスの故郷である「エリュシオン王国」と、
主人公エンデの故郷である「アテナイ」を含む
同盟国との戦争が終結を迎えてから2年が経過した舞台設定。
沈静化を見せつつも未だドヴェルグ族以外の民とは国交が制限され、
エリュシオン王国とアテナイの国境では衝突が続き、貧困が耐えない不穏な世界観。
エオス教
エリュシオン王国の国教とするエオス教では、
世の司る自然の理とされる6の理と、それを生み出すそれぞれの男女を奉っており
命を尊ぶ教えから動物の肉を禁じている。
ドヴェルグ族
かつて存在していたドヴェルグ国の民。年齢は不詳。
現在は国を持たず、行商人をして各地を放浪している。
ドヴェルグ族には「オレイカルコスの鎖」が伝わり
生命に干渉する術を持っている。
その鎖は現在は力を失っているらしい。
登場人物
エンデ(声優:千葉 進歩)パンドラの塔の物語の主人公。
アテナイ出身の22歳の男性。
セレスにかかった呪いを解くために呪いの肉を求め十三訃塔へ向かう。
セレス(声優:能登 麻美子)
エリュシオン王国出身で、エオス教徒の18歳の巫女。
慈悲深い女性で巫女にも選ばれたが獣の呪いにかかる。
グライアイ(声優:谷 育子)
ドヴェルグ族の民。
収穫祭の一件で軍に追われたセレスとエンデを手助けする。
獣の呪いを解く鍵を知っており助言する謎の存在。
背中には壺に入った死神のような骸骨を背負っているが
グライアイの夫らしい。
十三訃塔と獣の呪い
十三訃塔王都からはるか離れた荒野の「爪痕」と呼ばれる底知れぬ大渓谷に十三訃塔がある。
絶壁からは巨大な鎖で固定され浮かぶ十三訃塔は、13基の異なった塔内になっており
外僕と呼ばれる獣が闘歩し、その奥には主が鎮座している。
獣の呪い
人が獣になるという大陸で囁かれていた「獣の呪い」。
その呪いにかかった人間は、体のどこかに紋章のようなアザが現れ
時間が経過するとともに獣へと化して行く。
そして二度と人間の姿には戻れなくなるという。
獣の乗りは謎のままであり、実在すら怪しまれていたが
王都ラダマンチェスの収穫祭を行っていた巫女のセレスが
突如その呪いにかかるのであった…。