サイコブレイクのパンフレット貰ってきた
少し前にゲーム屋を訪れた際に、広告がまとめて置かれている台を眺めたところ
サイコブレイクのパンフレットを発見したので頂いてきた。
A4サイズぐらいの大きさで、どことなく映画のパンフレットに見えなくもない。
内容はごくごく基本的なものだが、敵名が記載されていたのでありがたいこった。
ゲームソフトのパッケージデザインがあのデザインになっているが、
三上真司氏が言うには意味のあるデザインらしい。
タイトルロゴの”P”が縦に長いのは、昔使われていた手術用の医療器具をモチーフにしたもの。
それがセバスチャンに突き刺さろうとしている分けですから、
主人公に迫る恐怖を表現しているのだとか。
最近はこういった宣伝方法はコストがかかるためか、どこのメーカーもやらないことが多いけど
メーカーの新規タイトルに賭ける想いを感じとれるものがある。
売れるかどうかの前に、広く世間に知れ渡らなければ、売れる物も売れるはずも無し。
やっぱ大作を作ろうと思うのであれば、それなりのリスクと覚悟は必要だろうか。
ゴアモードDLCに見るサイコブレイクの販売戦略とは?
ベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジアのゼネラル・マネージャーの
高橋徹氏によるゴアモードDLCの販売戦略についてのまとめ。
主にベセスダの海外ゲームを、日本でのローカライズを担当してる方です。
- CERO Z指定のゲームの売りづらさ
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日本版はゴアモードにした理由は、サイコブレイクは国産タイトルなので販売するうえで目標が高い。
新規IPだし、レーティングがZだと足かせになる。
ユーザーが求めるものとタンゴ・ゲームワークスが届けたいものは、
やや表現がキツメのものということは理解している。
両方のレーティング版を出す方法もあったが、
2つに分けると生産リスクが上がり運用が大変になるため、こういった販売方法を行った。
ユーザーは18歳以上が90%を占めると思うが、DだろうとZだろうと欲しいタイトルは買うでしょう。
ただ、レーティングがZだと商品の存在を伝える手段が減ってしまう。
Z指定はコーナーが限定されてしまうとか、店頭PV告知ができないとか、
テレビや駅前広告、店頭体験会ができないなど、いろんな弊害がある。 - DLCに魅力をもたせた販売方法
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ボリューム的にはPS4タイトルのなかでは一番大きな予算をかけているのではないでしょうか。
日本の人気シリーズものに匹敵するぐらい予算を組んでいる。
店頭に重点をおいていて、今回のDLCコードは、ある程度『買う』と決めている方の
背中を押す魅力があると思っている。
ソフト発売後に単体販売しないのは、評価を見て中古が出るまで待つと考えるのは、
ユーザーとして当然だと思うが、それでは手に入らないものを提供したかった。
それは販売店にとってもメリットがあるし、ゲーム業界全体のことを考えると、
販売店に予約が取れる商品を提供して、きちんと儲けを出してほしい。 そのために今回の決断に至った。 - 感想
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話を聞けば緻密な戦略だった。国内では50万本、100万本というレベルで販売したいらしい。
うーん…、私的には今の日本でこれだけの数を出荷できるかどうか怪しい気もするが
CERO D指定ソフトなので、実際に販売してみないと結果は何とも言えないところか。
ただ、新しい販売方法だと思った。むしろZ指定ソフトは今後このやり方にすべきかもね。
個人的にはPS4版が値段が高いので、そこに何がしらのメリットをつけて欲しかったかな。
PS4で購入するメリットが画質の良さとシェア機能が有利だが、
それってPS4本体の性能だしアレな気がする…
つーか、世界全体のシェアだと500万本以上が当然で、300万本以下だと不合格らしい。
そういえば、セインツロウは400万本以上売れたはずなのにTHQの大赤字だっけ…
伸るか反るかのハイリスク・ハイリターンな気もするけど、
世界で一発掘り当てれば会社的には一気にのし上がれるチャンスでもあるんだよな〜
今の日本じゃスマホゲームが盛んで、据置きは一部の大手のみ売れてる現状。
販売するのが難しい時代が、タンゴ・ゲームワークスの第1弾作だし、その夢に賭けてみたい気はするか。
まあ日本で失敗しても、世界ではそこそこ売れそうな新規IPだとは思う。
新規会社なので失敗が許されない状況だろうし、出だしはうまく波に乗ってほしいところか。