ストーリー



プロローグ

 市街地に建つ精神病院で、全ての職員や患者が死亡するという謎の大量死亡事件が発生した。
警察はただちに病院を閉鎖し警官隊を送り込むが、突然彼らとの連絡が途絶えてしまう。
刑事セバスチャンと相棒のジョセフ、後輩刑事のキッドのチームが現場に到着すると、
病院は異様な静寂に包まれていた…。


 キッドを入口の警備にあたらせ、病院の捜査を開始するセバスチャンとジョセフ。
警備室で監視カメラを覗きこむセバスチャン、監視カメラの向こうでは発砲する警官たちを
いとも簡単に殺害してゆく人物…。


 次の瞬間、背後から襲われ、セバスチャンは意識を失ってしまう。
目を覚ましたセバスチャンを待っていたのは、体験したこともない恐怖の世界だった…。
予測不能なドラマが複雑に絡む、絶望の中で、現実と虚構の境界線が徐々に滲み、
緊張と安堵の連続が止めどなく押し寄せる。



ゲームの舞台



純粋なサバイバル・ホラーを目指したゲーム

 主人公達の戦いの舞台となるのは、謎に満ちた世界。
闇と異形のものを映し出す光で構成された世界では、常識などまったく通用しない。
予測不能な不安感に溢れた舞台は一体どこなのか? そもそも現実なのか?
いつの時代なのかすら全く分からない。


 事件が起きた精神病院に向かっただけの刑事が、異様な世界に巻き込まれて事態が進行する。
監視カメラに映る謎の人物に気絶させられて、気付いたらどこか分からない所へ連れて行かれる。
プレイヤーは襲いかかる恐怖と立ち向かいながら、謎を解き明かすのがサイコブレイクの目的となる。


 舞台は精神病院だけでなく、崩壊した市街地なども用意されている。
市街地までは暗くて狭いという恐怖を味わえるが、市街地に出ることで視野が開ける。
市街地では開放感を感じながらも、それまでは違う種類の恐怖を体験できる。





■三上真司氏が話す純粋なサバイバル・ホラーとは?

 1996年、バイオハザードの誕生によって確立されたサバイバルホラー。
数々のゲームのヒットとともにサバイバルホラーは拡大した…
しかし、それらのゲームはシリーズ化によって
そのクリエイティブの方向性をシフトすることを余儀なくされた。


 2014年現在、本来のサバイバルホラーの価値をみたす商品は市場に存在していない。
サイコブレイクはサバイバルホラーの本来の価値をみたし
これからのサバイバルホラーを牽引する作品となる。



 時代に合わせてサバイバルホラーというジャンルのゲーム性が変わってきた。
今はアクションに寄っていくものだと思うが、そこは避けた。
サバイバルホラーはゲームとして成立させにくい。


 敵を倒す爽快感を優先するのか、ジワリとくる怖さを優先するのか、バランスが難しいジャンル。
本作ではホラーの部分に重心を置いて制作している。
「なんだ、こいつらは?」といった不安や恐怖を味わってもらいたい。
とはいっても、怖いばかりではんくて、物をバンバン破壊したりする快楽も用意してます。



 マシンガンやランチャーなどで敵を一気に倒す爽快感は気持ちはいいが、怖さが薄れてしまう。
ちょっとやそっとでは倒れない敵もいるから、そんな敵と対峙したときに
どうすればいいのかプレイヤーに考えてもらいたい。


 本作では探索する楽しさもあり、廊下を進んでいたはずだが、
気づくと別の世界へ迷い込んでいるような状況もある。
リアルタイムに変化する世界観が、プレイヤーをどんどん追い詰めることになります。
絶望的な状況ではあるが、生き残る可能性は必ずあるのがサバイバルホラーの魅力。


ストーリー攻略

攻略データ

システム・ゲーム内容