フィデル役の声優・石川界人氏のインタビュー
- ■フィデル役の声優『石川界人』氏
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- 第8回声優アワード新人男優勝を受賞
- 『終わりのセラフ』で君月士方役
- 『境界のRINNE』で六道りんね役
スターオーシャン5に出演が決まったときの感想
もともとスターオーシャン4が大好きで、続編の発売をずっと楽しみにしていた。
スターオーシャン5が発売されるだけでも嬉しいのに、
まさか自分が主人公の声を演じることなんて本当に光栄です。
スターオーシャンシリーズに、どういった印象を持っているか?
まず、ストーリーがしっかりしてますよね。
人間関係や感情の動きなども丁寧に描かれていて、ぐいぐい引き込まれていく。
そしてファンタジーでありながら未来感もあり、世界観がすごく広大なのも特徴的ですね。
そのうえで戦闘のテンポがよくて連携などを考えながら戦えるのが面白いです。
やり込み要素も多くて、どっぷりハマれるシリーズだと思っている。
石川さんが演じているフィデルとは、どういったキャラクターか?
資料を拝見した時点では、クールな性格だと思っていた。
ですが台本を詠んでみると、口調は緩やかで実は仲間想いなキャラクターだということが分かった。
このクールな外見とやさしい性格というギャップがフィデルの最大の特徴だと思ったので、
口調は努めて、やさしく聞こえるように演じた。
バトルのかけ声を収録する際に意識したポイントは?
本作に限らずアクションの最中のセリフは、僕自身も実際に体を動かしながら喋るようにしている。
体のどこを動かしているのか、どこに重心を置いてどれだけ力を入れながら喋っているのかを意識している。
フィデルの場合は左半身の装甲で防御しつつ、右手に持った剣で攻撃するアクションが多かったので、
右足に重心を置いて、その状態で剣を振る動きをしながらかけ声を発した。
収録中はかなり動かれるわけですね
めちゃくちゃ動きます。
とくにファンタジー系の作品だと武器を振り回すアクションが多いので、
収録が終わるころには毎回汗だくになっています(笑)
それともう一つ、技名が叫べたのも楽しかった。
僕らの世代の声優って、必殺技がバンバン飛び交うアニメを見て育ってきたので、
技名を叫ぶことへの憧れが強いんですよ。
なので必殺技の収録時はすごく気持ちよくて、いつも以上にテンションが上がりました(笑)
ミキ役の声優・東山奈央氏のインタビュー
- ■ミキ役の声優『東山奈央』氏
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- 『ニセコイ:』で桐崎千棘役
- 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』で由比ヶ浜結衣役
ミキを演じてどうだったか?
こんなに可愛らしいキャラクターを演じることができて本当に嬉しい。
主人公の妹的なポジションですごく愛くるしくて、ついついほっぺたをプニプニしたくなるような、
守ってあげたくなる女の子ですね。
戦闘でも治癒能力でみんなを守りながら戦うところに個性が出ていると思う。
ミキを演じるうえで意識したポイントは?
ミキは自分が生まれ育った村以外、外の世界のことをあまり知らないので、
仲間意識がすごく強いんです。だから困っている人や、自分よりも弱い立場の相手に対しては、
母親のような包容力で守ってあげようとする、全面からやさしさが溢れ出ている女の子。
その一方で、警戒している相手に対しては、強気な態度で立ち向かう意志の強さを持っていて、
一度決めたことは絶対に譲らない頑固な一面もある。
このやさしさと意志の強さの両方が伝わるように、意識して演じたつもりです。
フィデルとの関係はどのように変化していくのか?
幼い頃から兄妹のように育ってきた幼馴染以上の関係なのですが、
ミキとしては、この現状から一歩抜け出したいと考えているんじゃないかなと。
フィデル兄という呼び方にも注目していただくと、感情の変化がわかるかもしれませんよ。
印象的だったシーンはある?
どのキャラクターもメインシナリオでは格好いいのに、
プライベートアクションになると残念なギャップが見えてくるのが面白かった。
男性キャラクター達のやり取りを、恋愛的な視点で観察している女性や、
真面目すぎて痛々しい言動が目立つイケメンといった強烈キャラが次々に出てくるのでお楽しみに!
ちなみにミキは、物凄く食いしん坊キャラという一面があるので、
そのギャップも楽しでいただけると嬉しいです。
小林秀一プロデューサー、あきまんのインタビュー
あきまんに仕事の依頼をした経緯とは?
小林P:
スターオーシャン4では開発側のキャラクターモデル製作を先行して、
後付けでイラスト作成するという方法だったのでキャラクターのイメージがどうしてもブレてた。
なのでスターオーシャン5ではイメージを合わせるため、
開発の初期段階から参加していただこうという話になり、真っ先に候補に挙がったのが『あきまん』だった。
どのように『あきまん』にデザインを注文したのか?
小林P:
ミキだけは開発側がテストデザインを作り、それをベースに『あきまん』らしさを
出していただくという形にした。
それ以外は剣士などの基本的な情報をもとに衣装を含めて全て『あきまん』にデザインをお願いした。
注目してほしいところは、どのキャラクターもカバンを身に着けているんですよ。
あきまん:
登場人物達は旅人なので、装備一式を持って歩くはずだが実際は無理なので、
記号としてカバンを持たせてみた。
リリアのリュックはかわいいですね
ピンク色のリュックには、オニグモとコクトウグモという雲の魔物が描いてある。
スターオーシャン5での人気キャラクターという自分の中での設定です。
小林P:
本作ではメンバーを入れ替えるのではなく、全キャラクターが一緒に行動するので、
後ろ姿や戦闘シーンの見栄えを『あきまん』は気にしていた。
あきまん:
リリアのように小さなキャラクターには目立つ色の服を着せたり、
3Dモデルにすることを想定したデザインをしている。
また魔女のようなフィオーレ・ブルネリにはセクシーさを、ミキは可愛らしさを強調しました。
ミキは素朴そうに見えますが、意外と胸が大きいんですよ(笑)
デザイン時に意識したことは?
あきまん:
フィデルは、個人的な好みから熱血だけどクールなキャラクターにした。
ミキの服はテストデザインでは白かったのですが、村でおしゃれをがんばっている
女の子という感じを出したくて、ピンクとグレーぽくした。
リリアはあまり見たことがないものにするために、チェコなどの民族衣装を参考にしたが、
胸の部分の模様に凝りすぎて考えるのが大変だった(笑)
小林P:
パッと見で人物像が分かり、印象に残るのは『あきまん』ならではだと思います。
感想
動きながら役になりきり、声を収録する声優てのは割りと多い気がするけどどうなんだろう。
石川氏に鉄でできた剣と鎧を装備させて収録してもらえば、
リアルなフィデルの声データが出来上がりそうだなう (´_ゝ`)
ここは三日間野宿してたシーンだから、「石川さん♪ 飯・風呂抜きで収録お願いしまーす♪」とかw
ミキはフィデルとの関係で一歩抜け出したい気持ちなのであれば、
スターオーシャン3のようなベタベタな仲になってしまいそうな予感もするな。
ミキが巨乳なのは、あきまんがおっぱい星人だからなのだろうか?w
最近のあきまんは何やってたんだろ?と調べてみると、ガンダムと連載漫画が多いな。
つーか、あきまんレッド・デッド・リボルバーの開発にも携わっていたのか。
あれって全部ロックスター・ゲームス制作だと思ってたわ。
ここ最近はレッド・デッド・リデンプションの新作の噂を海外で聞くけどどうなんだろ…
そういや前にフリーになってから年収は1000万円ぐらいとか言ってたけど、
あきまんクラスでもそんなもんかと疑問に思ったことがあったわ。
それで経費かかって500万とか言ってたが、一体何にそんなに経費がかかるのやら。
前に寺田克也氏に話を聞いた限りでは、展示会開いていっぱいお客さんが来てボロ儲けとはいかず、
次の展示会の場所代とかの資金になるとか言ってたので、
展示している作品そのものが売れないと厳しかったりするのかなと思ったがどうなんだろ。
値段は屏風サイズの1作品で5万円くらいだったと記憶している。
あきまんはカプコン時代はおそらく給料制だから今ほど貰えていなかったと思うし、
メインキャラデザでやれたスターオーシャン5ではガッツリ稼いだのかな。ムフフ…。
あとスターオーシャン5の開発状況は30%ぐらいらしい。
声の収録はすでに始まっているようだし、発売は案外早かったりするのかな。