■SEGA FES 2018:http://segafes.sega.jp/

2018年4月14日・15日に東京ベルサール秋葉原にて、セガフェス2018が開催されました。当時は動画のライブ配信にて生中継され、いろいろと新作情報の発表だったり、ゲーム実況などを行ってました。

14日の10時30日からは、『すべてのセガファンに感謝をこめて SEGA Fan Meet-Up2018』のイベントが行われ、そこでいろいろと新作情報を発表してました。それについては動画でも拝見できます。

新生SEGA AGESの発表

新生SEGA AGES

まずは新生SEGA AGESを発表。2018年の夏から順次配信予定だという、セガの名作ゲーム全15タイトルを発表してました。ただ昔のゲームをそのまま配信するのではなく、追加要素を含むそうです。それは日本、北米、欧州で同時展開される。

「上から読んでも、下から読んでもセガ・エイジス!」 これって狙ってそうなったのか、たまたまなったのか気になるね。ただ従来の名作を改めて復活させて売る行為については、「ファンのため!」と言いつつも、実際はヒット作が生み出せず、経営状況が振るわない部分をカバーする行為に思える。任天堂がWiiUで失敗した時のように、サード付かずで過去の遺産を持ち出して牽引しようとしたときのように・・・

セガの根強いファンなら、すでにハードやゲームをセットで所持しているものと思われる。それだと購入してもらえなくなるので、追加要素を含めて販売する展開なのでしょう。なんだか観ていて複雑な気分だな。新しいゲームを生み出せなくなった経営力・方針というか・・・

PS4のシェンムー1&2の発表

PS4のシェンムー1&2

次はPS4版のシェンムー1&2の発表。2018年に発売する予定なのだとか。シェンムーはドリームキャストで発売されたゲームです。現在は別会社のYS NET・鈴木裕氏がシェンムー3を制作しているので、それに合わせてシェンムー1&2を改めて発売する見込みなのでしょう。

著作的な権利はセガが所持しているので、シェンムーの生みの親・鈴木裕氏が勝手にリマスターを発売できるはずもなく、セガがそこに気を利かせて発表したんだと思う。プロジェクトに関与しているセガ・ヨーロッパのジョン氏が登壇して、シェンムー1&2をアピールしてました。

メガドライブ ミニ(仮称)の発表

復刻版のメガドライブ

続いてはメガドライブ ミニ(仮)の発表をしていた。つーか、少し前に産経新聞で復刻版メガドライブ情報を発表してたけど、あれってリーク情報だったのかと・・・

一体どこそこから情報漏れが発生しているのか気になるところですが、メガドライブのミニって、数年前に任天堂が発表したミニ・ファミコンに合わせてセガもやり出した感が強いなw
ちゃっかりと、そこに乗っかろうとするセガ! スティーブ・ジョブズ氏のように格好よくポケットから取り出したかったようだが、サイズ的に無理っぽかったようだw

新サクラ大戦(仮題)の発表

新サクラ大戦

最後は新サクラ大戦(仮題)の発表。サクラ大戦はセガ・サターンで発売されたゲームです。サクラ大戦シリーズはそこそこ売れてて人気はあったけど、ドリームキャストのハード戦争の失敗と共に消え去ったシリーズといった感じだったような・・・

サクラ大戦のDNAを受け継ぐ完全新作が発売するそうな。大正29年の帝都・東京、舞台背景はこれまでの流れ通りだな。当時はアニメの要素とゲームがうまく絡み合って良作でしたが、ただ今プレイすると面白いと感じるかはやや疑問だね。バトルがフロントミッションのようなターン制シミュレーション形式なので、さすがに今では古臭いか・・・

当時はプロデューサーの広井王子氏、キャラクターの藤島康介氏、脚本のあかほりさとる氏と、いろいろと豪華なメンバーで作ってたという印象があたっけど、彼らはまた制作メンバーとして加わるんだろうか?

藤島氏は嫁ねこむとの結婚で荒れて印象を悪くしてしまったところがあるけど、広井氏やあかほり氏は最近何やってんだろ!? 広井氏は去年辺りに小島秀夫監督と、あーだこーだと対談してた記憶がある。新サクラ大戦に関わる気があるんだろうか?

セガフェス2018の感想

セガゲームス会長・里見治紀

全体的に、会長の里見治紀氏の緊張感がただよう発表会だった(笑)
ジェスチャーとか喋りとかを観察すると、めっちゃ上がってた感じだったし、まだ場馴れしていないんだなと。ソワソワとした焦りを感じます。そういった点は名越監督なんかは、いつも落ち着いているので学んだほうがいいかもしれないw

ただ時折面白いこと言う人だな。人気総選挙で3位にランクインしたはずのバーチャロンが、人気の割には新作が思ったほど売れなかったようで「今すぐ買え!」とかワロタw
堅苦しい話しより、そっち寄りの会話のほうが向いてる人だと思ったわ。ただ立場上、実況寄りでやってしまうとアレなので難しいポジションですね。

つーかバーチャロンは、ラノベとコラボした時点で間違いとは思わなかったんだろうか・・・。おそらくファンは正常進化したバーチャロンを望んでいたんだと思うんですよ。「何でもいいから、とにかく発売しちまえ!」というのは、ファン層を枯らす原因になる。最近発売した北斗が如くにしてもなんか違うね。そこらの意識のズレを感じる今日この頃かな~