ソニーが2014年5月14日に2013年度の連結業績説明会を行った。
2014年3月期、連結業績の純損益が1284億円の赤字になると発表した。
2015年3月期についても500億円の赤字になると見通し。
⇒日経:http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASFL140SL_14052014000000
⇒ソニー音声+資料:http://www.irwebcasting.com/20140514/1/de5d04afee/mov/main/index.html

 PS4が700万台の売り上げでソニーは絶好調かと思いきや赤字だったのか・・・
PS4が順調だったが為替の円安の影響が大きい。PS3においては想定以上に台数が落ち込んだ。
一応、PS4の新プラットフォームの立ち上げの年としては良いスタートだったらしい。
原因はパソコン事業の撤退費用の構造改革費用が重荷になったようだ。

 エレクトロニクス事業(電気)はコスト構造を変える取り組みが遅れた。
スマホやテレビは中国・韓国勢との価格下落争いになりやすいが、
スマホでは携帯電話会社、ゲームではソフト会社との関係をしっかりして
経営の安定度を増したいと述べ、スマホ販売は5000万台目標にしているのだとか。

 任天堂はWiiUの売り上げ不振により464億円の赤字だったようで、
今後はゲームを海外市場へ展開、ポケモンのリメイク、WiiUのマリオカート8&スマブラ、
WiiUパッドの高速起動化、スマートデバイスの活用、キャラクターIDの活用で活路を見出そうとしている。
⇒任天堂2014年5月8日 決算会:http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/index.html

 キャラクターIPの積極的な活用とNFC機能を埋め込んだフィギュア群を展開というのが
少し分かりづらいが、一言でいうと『スカイランダーズ』のようなものだと思う。
海外の方ではかなり売れている商品で、あれを任天堂のキャラでやろうとしているのだろう。
そのままマネして海外で売れば、任天堂のコア層に受け入れられそうですからね。

 まあ、据置きゲーム機はどこも先行きが暗いですね・・・
PS4は海外で売れている分まだマシかと思うが、ソフトは海外からローカライズしたものばかりなので
日本でPS4が売れるようになるには、まだまだ時間がかかりそうだ。
未発売ソフトが多すぎるので、流れを読むと今年一杯は洋ゲー路線な展開になるかもしれない。

 今の日本ゲームを観察すると、キッズとパンチラ萌えを対象としたゲームばっかなのでw
私的には土俵が合いそうにない・・・
PS4路線で続けるなら今年は海外進出の年だろうか。
そしたら海外で暴れて何がしらを吸収して学ぶのも此れまた一興か。