2015年3月12日に発売した龍が如く0 誓いの場所のレビュー
セガの龍が如くスタジオが開発した龍が如く0の感想。
以下は難易度レジェンドのトロフィーは獲得していないが、大体200時間以上はやり込んだかと思います。
メインストーリー、サブストーリー、ミニゲームのコンプリートなど大体そのくらいのレビューです。

■Good評価

  • 人物の表情などリアルに再現されており、感情が通っている
  • ストーリーが割りと面白かった
  • 神室町や蒼天堀のリアルな街並みの作り込みが良かった
  • オープニングムービーとバブルの曲がマッチしてた

 
PS4でプレイしてたが、肌の質感だったり、フェイスモーションがリアルだった。
リアルでドラマチックなキャラクターとなると、きちんとした作り込みが求められるもんだが、
声と顔の微妙な表情がうまく噛み合っていてクオリティーが高かった。
龍が如くのストーリーはムービーが基本的に多いが、リアルタイムレンダリングムービーの荒もあまりない。

龍が如くシリーズのナンバリングを眺めると、最後のシーンとか、どこか微妙さが残る内容だったりするが、
今回はうまくまとまっていた印象を受けた。
登場キャストはそれほど多くもないが、いきなり第1章で久瀬が負けだしたりと大きく展開が動き、
第8章からは予想外の展開が起こってみたりと退屈せずに済んだ感がある。

尾田純のビジネスマナーなど日常的な内容においても、
桐生が取引相手に逆さまに名刺を渡して尾田に叱られて頭を引っ叩かれたりと、
あんまりストーリーに深く関与した部分ではないカットシーンなどが面白く、
共感するユーザーは多いのではないだろうか。サブストーリーも面白いやつは面白かった。

 
舞台に関しては、さらにリアルに作りこまれた感がある。
例えば雨が降って水たまりになっている地面の反射など、高い処理能力が求められるもんだが、
そういった部分がよりリアリティーな街並みに仕上がっている。
全体的に夜はスペキュラの値が少し高くないか?な気するが、80年代の雰囲気が感じ取れる作り込みだった。

ポケットサーキットはサブストーリー絡みで一種のサブストーリーとは少し違う、
アナザードラマのように連番になっており、ミニゲーム+ドラマちっくで面白かった。
全体的にプレイスポットはコンプリートしやすくなったとは思うが、でもまだマゾいやつは少しあるな~
面白いかどうかはともかく、無料アプリPSVで前もってコンプリートできる点においては良かった。

■Bad評価

  • ストーリーだけだと短すぎる
  • レトロゲーとか別にプレイしたいとは思わなかった・・・
  • キャットファイトが基本連打ゲーでつまらない・・・
  • 小さい設定に不満が残る(バランスが悪い)

 
メインストーリーは相変わらず短めですね・・・。
サブストーリーやらシノギ、プレイスポットを遊びながらプレイすれば長い時間プレイすることになるが、
メインストーリーだけを先に終わらすプレイスタイルだと短いボリュームです。
基本はムービーゲーに近いので、中盤~後半の章はもの凄いスピードで攻略できるようになってます。

ミニゲームはレトロゲームが少し多いかな・・・。
それをプレイして80年代の気分を味わってくれ!というスタッフの思いなんでしょうが、
別にレトロゲームはあまりプレイしたいと思わない派なので、当時の面白かったという良い記憶だけ
残しておきたかった。今やると理不尽なゲーム仕様だなと思うばかりで面白さはあまり感じなかった。

キャットファイトはジャンケンと連打ゲームだとは思っていなかった・・・。
エロさを強く披露したかったのだと思うが、連打ゲームは基本的に疲れるので別の仕様がいい。
欲を言えば普通のプロレスゲームのように操作できれば良かったが、
予想を当てるだけの退屈な内容だったのでガッカリした。

 
小さい設定に不満を感じたのは、例えばドリームマシンで購入したとすると、
アイテム名が表示されたかと思ったら、すぐにダイアログボックが強制的に消えるなど。
サブストーリーはナンバーを確認したい場合は、メニュー一覧にナンバーまでは記載されていない。
武具探索のポケベルアイコンは、毎度メニューでお知らせを見ないと消せない。

テレホンカードは、いちいちAから集めろとか面倒な仕様だと思った。
テレクラは一度登場したことのなる女が、何度も何度も登場してコンプリートの際にウザかった・・・。
伝説スタイルのボタンチャージ長押しで習得がダルい・・・。
麻雀の一気通貫は出にくいつーの!などなど小さい設定に不満があった。

一部のサブストーリーでは、次章にまたがって発生するタイプが嫌だった。
あれ?コレいつになったら次のイベント発生するんだ?
など不安要素を引き継いだままプレイすることになるので、
サブストーリーはその章ごとに完結するタイプであってほしかった。

 
■総合評価
龍が如く維新ではどこか劣化してきたかな・・・という悪い一面が見え隠れする仕様だったが、
今回の龍が如く0のデキは、まずPVの作りからして良くできていた。
久瀬がしつこすぎる面があるものの、ストーリーに関しても今作は面白いデキだった。
良くも悪くも龍が如くかな。あとは新しい斬新な何かがあれば最高だったかもね。

個人的には李がニュースを見ているときに真島が整体院に入って来て李が驚くシーンだったり、
ポケサーでコースアウトして桐生が「うわぁぁぁ!」と残念がるシーンなど、
割りとどうでもいいシーンに笑ってしまったw
ムービーやらフェイスモーションは、ホントよくできてるなと関心するものがある。

今作は龍が如く0はシリーズの原点作なので、これまでのストーリーはまったく知らずとも楽しめる
万人向けの内容かと思います。
子供な方より大人な方がプレイすると、龍が如くの良さを感じ取れる内容かな。
小さい不満は残るが、全体的に面白かったのでオススメはしておきますよ~