2016年8月25日よりPS4でTHE KING OF FIGHTERS XIV(KOF14)が発売しますが、7月20日よりPS storeにて無料体験版が配信されました。早速ダウンロードしてプレイしてみたが、操作できるキャラクターは7キャラで、オフゲーモードとトレーニングモードが用意されてあった。オンライン対戦はプレイできなかった。

使用できるキャラクターは、草薙京、八神庵、不知火舞、シュンエイ、シルヴィ・ポーラ・ポーラ、キング・オブ・ダイナソー、ネルソンの7名。製品版では50名の3D化されたキャラクターを操作できます。

キングオブファイターズ14のキャラクター選択シーン

とりあえず手始めにチュートリアル、そしてトレーニングをプレイしながらモーションや技を確認しながらプレイしてみたが、ぶっちゃけな感想は「2時間くらいプレイしたらもう飽きたわ・・・」の一言かな。「これ売上爆死するんじゃね?」とも思った・・・

まずドットゲームの頃のKOFとは違って動きが全体的に重い。ダッシュ→小ジャンプからの攻撃は出しづらく、動作はモッサリしている。そして基本的な波動拳の入力系の技が出にくいと思った。コマンドを入力して、数フレーム前身した後にボタンを押すと出る感じかな~


kof14戦いの様子

ストリートファイターシリーズと比較すると、ネオジオ系の格闘ゲームはキャンセル読み込み時間が長いので遊びやすかったという印象があったが、今のカプコンが作るゲームのようにキャンセル時間が短くなった。例えば京なんかは立ち強Pパンチは二段ヒットするが、一段目がヒットした時に入力しないとキャンセル技は繋がらなかったので、入力時間はシビアになったといえる。

手触りがネオジオのゲームでなかったのが一番残念だった部分だ。なぜか3D化するとリアルモーションにこだわりたいのか? ゲームとして遊びやすかったものが損なわれる面がありますね・・・

kof14

背景のグラフィックは綺麗になったが、ポリゴンのキャラクターはどこか薄っぺらい。テクスチャーを貼ってすらいないかのような塩化ビニール製のキャラぽくにも見えるし、今のハードのリアリティーさで表現している訳でもない。

システム的にはこれまでの操作に、ゲージ3本で発動できるクライマックス超必殺技や、弱キック+強パンチを押してゲージを消費中に、弱パンチ連打で自動で繋がるコンボ技などもありました。それについてはペルソナの格ゲーを思わせるような操作感でしたが、技が繋がってもどうも気持ち良さが足りない・・・

 

全体的な感想

キングオブファイターズ14の庵の勝ちシーン

とりあえずストリートファイター4のように、キングオブファイターズを3D化に対応させた!といったような雰囲気がした。クライマックス超必殺技になるとキャラクターがアップになり大技を繰り出す感じで、もともとあった必殺技はゲージ1本を消費して使う流れです。必殺技に対してもキャンセル技が適用されているので、そこから超必殺技へと繋げたりすることもできる。

草薙京や八神庵は相変わらず多彩な動きができるけど、不知火舞なんかは餓狼伝説2の頃から技がサッパリ進化しているところがないな・・・。

まあKOFをずっと続けてきた人からすれば、そこそこ面白いのかなと思うかもしれないが、新規ユーザーを取り込んだ内容になっている感じではなかった。よって格ゲーが廃れる原因に歯止めがかかるゲームでもなかったし、何か新しさを感じるところもなかった。いつもの格ゲーだなと思うばかりで、お腹いっぱいになるのが早いゲームでした。