レベルファイブ新作発表会 VISION 2016 -NEW HEROES-

2016年7月27日15時30分より、レベルファイブがユーチューブやニコニコ生放送で新作ゲームの発表会を行った。世界最速のレベルファイブ新作情報なのだとか。クロスメディアプロジェクトと呼ばれるゲーム+玩具やアニメなどと連動したビジネスモデルを発表してました。

 

オトメ勇者

  • ジャンル:二人の愛で世界を救うRPG
  • 機種:iOS、Android
  • 配信日:今冬予定
  • 公式:http://www.otome-yusha.jp/

オトメ勇者のキャラクターデザインは倉花千夏氏。アニメーション制作はA-1 Pictures。24名の男達(スレイヤー)が魔王を討伐するRPG。アニメや書籍とのクロスメディア戦略で展開されていくゲームだそうです。

まあ女性向けゲームだな。バトルは3人のスレイヤーをチームで組んで開始し、オートで進むリアルタイム制の内容。早く魔物を倒してゴールすることが勝利条件になる。スレイヤーの親密度を上げる育成要素ぽいシステムもある。

 

レディレイトン 富豪王アリアドネの陰謀

  • ジャンル:ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー
  • 機種:iOS、Android、ニンテンドー3DS
  • 発売日:2017年春予定
  • 公式:http://www.layton.jp/lady-layton/

主人公はレイトン教授の娘のカトリーエイル・レイトンが主人公の謎解きゲーム。その他キャストが紹介されました。

  • シャーロ(声優:役所広司)
    カトリーの犬の助手。他人には聞こえないが言葉を喋れる。
  • ノア・モントール(声優:坂口健太郎)
    カトリーの助手であるさえない若者。カトリーからは「ノアくん」と呼ばれている。
  • ジェラルディン・ロイヤー(声優:黒木メイサ)
    ロンドンでは天才分析官と呼ばれる一流のプロファイラー。カトリーをライバル視している。

ナゾ開発は岩波邦明氏によるもの。レイトン教授もいつの間か親父になってたのか・・・。そういえば初期の頃に発表したレイトン7はどうなったんだろ・・・。スマホゲーでただの人狼ゲーム化してしまったのは残念でしかなかったが、別のタイトル名で初期の頃のレイトン7を発売してほしいところだな~

 

妖怪ウォッチシリーズ

『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』は、2016年12月17日から上映される。そのメイキング映像が公開された。実写とアニメの融合を目指した映画なのだとか。

『妖怪ウォッチ for スマートフォン』はスマホアプリ。ニンテンドー3DS版の妖怪ウォッチをベースに改良されたゲームで、ネットにも対応予定。

妖怪大辞典は、妖怪ウォッチがクイズRPGなった。クイズバトルに勝利して妖怪情報を集める内容。妖怪を仲間にしてレベル上げ要素などもある。最終的には大辞典のコンプリートゲーム。

『妖怪ウォッチ ゲラポリズム』は妖怪ウォッチ版のよくある音ゲー。楽曲を選びリズムに合わせてステージを攻略していくゲーム。ステージをクリアしていくとステージが増えていく。

 

タイムボカン24

タイムボカン24は、タツノコプロのアニメ『タイムボカン』シリーズの最新作。ゲームというよりアニメだが、レベルファイブも企画、キャラクター・メカ原案制作に関わっている。読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで10月より放送されるそうです。

『タイムボカン』シリーズといえば、ファイナルファンタジーシリーズのキャラクター、モンスター、イメージ画を担当していた天野喜孝氏を連想するが、直接関わっているかは怪しい。旧キャラも登場するかどうかは謎。

 

スナックワールド

  • ジャンル:クロスメディアプロジェクト/RPG
  • iOS、Android:2017年4月予定
  • 3DS:2017年7月予定
  • 公式:http://www.snack-world.jp/

スナックワールドは、『ジャラ』と呼ばれるタカラトミーの玩具と連動したゲーム。ジャラにはNFCチップが内蔵されており、3DSに近づけると宝の地図が出現して、特別なクエストが発生したり、アイテム販売価格が割引するなどのイベントが起こる。

2017年4月からはテレビ東京系でTVアニメが開始され、今冬には漫画・月刊コロコロコミックでも連載が開始される。また全国東宝系で映画も公開されていく。

 

イナズマイレブン アレスの天秤

  • ジャンル:クロスメディアプロジェクト/収集・育成サッカーRPG
  • 機種:未定
  • 公式:http://www.inazuma.jp/ares/

イナズマイレブン アレスの天秤は、イナズマイレブン第7弾。TVアニメ・インターネット配信が2017年夏より配信される。

ゲームの方はイレブンバンドというNFCチップが内蔵された玩具と連動しており、万歩計のような、はたまたポケモンGOのような感じでパワーを選手へ引き継ぐことができる。

ゲームの舞台はイナズマイレブン1作目でフットボールフロンティア優勝後の世界で、宇宙人を名乗るものたちがやってこなかったパラレルワールドの世界。過去キャラも少し違った感じで登場する。

 

メガトン級ムサシ

メガトン級ムサシは昭和風の熱血ロボットもので、ゲームとアニメと玩具で展開する商品。発表会ではメガトン級ムサシのアニメが放送され、ロボのムサシは超合金制で発売されるのだという。ムサシ1号機~3号機を合体させれるロボ。

ゲーム画面の方はさっぱり公開されなかったが、NFCチップが埋め込まれていそうなカード(歌メモリー)なども販売されるようで、歌コンにセッティングすると音楽とか変えれるとか言ってた。尚、メガトン級ムサシは週間少年ジャンプともメディア展開される。

 

感想

全体的にキッズ向けゲームばっかだな。妖怪ウォッチが大ヒットしてからは、レベルファイブは完全にキッズ向け商売に切り替えた感じですね。

前にもレベルファイブ独自の発表会が行われたが、結局経営が成功したのは妖怪ウォッチシリーズとかイナズマイレブンだけで他はうまいこといかなかったし、クロスメディアプロジェクト方式による新規IPで挑戦する気なのだろう。

アニメや玩具を絡めたビジネス展開なので、失敗すると赤字がガッツリ積もりそうなのが怖そうだ。イレブンバンドなんかを見ると、任天堂の健康ブーム的な流れにちゃっかり乗っかろうとしているのが、日野社長の表情から感じ取れたw

妖怪ウォッチもだいぶ売れなくなってきたし、飽きられる前にスマホの新商品で繋げたいのだろう・・・。キッズらが果たしてこれらの新作に飛びつくかどうか動向が気になる。

とりあえず今のレベルファイブは妖怪ウォッチやイナズマイレブンを継続しつつ、キッズ向け新作といった流れだな。市場を気にする日野氏が、白騎士物語とかPS4でゲームを作るとはまず思えん・・・。二ノ国の新作もいつだったか発表してたが開発は保留されてそうだな~