2017年2月9日~2月12日に、UBIのFor Honor(フォーオナー)のオープンベータが配信された。以下はベータ版の攻略内容です。製品版は2017年2月16日にプレイステーション4、Xbox One、PC用ソフトで発売されます。
操作方法は至ってシンプルで、格ゲーのようなコマンド入力の難しさはない。全体的に読み合いゲーであり、動体視力や反射神経の方が重視されるアクションゲームです。
For Honorのマルチプレイモードの解説
マルチプレイは以下のモードが用意され、勢力はある一定時間毎に勢力が上がり下がりする仕様だった。土地がどんどん拡大・縮小していく感じ。変化するタイミングはラウンド毎にわかれていたが、最終的に所属している勢力が勝つと何になるのかは不明だった。
各マルチプレイモードで勝ち星というかスコアを稼ぐと、同じ勢力の属するプレイヤーと加算され、サーバーにスコアが換算されているのだと思う。そして合計値により、土地の支配図が刻々と変化していくのかと。
あとマルチプレイでは対戦相手が居ない場合、もしくはプレイヤーが途中抜けした場合はAIキャラクターに切り替わります。
エリミネーション
4対4でプレイヤー同士、またはプレイヤー対AIで対戦ができるチームデスマッチです。一度敵に殺されるとリスポーンしないので、味方に蘇生してもらえば体力全回復で復活する。
蘇生の仕方は、十字アイコンが出ている死んだ仲間の近くで○長押し。蘇生できる時間は限られているので、それまでに蘇生できないとガイコツアイコンに変化して蘇生不可になる。
攻略ポイントは、敵が複数いるようなら逃げること。そして仲間と合流して戦うことを心がけた方がいい。もしくは敵を相手にせずに、マップ内には攻撃力や防御力、HP回復アイテムが設置されているので、入手しながら戦うのがポイントになってきます。一度回収したアイテムは一定時間で復活する。収集方法はアイテム上のサークル内で、1秒くらい立ち止まれば獲得できる。
ドミニオン
4対4でプレイヤー同士、またはプレイヤー対AIで対戦ができる。A、B、Cのゾーンを占領します。FPSでよくあるゾーン占領ルールと一緒。敵を倒しながら先に1000ポイント獲得し、敵チームを撃破する内容。ゾーンの占領の仕方は、そのゾーン内にいる敵を排除して、しばらくそのゾーン内に居とどまれば5秒ぐらいで占領できます。制圧が完了すれば自軍の色に変化し、100ポイント獲得する。
HPを回復させたい場合は、自軍が占領したゾーン内にいれば回復する。ただし中央の雑魚共が群れているゾーン内ではHPは回復しない。リスポーンは死んでから一定時間経過するとスタート地点から再会される。もちろん蘇生も可能。
デュエル&ブロウル
デュエルは1対1でプレイヤーかAIと戦えるデスマッチ。ブロウルは2対2で戦うデスマッチ。全5ラウンドで、3ラウンド先取した方が勝ちになる。
バトルの操作方法
- 左スティック:キャラクターの移動、押し込みでダッシュ移動
- 右スティック:ガード方向(上、左、右)、押し込みでカメラリセット
- 方向キー:戦技発動(上下左右ボタン)
- R1:弱攻撃
- R2:強攻撃
- ×:回避(ステップ)
- □:投げ(ガード崩し)
- ○:強攻撃キャンセル(フェイントに使える)
- △:エモート(勝利のポーズなど)、反撃モード
- L2:ガードモード(敵をターゲットする)
- L1:テンプレートチャット(または蘇生の要求テキストを送る)
- タッチパネル:現在の敵・味方のスコア表示など
戦技は一言でいえば、キャラクター毎に設定されている固有スキル。ある程度時間が経過すると使えるようになる。またレベルが上がれば戦技がアンロックされる仕様。またFor Honorではコンボ技などは『ムーブ』と呼んでいる。
敵が複数いる場合、現在ターゲットしている敵とは別の敵をターゲットする場合は、L2長押し中に、L2をちょっとだけ離して、再度L2長押しで切り換えれる。
反撃モードはひたすら敵の攻撃をガードすれば、画面左下のゲージが溜まるので、満タンになったら△をおせば、ヒーロー毎に設定されている反撃技が一定時間だけ発動する。
攻撃したり、ステップしたりするとスタミナゲージが消耗する。スタミナゲージが空になると、一応攻撃やガードは可能だが、攻撃は単発攻撃になり、画面が少しモノクロ気味になる。スタミナゲージは何もしないで状態であれば徐々に回復していく。
ガードは敵が攻撃してくる方向に合わせて、右スティックを動かして方向を合わせれば、あとはオートでガードしてくれる仕様。相手が攻撃してきたときにがガードする手前で、ガードカーソルが赤色に点滅したときに強攻撃を押せばパリィが発動して攻撃を弾いてくれる。
敵が投げ技をしてきた時に、こちらも□ボタンを押せば投げ抜けができる。□を押すタイミングは赤色の盾アイコンがガード枠に一瞬だけ表示されます。タイミングは結構シビア。
For Honor(フォーオナー)のキャラクター・ヒーローの強さの解説
初日の接続時間にプレイしてやり込んだ結果、だいたいキャラクターの強さくらいは計り得たかと。まずヒーローは3勢力(ナイト、ヴァイキング、侍)に分けられ、以下のキャラクターが存在している。
- ウォーデン:剣装備でバランスのとれたヴァンガード
- コンカラー:盾を装備してモーニングスターで攻撃するヘビー
- ピースキーパー:高速移動と二刀短剣で高速攻撃ができるアサシン
■ヴァイキング
- レイダー:HPも多く、両手斧を装備手した威力が高いヴァンガード
- ウォーロード:盾と剣を装備した防御型寄りのヘビー
- バーサーカー:片手斧2刀を装備した火力の高いアサシン
■侍
- 剣聖:リーチの長い太刀を装備したヴァンガード
- 野武士:リーチの長い薙刀を装備したハイブリッド
- 大蛇:剣聖よりもリーチの短い太刀を装備したアサシン
ヴァンガード、ヘビー、アサシンタイプについて
種類は大きく分けるとヴァンガード、ヘビー、アサシンタイプに分けられる。ヴァンガードは攻防がバランスのとれたヒーローです。ヘビーはパワータイプでガードを弾くような攻撃を繰り出したりもする。アサシンは素早い動きと攻撃で戦う手数タイプでカウンターも得意としている。
盾を装備しているヒーローに限り、ヘビーの重たい攻撃もガードすることができるが攻め手に欠ける印象がある。アサシンタイプは動きが軽いので使いやすく感じるかもしれないが、強攻撃などをガードできないものも多いので回避行動でどうにかするしかない欠点がある。
どれが強いのか?最強なのか?
とくにどれが最強というのはいない気がした。1対1の対決であれば厳密にはヒーローの苦手・得意とした組み合わせがあるので、何ともいえないのが現状。
ただ、強キャラだなと感じたのはウォーデン、ピースキーパー、野武士など。
ウォーデンは弱斬りがヒットすれば連続で2回弱斬りをヒットできる点が強いと感じた。防御はじっくりと相手の攻撃を見据えて、隙を突いて弱斬りを入れていく感じ。たまには弱斬りからタックルを混ぜて落下を狙ったり、弱斬りでガードの揺さぶりをかけれるのは使いやすい。攻防バランスがとれてるので、どのヒーローを相手にしても戦えるのは強みです。
ピースキーパーはまず移動速度が早いので蘇生役にもいい。横ステップからR2→R1が強い。R1+R2の二回攻撃のスピードも早く読みづらい。前ステップからのR2の奇襲もまざながら敵の懐へ入り込み、あとは素早い弱攻撃で切り込みまくれば、敵に何もさせずに倒せたりできるのが強みだ。斬る動作が早いので、敵の攻撃動作を潰してキャンセルできる感じです。
野武士は初心者潰しには持って来いのヒーローだった。技の一部には敵を毒状態にできる突きがあるのでそれをヒットさせたら、あとは弱攻撃をペチペチと中間距離から攻撃したり、R1→□のキックで敵との間合いを突き放したりして、自分の有利な間合いをキープしながら戦うと強い。
毒攻撃はじわじわと体力が減るが強攻撃並のダメージになはる。弱コンボが3連は繋がりやすいのも強みだ。武器リーチは長いし、初心者は攻撃できずに終わるパターンが多かった。ただしアサシンのような攻撃の手数が早いヒーロー相手だと、懐に一度入り込まれると脆い面がある。
複数の敵相手はどう戦うべきか?
4対4のデスマッチを行うと1対3など味方が木端微塵に敗退し、蘇生で味方を救えるどころではない状況になることは多いかと思う。一度に複数の敵を相手にして勝てるゲームでもないので、逆転勝ちは難しいが一つだけ可能なのは、敵を高所から落下させて倒す手段をやればいい。
高所から敵を落とせば一撃で倒せるので逆転勝ちの可能性は微妙にある。□で相手を掴み、投げる方向キーを入力しながら□で投げ押しできる。ヒーローによって投げる距離が短いが、レイダーなんかは距離が長いので結構嫌らしい攻撃です。
フォーオナーをプレイした感想
フォーオナーをプレイした感想は、結論から言えば自分は「つまらなかった」と感じた。まず面白いか、面白くないかの差ではなく、普通にゲームをプレイすらできなかった。あまりにもサーバーがクソだったため萎えた感じです。製品版はやりません・・・
マッチングはやけに遅いし、マッチングされたとしてもいろんな番号付きのエラーで何度も落とされる始末。サーバーの負荷テストでもしてんのかなと海外公式サイトを見ても告知もないし、公式ツイッターは荒れてるだけで、海外在住者でも普通にサーバーへ接続できないようだ。
ゲームをプレイしている時間より、マッチングを待つ時間の方が長い。ベータ版は300万人の参加者になったとか発表してたが、もうサーバーはパンク状態で壊滅状態。初日でサーバーの空きが足りずゲームを開始できないと表示されてたくらいだし、もはやテストどころではないな。
ゲームバトルは全体的に動作がモッサリしていて、爽快感のあるアクションに仕上がっていないので自分にはまったく合わなかった。面白みが薄く、駆け引きの底も浅い。素早い動きやテクニックを駆使して二人がかりの相手を仕留めるとかまず無いし、初心者と上級者の腕前の差が開きにくいゲームでもあった。
この手のゲームは、こちらが攻撃している所を第3者に攻撃されればそれまでだね。なんかプレイヤーを相手にするより、BOTを相手にしてた方が手強かったのもなあ・・・。BOTは結構強めに設定されてます。
For Honorは新規IPだし期待はしてたが「これじゃない!」の結論が出た。これなら格ゲーを遊んでた方がよっぽど面白いかと・・・。フォーオナーを発売するなら、まずサーバー増設でもしないとユーザーにめっちゃ叱られると思うわ。