ストーリー

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桐生一馬と真島吾朗の若かりし頃のストーリー

今作の龍が如く0のストーリーは1988年のバブル期を描いている。
主人公は桐生一馬真島吾朗に分かれており、龍が如く1の時代よりさらに前の
ルーツともなる若き日の生き様が描かれてます。


龍が如くシリーズの桐生一馬といえば冷静でどこか落ち着いた風格が見られ、
真島吾朗は型破りでヤンチャなところが見られるが、龍が如く0ではまったく真逆であり、
桐生一馬の方がヤンチャで、真島吾朗の方が人間的にデキてます。


なぜ彼らの性格が龍が如く1から逆転してしまっているのか?については、
龍が如く0のストーリーを最後までプレイすると理解できる作りになっている。
桐生はまだ駆け出しの東城会・堂島組の下っ端ヤクザで、真島吾朗は東城会を罰で追い出されて
蒼天堀で監視されながらキャバレーを経営する支配人をやっている。カラの一坪を巡った物語です。


  • 序章1
  • 序章2
  • 序章3

1988年12月。本格的に到来した寒波に日本中の人々が震える中、
東京にある四方わずか400mの”空間”だけは、
まるで別世界であるかのように人々の熱気で満ちていた。


東洋一の歓楽街、神室町。スーツに靴、バッグ、腕時計……
数十万はくだらない高級ブランド品をふだん着感覚で身にまとう人々。
陽気で楽観的な時代。欲しいものは何でも手に入る、誰もがそう思っていた。


だが、金がすべてを支配するこの街で、
金をいくら積んでも手に入らないものがあることを、男たちは知っていた。
それは一分の隙もなくコンクリートで埋め尽くされた街に偶然生まれた、
たった一坪の空き地だった……。



そのころ、神室町界隅の裏社会では、とあるプロジェクトの利権を巡り、
水面下で熾烈な争いが始まろうとしていた。
神室町21世紀再開発計画”。それが、その巨大利権の正体だ。


数万を超える遊興施設に飲食店、風俗店がひしめく一大歓楽街に突如沸き起こった再開発計画。
それは、これまで街を牛耳ってきた権力者たちの、スクラップアンドビルドであった……。


巨大商業施設・ミレニアムタワー建設のために必要な土地の
最後の1ピースを誰が用意できるのか?
神室町の次の支配者を決めるための闘いが幕をあける。

金に溢れる欲望の時代を謳歌するの人間たち。
その上がりを搾り取って、さらにその先の利権を狙うの男たち……。
表と裏、白と黒が奇跡のバランスで交じり合う神室町という空間。
その片隅に、まだ白にも黒にもなりきれない、中途半端な若者の姿があった。


東城会直系堂島組若衆・桐生一馬。二十歳。


腕は立つが愛想はない。他人をだます知恵もない。
暴力と金。ふたつのが必要とされる裏社会で器用に立ち回ることができない若者は、
その日も人目のつかない路地裏で借金取りのバイトをして食いつないでいた。



何が欲しいのかもわからない。
未来に描く夢もない。
欲望に満ちた時代の流れに取り残されたかのように
フラフラと街をさまよう若き極道。それが桐生一馬という男だった。


だが、桐生が借金を取り立てたその晩、事件は起こってしまう……。
神室町の中心、ビルの隙間にあるたった一坪の空き地、
通称”カラの一坪”で起こる殺人事件。


容疑者のひとりとなった桐生は、突如権力を狙う男たちの欲望の渦へと引きずり込まれていく。
その裏に東城会、そして堂島組を巡る、
とてつもない陰謀が隠されていることなど、知るはずもなく……。

神室町に不穏な影が落ちる中、
関西のある一角が神室町と見紛うほどの熱量を放っていた。
西の大歓楽街、大阪・蒼天堀
この街もまた、時代の熱に浮かされた人々で溢れ、道々は華やかなネオンに彩られていた。


だが神室町に東城会というがあるように蒼天堀もまた、
西日本最大の極道組織・近江連合という強大なの勢力が存在した。



そんな街で夜の帝王と呼ばれる男がいる。
閉店寸前のキャバレークラブを一躍蒼天堀NO.1の人気店に押し上げた遣り手支配人。
キャバレー『グランド』の支配人・真島吾朗、二十四歳。


洗練された身のこなし、「お客様は神様です」と言い切る異常なまでの献身……。
まばゆい光の中を颯爽と行くその姿は、
金と名誉、すべてを手にした時代の寵児そのものだった。


だがそれは彼にとって偽りの姿に過ぎなかった。
真島が表舞台で生きなければならない本当の理由、
それはかつて犯した裏切りへの罰だった……



身をおいていた組の命に背き、苛烈な拷問を経たのち極道社会を追放された落伍者。
極道として生きることすら許されない男に与えられたは、
蒼天堀という巨大なの中で、監視されながら生きつづけ金を稼ぎだすこと……
真島は刑務所に入った親友の帰りを待つため、
罰を受け入れながら極道への復帰をひたすらに待っていた。


そんなある日、真島に檻から出る千載一遇のチャンスが訪れる。
だがそれは、踏み出せば二度と後には退けない禁断の選択だった……。
時代に取り残されたふたりの男。


この男たちがさまざまな思惑に巻き込まれ、”カラの一坪”を巡る抗争に飲み込まれてゆく。
いま、一つの時代が終わり告げ、二つの伝説が始まろうとしていた。



舞台(神室町、蒼天堀)

龍が如く0の舞台は、1988年の東京・神室町大阪・蒼天堀です。
裏社会を舞台にしたストーリーなので、登場キャラクターの大半はヤクザばかり。


龍が如くシリーズでは本物の街のように舞台が作られているが、
今作の龍が如く0においては80年代を感じさせる街並みに作り直されている。
街の看板やネオンを眺めると、昔使われていた古臭い書体だったり、くすんだ色合いなど、
どこか懐かしさを感じさせるものがある。


80年代を感じられる店舗とのタイアップも多数行っており、
『養老乃瀧』、『ルノアール』、『新宿スポーツランド』などリアルに表現して登場します。
他にも様々なタイアップ店舗が登場するぞ。


神室町

およそ400メートル四方の区画に飲食、風俗、果ては賭博まで
あらゆる欲望のはけ口が集まる東洋一の歓楽街の東京・神室町


タクシーを呼び止めようと一万円札を高々と掲げるサラリーマン。
露出の過剰なボディコン姿で闊歩する女性。
そんな時代の熱に浮かされた人々をディスコやテレクラ、高級ブランドショップといった
欲望のはけ口の数々が取り囲む。


街の中央部は更に混沌の色を強め、得体のしれない店の間を縫うように
細い路地が網の目のように走っている。
噂では、この区画が再開発計画の対象になっているらしい。


眠らない街と謳われる華やかさを見せる一方、
東日本最大の極道組織『東城会』系の極道たちが日々縄張り争いを繰り広げている。
神室町は東洋一の歓楽街であると同時に日本で最も危険な街でもある。



蒼天堀

神室町と並び称される関西最大の歓楽街の大阪・蒼天堀
東西に流れる蒼天堀川によって街は二つに区分けされ、
一際華やかな『蒼天堀通り』とアンダーグラウンドな雰囲気が漂う『招福町』が存在する。


街行く人々も神室町に比べ派手な格好が目立ち、関西ならではのエネルギッシュな空気に満ちている。
しかし神室町が東城会の根城であるのと同様に、
蒼天堀は関西最大の極道組織『近江連合』の拠点として知られている。
東城会ですら蒼天堀は不可侵の領域であり、その禁を犯す者の命はないだろう。



名越総合監督、横山チーフプロデューサーのインタビュー

名越稔洋、横山昌義インタビュー動画

龍が如く0に関する大まかな舞台やゲーム内容は、
開発のキーパーソンとなる名越稔洋・総合監督と横山昌義・チーフプロデューサーが
動画や雑誌のインタビューでいくつか語ってます。


龍が如く0が作られた経緯(きっかけ)

名越:龍が如くのナンバリングが進む中で、ボリューム・ストーリー・登場人物が増えていって
自分たちは龍が如く5で一つのピークを迎えることができた。
次に本作を作るとすれば、自分たちがやり残したことを押さえておきたかった。
その一つが龍が如く0で、龍が如く2の頃から「いつかやりたいね」という話があった


でもシリーズの成長と対応ハードの移行のタイミングで、龍が如く0を制作するチャンスがなかった。
それにこれからのシリーズを考えると、このあたりで一度、龍が如く1を開発するときに考えていた
マーケットに立ち戻りたい
気持ちもあった。龍が如く1ではユーザーを国内の大人の男性に絞ったことが
功を奏したと考え、主軸がブレないにせよ、龍が如く0ではそこをリセットしようと考えている。



横山:名越が話したことも大きな理由だが、個人的には単純に龍が如く1の前の話をずっとやりたかった。
まさに今がそのタイミングだと思いますよね。
龍が如く0では男臭くてハードボイルドなテイストが強い、
龍が如く1で目指した内容をしっかりやることで、シリーズの次の展開が見えてくると思う。



どんな作りを目指しているのか?

名越:今作ではヤバさ、危なさ、ヒリヒリ感を大事にしたいと考えている。
もちろん、その先にユーザーの胸を打つような熱いドラマも考えてます。


横山:シリーズを作り続けてきてキャラクター作りも分かってきた。
今回は改めてプレイヤーが「怖いな」と思うような、男臭くて魅力的なキャラクター作りを目指している。
何が起こるかわからない怖さを演出できていると思う。そういったシーンが随所にあります。



演出、舞台、バブル時代背景について

横山:これまでのシリーズより若い分、磨かれていない感じを表現したいと思っている。
街の通行人の会話にしても言葉遣いを荒っぽくして、演出の面では色々な場面に未熟さを入れ込んでいる。
冒頭から「あの桐生一馬がこんなことをするんだ!?」と驚くようなシーンもある。
皆さんが見たことがない桐生をお見せできるのではないかと。


完全に地続きのストーリーです。龍が如く1に登場する人物もたくさん出てくるし、
龍が如く1のいろいろな答えが詰まっている内容になってます。
主人公がどんな成長や経験を経て、龍が如く1のような人物になっていくのが大きな見どころ
龍が如く1を知らない方は、何も考えずに遊べるのでご安心を。



横山:なぜこの時代を選択したのかについては、
シリーズを通して年表的にポッカリと開いていた奇跡の1年だったということもあるのです(笑)。
1999年に社会に出ているので、大人になる頃にはとっくにバブル時代は終わっていたが、
子供の頃の視点で見ると『いずれ訪れるはずの未来』であり、憧れだったんですよ。


1998年の神室町を歩くのは面白いです。これまでの神室町よりもかっこいいと思います。
看板の派手さなども現在とはまったく違う。開発スタッフはバブルを知らない世代が中心ですが、
細かく調べながら「日本にこんなものがあったんだ!」と驚きながら街を作っている。



名越:好景気が続くバブル時代に設定したのは、空気感は今とは真逆でしたよね。
誰もがお金を使うことをいとわなかったし、元気もあったのではないかと。
ただ今と比べて心まで豊かだったかというとそんなことなく、ちょっとおかしな時代でしたね。


俺は当時の空気感を知っていますが、ゲーム内の雰囲気はよく仕上がっていると思いますよ。
街遊びに関しては、当時ならではのものをふんだんに盛り込んでいる
ヒントを言っておくと今回はゲームセンターにはかなり注目してほしいです。



龍が如くシリーズ

龍が如く PS2 2005年12月8日

龍が如くシリーズの記念すべき1作目。
伝説の男と100億の少女というキャッチコピーのもと、
日本の現代劇というリアリティある世界観、著名な俳優らを起用した
キャスティングなどが大きな話題を呼んだ。

龍が如く2 PS2 2006年12月7日

1作目から1年後を舞台にした続編。
前作では神室町のみだったのに対し、新たに大阪・蒼天堀が加わり、
2つの舞台で物語が展開。またアクションやミニゲームなどの
プレイスポットが大幅に増えたのも本作から。

龍が如く 見参! PS3 2008年3月6日

シリーズ初のPS3&スピンオフ作品。
宮本武蔵の桐生一馬之介を主人公に、独自の歴史解釈で物語が展開。
時代が異なるために名前や立場に変化はあるが、
主要人物たちの性格などは共通して受け継いでいる。

龍が如く3 PS3 2009年2月26日

物語的には龍が如く2の続編となる。
前作の抗争を終えた桐生が沖縄の養護施設を営む頃から物語が始まり、
東京のほか新たに沖縄の琉球街が舞台として登場する。
またミニゲームの対戦プレイが可能に。

龍が如く4
伝説を継ぐもの
PS3 2010年3月18日 桐生一馬以外に、秋山駿、冴島大河、谷村正義の3人が主人公に加わり、
全4人の大ボリュームで展開したシリーズ5作目。
エリアに神室町の地下や屋上も追加され、
これまでにない複雑にからんだ、物語を楽しめた。
クロヒョウ
龍が如く新章
PSP 2010年9月22日

主人公・右京龍也が、地下格闘場を舞台にした龍が如くの新シリーズ。
携帯機ならではのコミック風のイベント出演が特徴だ。
またコミカライズやTVドラマなど、多彩なメディア展開も話題となった。

龍が如く
OF THE END
PS3 2011年6月9日

神室町がゾンビに襲われる未曾有の混乱を描いたスピンオフ作品。
時代設定的には龍が如く4のあとだが、IFストーリーで展開する。
銃器を中心にした、従来のシリーズとは異なる爽快感のバトルも特徴だ。

クロヒョウ2
龍が如く阿修羅編
PSP 2012年3月22日

前作にあたるクロヒョウ 龍が如く新章の続編。
東京・神室町のほか、龍が如く2以来の登場となる大阪・蒼天堀も
舞台として登場。バトルスタイルやプレイスポットお大幅に増加し、
遊び応えもさらにアップ。

龍が如く5
夢、叶えし者
PS3 2012年12月6日 現在のナンバリングタイトル最新作。
前作から1人増えた5人の主人公に加え、東京、札幌、名古屋、
大阪、福岡の5つの都市を舞台にした壮大な物語が描かれた。
5大都市をめぐるプロモーションなども話題に。
龍が如く 維新! PS3、
PS4
2014年2月22日

龍が如く 見参!に次ぐ歴史をモチーフにしたスピンオフ作品。
日本の幕末を舞台に、坂本龍馬=斎藤一というゲームならではの設定で、
男たちの生き様を鮮烈に描く。またPS4版やPSV用の無料アプリも話題に。



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