任天堂の質疑応答

今年も任天堂が、経営方針説明会の質疑応答をPDFで投稿してました。ニンテンドースイッチの次の次世代ハードが気になるところですが、今のところ発表できる感じでもないので、おそらくまだ形にすらなっていないのかも。それよりマリオの映像ビジネスに手応えを感じているようで、果たしてうまくいくだろうか!?

●https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2021/211105_2.pdf

Q1:ハードウェアの販売台数を来期移行も伸ばせるのか?

ニンテンドースイッチの現状を理解してもらうべく、『年間プレイユーザー』という指標を開示した。上期時点だけ見ても高い水準に達しており、来期以降は年間プレイユーザーを増やしていきたいと考えている。

Q2:ゲーム業界にプラットフォーマーが増えてるが、どう立ち位置を取り組むのか?

当社はハードとソフト一体型開発だから、ユニークな娯楽の提案にこだわり続けて成長していきたい。ニンテンドーアカウントを介した長く遊び続ける仕組みも作っていきたいと思う。さらに任天堂IPに触れてもらえるような映像やテーマパーク、店舗グッズ販売の接点を設けて、任天堂のゲームに新たに興味をもってもらうきっかけを作っていきたい。

Q3:IPビジネスをどう稼ぐのか、活用の目標など?

当社のキャラクターは、もともとゲームの世界で生まれたし、遊びの体験の中でお客様との間に深い関係が生まれて、思い入れや愛着がゲームを通して生まれるのが特徴。そのため基本的にはゲーム専用機で活躍することが最優先だと考えている。

5年以上前からモバイルビジネスをどうするのか大きな課題でした。モバイルでゲームをするのか、モバイルでしかできないことをするのか、いろいろ可能性を試した。その中でゲーム専用機だけではリーチできない人々が世界中にいることを数字で実感した。どうIPに愛着をもってもらうかという観点で展開しており、これと同じように映像ビジネスにも拡げていきたい。

Q4:半導体の供給不足について、ソフトウェア開発側はどう見ているのか?

半導体不足が改善することなく今に至る。想定していた台数を生産できない見通しで、下期の販売計画を見直した。来期以降の販売計画は精査中。ソフトウェア開発側ではとくに大きな影響はなし。モバイルや映像ビジネスでも問題なし。

Q5:次世代ハードの投入タイミング、コンセプトはどうか?

今この場で話できることはない。次のゲーム機は社内でいろいろ検討しているが、投入時期やコンセプトについては、この場でお伝えできません。

Q6:IPをどのように積極的に映像に取り組むのか?

マリオのCG映画は非常に手応えを感じている。完成が見えてきたので先日公開予定を発表した。ゲーム専用機がなくても動くコンテンツをたくさん持っておくことが望ましいと考えている。具体的なタイトル数は申し上げらえrませんが、コツコツと良いものを作り積み上げていきたい。