シリーズ20周年のスターオーシャン5について
6年ぶりに発表されたナンバリングソフト『スターオーシャン5』について
スターオーシャンシリーズは名前の通り、無限に広がる『星の海』を舞台にし、
SFとファンタジーが融合したRPG。あらゆる惑星が冒険の舞台となり、爽快なアクションバトルが特徴です。
スターオーシャンの第1作目がスーパーファミコンで発売されてから、2016年でシリーズ20周年を迎える。
前作から6年ぶりのナンバリングタイトルで、開発は同じくトライエースによる作品です。
スターオーシャン5の開発コンセプトは、王道と原点回帰が根底にある。
古いものを美化して回顧的に作っているのではなく、伝統のゲームシステムに新たな要素を加えて、
今の時代にあったスターオーシャンに仕上げるというのを目標にしている。
SOシリーズは、人類が広大な星の海に進み始めた宇宙歴を舞台にした数百年に及ぶ物語を描いている。
スターオーシャン5はナンバリングだが、続きものではなく登場人物や冒険の舞台はシリーズ毎に異なる。
全てが同一世界であるため基本的な世界観や時系列はこれまでのシリーズと共通だが、
ストーリーは本作だけで完結しているので、過去作を遊んだことがない方でも楽しむことができます。
サブタイトルの『Integrity and Faithlessness』には複数の意味があり、
最後までプレイすると意味が分かる内容になっている。
リリアもこのサブタイトルに関係しているが、ネタバレの要素になるので意味は公言はされていない。
言葉の意味を訳しても直接分かるものでもないが、最初からこの言葉を物語のテーマとしてかかげている。
新たに宇宙歴537年を舞台にしたスターオーシャン5のストーリー
スターオーシャン5の物語の舞台は、地球から6000光年以上離れた未開の惑星フェイクリード。
この惑星で大陸を代表する最大勢力のレスリア王国では、
呪印により凶暴化した魔物やエイタロンと名乗る盗賊団が辺境地域を荒らしまわる。
さらに隣国のトレクール王国とは敵対関係にあり、『暗黒の7年間』と呼ばれる不安定な時期に陥ってた。
この滅亡の危機に対し、レスリア王国で剣術指南役を務めているダリルの息子『フィデル・カミューズ』が、
故郷のために兄妹同然に育った幼馴染のミキと共に旅立つ物語。
旅の道中で記憶を無くし、特殊な力を持つ謎の少女『リリア』と知り合い、
エマーソンやアンヌと出会い、やがて銀河を揺るがす事件が起こる
宇宙歴537年の世界を舞台に、壮大な冒険が始まる。
スターオーシャン5の時系列は、SO2とSO3の間になります。
シームレス仕様になったスターオーシャン5について
スターオーシャン5ではバトルやイベント展開は従来と同じだが、シームレスに進行する点が新しい。
イベントではフィールドを歩いていると、リアルタイムにイベントが発生します。
イベント中にキャラクターやカメラを自由に動かせるが、これをダイナミックカットシーンと呼んでいる。
ダイナミックカットシーンでは、フィデルがエモートを行って好きにポーズをとってみたり、
好きな角度からイベントの様子を眺めたりできる。
プレイする人により異なるパターンでイベントが見れて、
PS4のSHARE機能を使えば楽しめるのではないのか?と考えられてダイナミックカットシーンが採用された。
バトルでは戦闘開始の画面切り替えは行われず、その場でシームレスにバトルが始まる仕様になっている。
オープンワールドではなく、フィールドから街へ移動する際はローディングは行われます。
スターオーシャン5のゲームシステム
バトルは最大7人以上の味方が、多人数の敵と戦うアクション性の高いバトル。
シリーズを通して大事にしているバトルの爽快感はそのままで、敵味方が入り乱れる多人数バトルに仕上げた。
過去作をプレイしていなくともボタン連打をするだけでも簡単にコンボが繋がる仕様で、
主人公のフィデルだけでなく、他の味方にもキャラクターチェンジをして操作することができる。
小攻撃、大攻撃、ガードの3すくみの関係で戦いの駆け引きが行われ、
必殺技となるバトルスキルや魔法となる呪印術、そして超必殺技となるリザーブラッシュが用意されている。
さらにロールを設定して、テクニカルな戦略的で奥深いバトルを楽しむこともできます。
アクション要素が強いがアクションゲームではなく、レベルやスキルの概念があるRPGです。
従来からあったエネミー討伐やお使い系の頼みごとを聞くクエスト攻略や、
ストーリーでは描かれないキャラクター達の日常背景や細かいエピソードを楽しめるプライベートアクション、
アイテムを合成して強力な装備や新たなアイテムを作るアイテムクリエイション
などはスターオーシャン5にも引き継がれている。
キャラクターデザイン『あきまん』、テーマソング『Astra Nova』、発売日延期について
スターオーシャン5のキャラクターデザインは、カプコンのストリートファイターⅡなどの
キャラクターデザインで知られている『あきまん』(安田朗)氏が描いている。
ゲーム音楽はシリーズでお馴染みの『桜庭 統』氏による作曲、
テーマソングはandropが書き下ろした『Astra Nova』(アストラ ノヴァ)が採用された。
スターオーシャン5の発売日は、初めは2016年2月25日と発表したが、
より一層の品質向上をはかるため2016年3月31日に発売日を延期したと発表された。
しかしゲーム発売日が一ヶ月を切ると、今度はPS3版がハードに合わせた最適化と品質向上のため
PS3版のみ発売日が2016年4月28日に変更された。よってPS4版が先行発売となる。
尚、PS4版とPS3版におけるゲームの内容に違いはないが、ハードの性能によりフレームレート数の描画や
画面解像度、グラフィック描画による簡略化、ローディングの長さによる違いが見られる。
ストーリーに関わるDLCや、ディレクターズカット的な完全版の発売は考えていないと
小林秀一プロデューサーが公言している。また海外版SO5も制作されている。
2016年1月6日からは声優によるラジオ番組『石川界人・中村悠一のスターラジオーシャン』が、
毎週木曜日に放送されている。
海外版はアメリカでは2016年6月28日、ヨーロッパでは2016年7月1日に発売される。
製品名 | スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness (インテグリティ アンド フェイスレスネス) |
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ゲームジャンル | RPG |
対応ハード | PS3、PS4 |
メーカー |
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希望小売価格 | 7980円+税 |
CERO | C(15才以上対象) |
プレイ人数 | 1人 |
その他 | 日本ゲーム大賞2015 フューチャー部門受賞 |
スターオーシャン5関連のニュース
- スターオーシャン5の初回生産特典、予約特典
各店舗で付いているスターオーシャン5の初回生産特典のまとめ。発売前に予約すると特典が貰えます。
- スターオーシャン5の主題歌がandropの楽曲『Astra Nova』に決定!
スターオーシャン5のオリジナルサウンドトラックの発売日について
スターオーシャン5の主題歌がandropの楽曲『Astra Nova』や、オリジナル・サウンドトラックの曲名。
- ファミ通のスターオーシャン5のレビュー評価
週間ファミ通のスターオーシャン5の評価。クロスレビューでは34点でゴールド殿堂に決定した。
- 電撃PSのスターオーシャン5のレビュー評価
電撃PSのスターオーシャン5 Integrity and Faithlessnessの評価。100点中『80・85・85・95』の評価。
- スターオーシャン:アナムネシス
SOシリーズ新作『スターオーシャン:アナムネシス』の発表! 開発は同じくトライエースが制作。