ストーリー

プロローグ

宇宙の深淵は、人間たちの平穏を許さないのか――
宇宙暦537年 1人の少女をめぐる戦いの物語が、その幕を開ける。


地球を飛び出して数世紀、幾多の苦難を乗り越えた人類は、
『銀河連邦』の設立と拡大により、統一された秩序と平和を手に入れようとしてきた。
しかし、ここにまた、新たな争いの火種がくすぶり始めたのだ。


地球から6000光年以上離れた未開惑星『フェイクリード』。
多くの事例がそうであるように、歴史のうねりは辺境の一惑星から起ころうとしていた。


『レスリア王国』。
三方を囲まれ、温暖な気候、風光明美かつ豊かな土壌にめぐまれた、大陸を代表する大国である。
しかし、近隣諸国に比しても強大な国力に支えられてきたはずのこの国の人々が、
今、平穏を脅かされつつあった。


呪印による動物たちの凶暴化、さらには、『エイタロン』を名乗る強盗団が辺境地域を荒らしまわり、
レスリアは『暗黒の7年間』と呼ばれる不安定な時期に陥ったのだ。
王国の南端に位置する村『スタール』も、滅亡の危機に瀕していた。


この危難に対し、1人の青年が立ち上がる。フィデル・カミューズ――――
王国剣術指南役を父にもち、自らも道場の師範を務める剣士である。
彼は旅立つ。兄妹同然に育った幼馴じみのミキとともに。


しかしそれは、星の運命をも動かす戦いの日々への旅立ちともなったのだった。



スターオーシャンシリーズの歴史

スターオーシャンシリーズの発売日・ハード

スターオーシャンシリーズ ハード 発売日
スターオーシャン SFC 1996年7月19日
スターオーシャン2
(The Second Story)
PS 1998年7月30日
スターオーシャン
(ブルースフィア)
GB
モバイル
2001年6月28日
スターオーシャン3
(Till the End of Time)
PS2 2003年2月27日
スターオーシャン4
(THE LAST HOPE)
Xbox360
PS3
2009年2月19日
スターオーシャン5
(Integrity and Faithlessness)
PS3
PS4
2016年3月31日

『スターオーシャン ブルースフィア』はゲームボーイ用ソフトで、スターオーシャン2の続編。
スターオーシャン2から2年後が舞台の物語。


スターオーシャンシリーズがテイルズシリーズと似てるのは、
もともとテイルズオブファンタジア(第1作目)の開発に関わっていたチームの一部が独立して
トライエースの会社を立ち上げたからです。


スターオーシャンシリーズの宇宙歴

内容
西暦1957年 ソビエト連邦の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功
西暦1961年 ソビエト連邦のガガーリン、人類初の宇宙飛行に成功
西暦1969年 アメリカ合衆国のアポロ11号、人類初の月面着陸に成功
西暦2064年 第三次世界大戦。
地球のほとんどが2週間で放射能汚染となったため、互いに休戦を結ぶ。
西暦2065年 世界大戦後は、地球が荒廃したので時代の流れは宇宙へと向けられた。
新たな移住地を求め、国連は新たに国際科学技術局(USTA)を設立する。
西暦2074年 ■スターオーシャン4
国際科学技術局(USTA)、他惑星文明(エルダー星人)と極秘裏にコンタクト成功。
ワープドライブ理論を伝授される。
西暦2087年
宇宙歴元年
トリラス・バークタイン博士による『ワープドライブ実験』が成功。
後に、この年が宇宙暦元年と制定される。
宇宙歴3年 宇宙開拓計画が開始されSRFが設立。同時にUSTAアカデミーも設立された。
宇宙歴4年 宇宙歴が制定されて、西暦2087年が宇宙歴元年と定まる。
宇宙歴10年 SRF(第一次宇宙開拓対)の第一陣が星の海へと第一歩を踏み出す
宇宙歴12年 地球連邦条例第一項に、未開惑星保護条約が加わり成立する
宇宙歴207年 地球にて『量子転送機』の発明
宇宙歴342年 ■スターオーシャン1
セクターガンマで確認されたレゾニアの知的生命体が惑星ロークに
謎のウイルスを使用。レゾニア、地球連邦に宣戦布告。戦闘が開始される。

同年。惑星レゾニアとの会戦を地球連邦軍のロニキス=J=ケニー率いる
戦艦カルナスによって勝利に導く。
宇宙歴346年 惑星ロークで石化病が発生。
地球連邦所属のロニキス、イリア両氏により『紋章術』が発表される。
レゾニアを背後で操っていた惑星ファーゲットの首謀者ジエ・リヴォースの陰謀を阻止。
宇宙歴360年 ■スターオーシャン2
地球連邦、銀河連邦に改称
宇宙歴366年 惑星エクスペルに謎の隕石が落下。
エルリア国が陥落し、各地で魔物が凶暴化する。

銀河連邦少尉クロードが、惑星ミロキニアの探索中に発生した事故により
惑星エクスペルへと転位。

銀河連邦少尉クロードをはじめとする12人の英雄により、十賢者の野望を阻止する。
宇宙歴368年 ■スターオーシャン ブルースフィア
オペラとエルネスト、惑星エディフィスに墜落。プリシスら惑星エディフィスへ救援に向かう。
惑星エディフィスでムー大陸人の遺産であり、人類の文明を管理していた
マザーコンピュータが発見、壊滅される。
宇宙歴371年 惑星エクスペルにて、ノイマン博士により『マナクリーナー』が開発される
宇宙歴537年 ■スターオーシャン5
地球にてクルップ博士が『重力ワープ』を開発
宇宙歴652年 銀河連邦、クラウストロ人と接触
宇宙歴704年 銀河連邦、クリエイションエネルギーの実用化に成功
宇宙歴710年 銀河連邦、アールディオン帝国と接触、戦争勃発
宇宙歴732年 ■スターオーシャン3
戦闘艦ディグレムによる、初のクリエイションエネルギーの暴走事故が発生。
惑星が1つ消滅する。
宇宙歴752年 惑星ストリームにて、ロキシ・ラインゴッド博士らがタイムゲートを調査
宇宙歴772年 惑星国家バンデーンが惑星ハイダを襲撃し、銀河連邦と交戦状態に。
フェイトら惑星ストリームにあるタイムゲートにより未知の世界へ。


スターオーシャン5の舞台

世界情勢

スターオーシャン5の舞台のマップ

フィデルの故郷であるレスリア王国は、呪印術の研究が進んでいるランドック王国と友好を深めている一方、
トレクール王国とは長らく領土争いを繰り広げている。


フィデルミキヴィクトルが住むレスリア王国を中心とし、
フィオーレが所属しており交友関係にあるランドック王国と、
反対に激しい交戦状態であるトレクール王国が存在している。


■暗黒の7年間とは?

平和だったレスリア王国を襲った不安定な時期。
動物の凶暴化を原因に、強盗団『エイタロン』増加などで国力は低下した。
王国辺境の村では滅亡の危機にすら陥っている。
さらに治安維持に追われる隙を突かれて、隣国との戦争状態となったのを暗黒の7年間と呼ぶ。


レスリア王国、ランドック王国、トレクール王国

レスリア王国

レスリア王国は、ヴェスティール大陸にある肥沃な大地に覆れた恵まれた大国。
300年以上に渡り、王族バーリフ一族による統治が行われ大陸一の富める強国として発展してきた。
しかし『暗黒の7年間』に陥ってからは、平和と富の象徴といわれた面影は徐々に薄れつつある。
隣国ランドック王国とは呪印に必要な資源提供や軍事同盟などで友好関係にある。


■レスリア王国周辺

大きく長い山脈群がレスリア王国を囲み、自然の要塞と化している。
自然に覆われ平和な大地であったが暗黒の七年間に陥ってからは狂暴化した魔物や
呪印を持つ呪印生物が人々を脅かしている。


■スタール村

スタール村はフィデルとミキが暮らす、レスリア王国の南端に位置する村。
海岸に面しているため村人のおもな生業が漁業となっている。
村とは思えないほど栄えている街。


ランドック王国

ランドック王国は、ヴェスティール大陸の東側に位置する豊かな自然に囲まれた大国。
呪印術で栄えた大国で代々女王が統治しており、現女王のマルベネーク聖女王は
大変優秀な呪印術士であるだけでなく、代々受け継ぐ聖厳と呼ばれる
王族にのみ許された呪印を身につけている。


ヴェスティール大陸でも呪印術に関する技術ではトップに位置しており、
レスリア王国には技術提供などで友好関係にある。
城下町や研究所が存在し、呪印にまつわる文化によって発展を遂げた。


■サンテロール

サンテロールはランドック王国の首都。
城下町には呪印術に関する学校や店舗が立ち並ぶ呪印一色の都。
呪印を学ぶミキにとっては憧れの街で、城下町には呪印術に関する学校や店舗が立ち並び、
さまに呪印一色といった趣だ。


■ランドック王立呪印研究所

ランドック王立呪印研究所は呪印術の研究が進み、優秀な人間しか入所できない研究所。
呪印術を極めようとするものにとっては憧れの場所で、ヴェスティール大陸の内外から
この研究所に入所しようとするものが後を絶たない。
世界での有数の呪印術士フィオーレは、研究所の中でも群を抜いて優秀な研究者として知られている。


■旧ランドック呪印研究所

旧ランドック呪印研究所はサンテロールから北にある、はるか昔から存在する謎の施設。
発見された150年前にはすでに機能停止をして放棄されていた。


呪印に関する書物が残っており、初代女王はここを呪印研究所として利用。
その技術を足がかりにしてランドック王国は発展していった。
研究所にはフェイクリードの文明レベルに合わない機械のような物も置かれた施設。


トレクール王国

トレクール王国はレスリア王に比べると恵まれた国とは言い難く、国の多くが砂漠に覆われ、
また土地も痩せていることが多い。そのためトレクールからすればレスリアの土地は
喉から手が出るほど欲しい場所となるために、歴史上戦争を仕掛けることが多かった。
そして、今また戦争になっているのも同じ理由である。


■トレクール王国周辺

レスリア王国と交戦状態の砂漠に覆われた国なため恵まれた大地とは言えないが、
街のなかにも陣地や武装がある。


■イースト・トレクール

イースト・トレクールはトレクール王国の一番東にあり、
その先は西ダカーフ連峰をはさんでレスリア王国となる国境の地である。
戦争が多いトレクール王国の国境の街ということもあり、街のなかにも陣地や武装があり、
最前線の街という雰囲気を醸し出している。


惑星、街、ダンジョン

惑星『フェイクリード』

惑星『フェイクリード』は、地球から6000光年ほど離れた銀河連邦未探査領域にある。
ヴェスティール大陸が惑星上でもっとも広大な大陸で、この大陸に惑星人口の半分が集中している。
文化・技術レベルは地球の15~16世紀程度であるが、呪印術という魔術を使い独自の発展を遂げている。


レスリア王国の人々は、300年以上にわたる王族の統治により平和と富を享受していた。
しかし、ここ数年は『暗黒の7年間』と呼ばれる不安定な時期に陥っている。


未知の場所・テクノロジー

異次元空間や高度な科学技術。
フィデル達の冒険はフェイクリードを超え、未知の世界へも及ぶ。


ミードック

ミードックはレスリア王国東方の交易の街で、ランドック王国との国境付近に位置する。
商業の街で、運河が通っているので商売が盛んなところ。


東にはロンド川をたたえ、北側から東を経て南方まで連なるエイヒッド山脈の美しい景色を楽しめる。
レスリア王国にとって四方を囲む山脈は自然の要塞という形で重要であったが、
一方で大変美しく変化に富んだ山岳風景を提供している。


チャールズ・D・ゴール

チャールズ・D・ゴールは、銀河連邦が所有する最新鋭の宇宙戦艦。
長期にわたる調査のために多くの乗員が可能な大型の探査戦闘艦で、
強力な武装、シールド、エンジンを積んでいる。


内部はかなり広くまるで一つの街のように、武器や道具が購入できる店、
シックベイと呼ばれる治療する施設、トランスポーターで完備されている。
またプライベートアクションが発生したりもする。


ノースソーマ

ノースソーマはレスリア王国で最も北に位置する、ヴィクトルの生まれ故郷で、
1年の内雪が積もっていないのは2、3ヵ月しかないほど降雪が多い地域。
スタールのような南国的な暮らしとは異なり、
冬の厳しい寒さから身を守るよう知恵を働かせて生活をしてきた。


西ダカーフ坑道

西ダカーフ坑道はレスリア王国とトレクール王国を繋ぐ、今は廃坑となった古い坑道。
長い間放置されていたため、もう詳しい道を覚えているものは誰もいない。
間違って一人で入って迷ってしまったら命を落とす危険がある場所だ。


遺却のカテドラル

遺却のカテドラルは、フィールド上に突如出現する漆黒のゲートに触れることで
飛ばされてしまう謎の大聖堂ダンジョン。
幾度かのバトルを突破した先に待ち構えるボスを倒すと宝箱があり、
レアな武器など入手が難しいアイテムを1度だけゲットできる。



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