更新日:

Watch Dogsシリーズに使われている、組織や専門用語などを解説してます。


IT用語

ctOS

ctOSで制御したシカゴの街並み

ctOS(City Operating System)とは、ブルーム社が開発したオペレーティングシステムで、
全ての都市のインフラにリンクするシステムのこと。
中央制御システム、略してctOSと呼ばれている。


ctOSの技術は、人々に『効率・快適・安全』を提供している。
例えば従来の都市は、水道・電力・保安・下水・交通などのインフラの維持と管理は、
それぞれ独立してサービスが行われていたが、
ctOSはこうしたシステムをオンラインで連携して管理している。


司令センターで全てのサービスを監視しているため、
管理が容易で、シカゴにおいては数百万ドルのコスト削減に繋がっていた。
街全体で実行されるプログラムで、何でもコンピューターで制御して、
ctOSは隅々まで人々の行動を記録している。


■主なctOSの機能

さらにctOSには、いろいろな機能が備わっている。
顔認識ソフトウェアでは個人情報へ瞬時にアクセスができ、
相手の名前・年齢・職業・収入・通院歴など、プロフィールを参照できる。
予測ソフトウェアでは、潜在的な犯罪者を予測して、街の犯罪率を減らしている。


交通費は電話で払えるし、電車は時間通りに来るかも分かる。
自分を追跡して、どこが渋滞しているのかリアルタイムで知れるし、
空いてる駐車場も分かれば、駐車料金の比較とかで節約にもなる。


ブルーム社はシカゴを、アメリカ初のスマートシティにするつもりでいた。
公共と個人の何もかもが、1つの中央コンピューターで管理している。

■ctOSの不満

こうしたことから人々の生活は便利ではあるが、24時間監視されているようなもの。
家の中にいても、人々の会話・行動を監視して、サーバーへ自動的にデータが送られる。
なので、安全やプライバシーに疑問を持つ人もいた。


ブルーム社の意見では、安全やプライバシーといった問題については、
もちろんプライバシーは尊重される。例えば市民はブルームの医療サービスを選択できるが、
医療記録を照会できるのは自分とサービス提供者だけで、
それ以外だと本人の許可が要るのでプライバシーは万全だという。


街中では至る所に監視カメラがあるが、都市安全課の管轄で、
ブルームはデータを収集していないと言い、また最高のセキュリティチームにより、
数々のセキュリティプロトコルが実装。皆さまのIDはアップグレードされています。
サイバー攻撃はブルームにとって、脅威にはならないのだという。


便利化を追求したコスト削減により、その分従業員の仕事が減る人もおり、
ctOSに仕事を取られてクビになったり、給料が減ったりと、不満を持つ市民などもいた。

■ctOS 2.0

ctOS 2.0はウォッチドッグス1の終盤頃から登場しており、ウォッチドッグス2で稼働。
シカゴはスマートシティ構築の公約をctOSによる監視、セキュリティ、
輸送プログラムとビッグデータの統合によって実現していたが、
エイデン・ピアースがストーリー終盤で中央サーバーの全機能を停止させた。


それによりスマートシティは致命的に思われたが、
シリコンバレーで進化を遂げたctOS 2.0が、アメリカ全土に配備された。


ctOS 2.0はモノのインターネット化を目指し、市民の日課を記録して、
安全性を高め、侵入度を高めていた。人々の身近な私生活は覗かれ、
あらゆる動きを監視してデータを集約。そしてデジタルプロフィールが作り出されて、
情報は瞬時に買われたり、売られたり、盗まれたり、乗っ取られる。


リスクが大きい生活環境だが、市民は「自分らに関係なし」とリスクを過小評価。
保険会社はアルゴリズムで生活習慣を監視したり、適用の拒否。
医療関係者はガンを治療する価値があるかを判断する。
調査結果やニュースは歪められて、投票に影響を与えていたのがウォッチドッグス2の舞台。



プロファイラー

プロファイラーを実行している様子

プロファイラーとは、Watch Dogsでは携帯を使用して、スキャンプログラムを実行し、
機器や人物を測定・集計・解析・記録などを行う一連の動作のこと。

組織

ブルーム(BLUME)

ブルームの会社のロゴ

ブルーム(Blume Corporation)とは、ctOSを開発・運営している巨大企業。
コンピューター及びテクノロジー企業で、世界有数のハイテク通信で知られている。


ブルームは2003年8月14日には、アメリカ・ニューヨーク州にctOSを設置していたが、
レイモンド・ケニーがctOSの脆弱性を突いて、システムをオーバーロードさせた。
シャットダウンしたことで、アメリカ北東部・5500万人に影響を及ぼす停電が起こった。
それにより数百人の負傷者と11人の死亡者が出たため、ブルームが失敗したことは有名。


2年後、シカゴにctOSを設置して大成功を治めた。
シカゴ市長がブルームを推奨してctOSを街に導入し、コスト削減・犯罪率減少に繋がった。
テクノロジーとデジタルエンターテイメントの全ての分野で革新を続け、
ブルームは熱心なファンにより、カルト的な地位を獲得している。


ブルームはハッカー集団(DedSec)のオンライン攻撃に備えてセキュリティを強化し、
サーバーが設置されているctOSコントロールセンターなどは、人々が厳重に警備している。
世界有数の危険地帯で鍛えられた、有能な治安部隊を雇っているのだという。


その治安部隊というのは傭兵部隊で、前科のある人間も多いという噂もある。
彼らには従軍経験があり、自国のために尽くした勇敢な人々だと言い張り、
ctOSを守ることは、市民の快適な暮らしを守ることだとブルームは主張している。


アルビオン

アルビオン(Albion)は、イギリス・ロンドンにある民間軍事企業。
ウォッチドッグスレギオンでは警察組織は崩壊し、アルビオンが警備している状況。
最先端の兵器やドローンを使用してます。


アルビオンは警察に代わって似たような仕事を行っており、街の治安を守るどころか、
市民に暴力を振るったり、拘束したりと嫌がらせを行ったりもする。
ナイジェル・キャスがアルビオンのCEOを務めている。
ちなみにアルビオンとは、イギリスやグレートブリテン島の古い呼び方の意味。


その他

ビジランテ

ビジランテ(Vigilante)とは、自警団のこと。
警察とは無関係で、団体や個人で制裁を加えたりする人々。
Watch Dogsではエイデン・ピアースが、謎の男・ビジランテと呼ばれていた。


警察は血まなこになってビジランテを探していたが、
エイデンは街に溢れかえる全ての不正に裁きを下そうとした。
そのため、ビジランテに対する評価は、警察からすれば犯罪行為に値するものの、
市民からは称賛される声もあった。


フィクサー

フィクサー(Fixer)とは、裏で事件をもみ消したり、解決するような請負人。
ウォッチドッグスにおけるフィクサーは、裏社会で生きる、殺し屋みたいなのが多い。
企業から仕事の依頼を受けて行動を起こす。