ストーリー
- エクシリア2のプロローグ
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世界を二つに分けていた断界殻(シェル)の開放により、
リーゼ・マクシアとエレンピオスがひとつとなって、約一年。
二千年間の断絶から解き放たれた両世界は、融和への動きを見せているものの、
様々な対立の火種はくすぶったままである。
近年急成長を遂げている大企業、クランスピア社の巨大な本社ビルがそびえる、
エレンピオスの都市トリグラフ。
そこに住む平凡な青年、ルドガー・ウィル・クルスニク
彼の元から、この物語は始まる。
- 前作のエクシリア1のストーリーあらすじ
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舞台はリーゼ・マクシア。人が発する気のようなもの(マナ)を精霊に与え、
精霊は代わりに人間に力を与えることにより精霊術が使えるという世界観。
正確には勝手に精霊がマナを人間から取るような感じで、
肉眼では精霊は見えないが人間と精霊が共存していた。
リーゼ・マクシアの外側にはエレンピオスという世界がある。
エレンピオスでは人間が普通に生活し、リーゼ・マクシアとあまり変わらないが
自然らしき風景は無く、精霊が全滅しているので精霊術は一切使用できない。
なので黒匣(ジン)という、言わば電化製品のような物を利用して生活している。
黒匣(ジン)を使用するとエネルギーとなる精霊が死ぬため、精霊が全滅する前に
2000年前にリーゼ・マクシアを作った精霊の主であるマクスウェルは世界を隔離することにした。
リーゼ・マクシアとエレンピオスの行き来を不可能にするため
断界殻(シェル)というオゾン層みたいなバリアを張った。
リーゼ・マクシアでは、南方にある首都イル・ファンを拠点にしているラ・シュガルと、
北方にある部族を統一したガイアス王が率いているア・ジュールは対立しており、
度々争いを起こしてた。
結果的にはラ・シュガルの王(ナハティガル)は殺され、
ラ・シュガルで開発していた巨大な黒匣(ジン)であるクルスニクの槍という兵器を使用されて、
断界殻(シェル)が破壊された。
エレンピオスでは、黒匣(ジン)を動かすのに必要な精霊が不足しているので
それを補うためにリーゼ・マクシアを侵攻して精霊エネルギーをパクろうと『異界炉計画』を練っていた。
計画していた通り事が進んだので、破壊された断界殻(シェル)からリーゼ・マクシアへ侵入した。
ガイアスはミュゼと組んで精霊の主・マクスウェルを抑え込み捕え、
ガイアスが代わりに世界を統一しようと企み実行するが
主人公のミラ、ジュードにより阻止されエクシリアが終了した。
国家と組織
- エレンピオス
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黒匣(ジン)という機械文化が栄える、先進的な技術を持った国家。
精霊が減少し自然が枯れつつあったが、断界殻(シェル)の開放によりマナがエレンピオスにも満たされ
一時的に衰退の危機は食い止められている。
- リーゼ・マクシア
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精霊術によって文明が支えられている自然豊かな国家。
かつてはラ・シュガルとア・ジュールに二分されていたが、現在はガイアス王によって統一されている。
エレンピオスとの国力の差は大きく、外交面では苦労している。
- クランスピア社
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通称クラン社。エレンピオス有数の大企業で、様々な分野でトップシェアを誇る。
断界殻(シェル)が存在した頃は、異界炉計画の推進派だったが
シェル開放後は一転、リーゼ・マクシアとの融和を進める穏健派の現政府を支持している。
- エージェント
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クランスピア社の各分野におけるエキスパート社員。
エレンピオスの若者にとっては憧れの職業。
世界を支えるもの・文化
- マナ
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人間と精霊と自然、すべてを支えている根源
- 断界殻(シェル)
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かつてはリーゼ・マクシアとエレンピオスを隔てていたマナの壁。
一年前に、ジュード、ミラたちが開放し消滅。
開放された膨大なマナは、人間に源霊匣(オリジン)普及まで黒匣を使用する猶予を与えている。
- 黒匣(ジン)
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マナの塊である精霊を消費して、術を発動させるエレンピオスの機械装置。
現在は一時的にエレンピオスにもマナが満たされているため、使用しても精霊が死ぬことは無い。
- 源霊匣(オリジン)
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黒匣(ジン)にリーゼ・マクシアの技術を加えて開発された次世代のシステム。
黒匣(ジン)とは異なり、精霊を殺さずに術を発動させることができるが、未だ実用化には至っていない。
- GHS
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黒匣(ジン)を利用した遠隔通話装置。いわゆる携帯電話のようなもの。
離れた場所から、様々なデータのやりとりができる。近年急速に普及している。
- カナンの地
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たどり着けば、なんでも願いが叶うとされる伝説の場所。
古文書では魂の循環を司る精霊が棲んでいるといわれ、賢者クルスニクがたどりつく場所とされている。