『龍が如く極』の楽曲提供についての名越稔洋氏のインタビュー内容

B'zの稲葉浩志が龍が如く極の楽曲を提供する
■稲葉浩志プロフィール

1988年、B'z(ビーズ)でデビュー。
B'zはボーカル『稲葉浩志』氏、ギタリスト『松本孝弘』氏の2人ユニット。


1997年、全作詞・作曲・編曲を手掛けたソロとしての1stアルバム『マグマ』をリリース。
これまでにアルバム5作、シングル4作を発表している。
前回のソロ公演から約5年ぶりの開催となる待望の全国アリーナツアー
『Koshi Inaba LIVE 2016 ~enⅢ~』が2016年1月からスタート(全国15公演)。


龍が如くシリーズといえば大物アーチストのタイアップ楽曲ですが、今作はいかがでしょうか?

名越:

まず先にキャスティングに関しては、変な話し無理なキャスティングは辞めようと思ったんです。
もちろん声のご出演で渡哲也さんとか龍が如く1の頃はお願いできたんですけども、
PS2で初回作で我々もノウハウ・技術もなかったので、ちゃんと顔を再現することができなかったんです。


でも今はできますから(3Dスキャン)、「じゃあやりましょう」という話があったんですけども、
一方で「後付けのオリジナルキャラクターで、認知のある顔を入れるのは違和感あるよね…」と。
さっき言った「こんな龍が如くを望んでた分けじゃないよね」と言われる一つの要因になるのでそれは辞めた。


ただトピックとして10年間経って、これぐらいのことができたってことをやらなきゃねと。
それは一つ何かといったら、龍が如く1のときは唯一楽曲がタイアップができませんでしたので、
今回は是非10年経ったらこんなスゲーのが出来ました!という方に、
実現をしてみたいなとがんばってみました。



奇跡的にB'zの『稲葉浩志』氏にお願いできた

そのアーチストとはB'zの稲葉浩志氏。
龍が如くに楽曲を提供してくださるアーチストさんが増えれば増えるほど、
誰にお願いしたいですか?」とか「何故この人じゃないんですか?」というのがたくさん来るんですけど、
稲葉さんは常にこの人に楽曲を書いてもらいたいというリクエストの中でトップランクに居続けていた。


でもこのクラスの方は「スケジュールは空いているか?」などタイミングもありますし、
我々としてもそこにシナリオがあって、イメージ的にハマりが良くて僕も作品にこだわりますから、
その両方をまかなえないと、こういう機会が生まれづらいんですけども奇跡的にうまくいった。
ご本人にもご説明したときに「やってみたい」とご返事をいただけた。


楽曲は2曲あって完全の描き下ろしの新規楽曲龍が如く1でReceive Youという楽曲があるんです。
龍が如くファンの方ならReceive Youのイントロを聞くと分かる曲。
横にRebornと書いてありますけど、10年経って稲葉浩志さんにお願いすることが出来て
生まれ変わらせたという形でフルアレンジ版を書いてもらった。


ただアレンジと申し上げても凄く原曲を大事にしていただいたうえで、
バチッ!とボーカルをハメていただいたのでめちゃめちゃカッコイイです。
稲葉さんがよく龍が如くシリーズを遊んでいただいているかどうかは分かりませんが、
実際ご自身が龍が如くを触っていただいて、ご理解したうえで楽曲を書いてもらった。



「今回はなぜ僕なの?」といったところも含めて、ご理解をちゃんとされたうえなので、
実際それは形でもちゃんと出ますから聞いてくだされば納得できます。


実はお仕事をさせていただけるかなって時に、ライブとかも改めて見に行ったんですが、
やっぱりお歳を感じさせない。パワフルですし、エネルギッシュですし、
またバラードも良いですし、パンチのある曲も良いですし、
今回はほんとに良いのをいただけているんでやっぱり凄く合います。



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