用語一覧

異端者、異端児

異端者とはノラ族の掟(風習)で、ノラ族は異端者と接触したり、話をすことを禁じている。
なので一般人は異端者には近づこうとはしないし、商人は物も売ってもくれない。
異端者であっても、掟でノラ族の義勇兵志願の試練を受けることは可能。
また、この掟はあくまでノラ族だけのルール。


異端者になる条件は様々だが、掟を破って聖地ノラから遠くへ離れたり、
古の鉄の遺跡に入ったり、窃盗や殺人などの犯罪をしたりすると、部族から追放されてしまう。
追放期間は罪の重さによりけり。刑期を終えると、またノラの地で暮らすことも可能。


子供の場合は生まれて母親がいなかったりすると、アーロイのように異端児として扱われる。
アーロイの場合は母親が最初からおらず、突然赤ん坊の姿で発見されたので、
呪われた子と軽蔑されたりもした。


天命の使者

ノラに困難が訪れたときに、大長老は天命の使者を任じ、大いなる目的のために旅する許可を与えてる。
ノラ族はノラの聖地以外は穢れていると信じているので、国境外へ出ることは許されない。
天命の使者はとくに制約がなく、女神の目が届かない禁じられた地や鉄の遺跡など、
どこへでも自由に行ける。務めを果たすか、急務あればノラへ戻って来られるノラ族の掟。


女神様の祝福を受けたようなもの。聖地外へ出ても異端者扱いにはならない。
ノラ族の大長老が天命の使者に証のようなものを手渡す。
過去に天命の使者が数人いたが、その多くは旅立ってからは行方知れずになったという。


フォーカス

フォーカス

フォーカスとは、古の人々が開発したウェアラブルコンピュータのようなもの。
いわゆるハイテク機器でネットワーク通信機能を持ち、
フォーカス・ネットワークを通じて、離れた人々とオンライン会話やデータ送受信が可能。
今でいうスマートフォンのように扱っていたと思われる。


フォーカスは三角形の形をしており、人間の耳辺りに装着する。
耳付近に近づけると、フォーカスが肌に吸い付くような感じでセットされる。
ヘリスが片手で握り潰してフォーカスを破壊していたので、耐久性は低そうだが、
ショックを与えなければ数千年に渡り、壊れもせずに起動したりする。


■フォーカスの機能一覧
  • 3Dホログラムで画像や動画を見ることができる。
  • 建物内に人が居たりすると、壁の外から貫通して人が居ることが分かる。
  • 地面に残る人の足跡や血痕など、人が残した痕跡を辿ることができる。
  • フォーカスを使って、遠く離れた人との会話やデータのやり取りができる。
  • 道具などを見れば、その道具の名前が何なのかが分かる辞書機能。
  • 機械獣の進む道筋が分かる。また機械獣の弱点部分などが分かる。
  • 破損したデジタルデータを修復したりできる。動力は小さいので時間はかかる。


オーバーライド

アーロイが機械獣をオーバーライドする様子

オーバーライドとは、機械獣をハッキングして仲間にすることをいう。
アーロイはコラプターのある部品を入手して、槍に取り付けて使用している。
機械獣にその部品を押し付けて、フォーカスの機能と連動させて、
プログラムを書き換える等して仲間にしているものと思われる。


オーバーライドした機械獣は、敵と戦わせたり、機械獣に乗って移動したりできる。
また機械炉を攻略することで、オーバーライドできる機械獣の種類が増えていく。
一部のエリアでは機器をオーバーライドして、足場となる橋を作ったりもしている。


シャード

シャードとは、ホライゾンシリーズの舞台で使われている『お金』のこと。
一般社会のように、働いてシャードを稼いだり、商人と物を売買して入手している。


ブレイズ

ブレイズとは緑色で発光した液体。ガソリンや爆弾のようなもの。
火が着火すると爆発して、辺りが火の海になる危険な液体。
エクリプスなどはブレイズを樽に入れて、地中から古の機械を掘り起こすときに、
爆発を利用して掘り起こしている。


機械獣の炎のベロウバックやグレイザーなど、ブレイズの入った容器を装着しており、
炎の武器や動力源として消費しているものと思われる。


ホロロック

ホロロック

ホロロックとは標準的なホログラムUIを備えた、電磁セキュリティ装置のこと。
古の時代に使われていた施錠技術で、サークル状のホロロックを右や左回りに動かして、
ロックされた施設の扉を開けたり、電気を通電させたりできる。


鉄の遺跡

鉄の遺跡

鉄の遺跡とは、古の時代より存在していた各施設のこと。
現在では荒れ果て、鍾乳洞のような感じで薄暗く、ネズミやコウモリが居たりもする。
探検者やエクリプスなどが入り込んで、古の物をあさっている。


ノラ族は鉄の遺跡に入ることを禁じている。
「あそこは荒廃した場所で、邪悪で暗い。まるで鉄の子のように。
彼ら(機械獣)は大いなる母を殺そうとして、都は母に破壊されたが、罪までは拭えず、
その古代の遺恨が遺跡に渦巻き、入ろうものならそれに取り憑かれてしまう」と恐ろしく語る。


穢れ

ノラ族は、ノラの領土は女神様の目が届いているので聖地と認識している。
それ以外の領土は穢れているのだと話す。


機械獣が穢れにやられると禍ツ機になるようで、
人間が穢れに触れると、皮膚がただれて病を起こしたりする。
赤色のワイヤーのようなものが『穢れ』の物質化したものなのかも。


機械の大厄災

約20年前くらいは、今ほど機械獣は怒っておらず、狩人に出くわすと怖がって逃げていた。
そのため狩人が機械獣を倒すのは難しかったが、機械獣に踏み潰されない限りは危険ではなった。
しかし現在では狩人が機械獣を攻撃すると、うなり声を上げて襲ってくる。


また10年前からソウトゥースやラヴェジャー、ストーカー、巨大なサンダージョーといった
見たこともない新種の機械獣が増えており、機械獣が凶暴になっている。
その現象を「機械の大厄災」と呼んでいる。


何故そのような状況なってしまったのかは誰も知らない。
原因はアーロイが生まれた時に起こったガイアの自爆にある。


ガイアの副次機能のハデスが制御不能となり、自我のある独立体へ変化。
地球の危機が訪れたので、それを阻止しようとしてガイアがハデスと共に自爆した。
テラフォーミングシステムを制御する中央統制知能が失われたことで、
そういった現象が起こったと思われる。


赤の動乱

機械の大厄災により、機械獣が年々凶暴化した。
カージャ王国の13代目・サンの狂王『ジラン』は、太陽神に血を捧げれば機械獣を慎めれると考えた。
何年もノラ族やオセラム族など、他の部族を襲っては生贄のために人々を捕らえていた。
ノラ族は懸命に戦ったが犠牲も出たという。その一連の戦争を「赤の動乱」と呼んでいる。


その後、ジランの息子『アヴァード』が、カージャ族の反乱軍とオセラム族の義賊を一つにまとめ上げ、
一致団結してメリディアンを奪還して狂王を殺した。ジランの組織は追放。
そしてアヴァードが14代目のサン王となり、カージャ王国を平和に治めている。


FAS(ファロ・オートソリューション)

FAS(ファロ・オートソリューション)とは、古の時代に存在した世界トップのロボット企業。
人間が操る乗り物や兵器を作っており、2万5千人以上の従業員が世界各地で働いている。
ファロは自立型完全自動技術で、あらゆる分野で世界をリードしており、
家庭用向けの商品『ファロ・フォーカス』、戦争の兵器ロボ『チャリオットライン』などを製造する。


ファロの災禍

FASはある時、チャリオットライン(平和維持機)に誤作動が出て、
シャットダウンもできず、スワームを制御できなくなる状況に陥った。
それにより、スワーム自身の意思でしか動かなくなってしまったのだ。


チャリオットラインは、スワームのネットワークに従属させることで無人戦闘が可能。
バイオマス転換システム(生物や植物などからエネルギーを吸い上げる機能)を使用することで、
常に燃料供給や修理がいつでもできる。無人機を飛ばせばハイジャックされるし、
それに加えて自己複製もできるため、自動化戦争を実現している。


つまりFASは、気付けば制御不能の殺人ロボットを作ってしまった。
自分以外のものは全てエサ。複製スピードも早く、15ヶ月もあれば地球の生命は消滅する。
宇宙ステーションやシェルターに逃げて待てば済むという問題ではなく、
有害な岩とエサを探し求める無数のロボットだけしか残らない惑星と化す。


機能停止コードがあればシャットダウンは可能だが、暗号解読には半世紀を要するので無理。
もう食い止める術もなく、地球絶望の危機に陥ったことを「ファロの災禍」と呼んでいる。


不屈の勝利作戦

不屈の勝利作戦を解説するヘレス将軍

不屈の勝利作戦とは、ファロの災禍に対抗して、ヘレス将軍が計画した軍事作戦のこと。
エリザベト・ソベック博士が、プロジェクト:ゼロ・ドーンの設計の時間稼ぎとして行われた。
ヘレス将軍はスワームを食い止めるべく、極秘の超強力兵器を開発中であり、
我々は科学の奇跡でファロの災禍から救われるとデタラメを言った。


時間稼ぎの計画であることは確かだが、ゼロ・ドーンは超兵器計画などではない。
スワームの増殖スピードがはるかに上回り、地球はどの道助からない状況に陥っていたので、
兵士にはスワームと戦わせる目的(希望)を与える必要があった。


兵士たちはゼロ・ドーンとは、一体どんなものなのかよく分からずに、
各地でスワームと激戦を広げ、そして戦死していった。
不屈の勝利作戦とは卑劣でおぞましい作戦であり、無実の人々を犠牲にして、
プロジェクト:ゼロ・ドーンの作業時間を稼ぐための肉壁のようなもの。


プロジェクト:ゼロ・ドーン

プロジェクト:ゼロ・ドーンを説明するエリザベト・ソベック

プロジェクト:ゼロ・ドーンとは、エリザベト・ソベック博士が計画した、
未来の地球に新たな命を芽吹かせる計画のことです。
ファロの災禍であらゆる生命が一旦滅び、再び生命を復活させるというもの。


エリザベト・ソベックは、コアとなるAI(ガイア)を作った。
ガイアは世界の生物圏を再構成するために、何兆もの決断を下すことができるAI。
広範囲に及ぶため、ガイアをサポートする副次機能が必要不可欠となる。


数十億もの種子を守り、地下施設に収めることになるが、
全システムを作り出す必要はなく、超高性能の完全自動テラフォーミングシステムにより、
素晴らしい部分は自分たちで作り出すことができる。


またスワームの機能停止コードをガイアが生成しつつ、送信アレイ群を建設し、
スワームを永遠に停止させる。そして生命復活に必要なロボットを何世紀にも渡って
ガイアが思考して作り、破壊された地球や汚染された海を浄化させる。
冷凍保存の種子で、再び緑化した生態系へと戻していく流れ。


すべてが完了したら、世界中に散らばる『ゆりかご施設』から新しい新世代の人々が誕生し、
副次機能のアポロのシステムで、古の人々の歴史や文化、知識などをまとめた
アーカイブで学習することができる。過ちを繰り返させないために。


カルラット

カルラットとは闘技場のこと。かつてはテナークス族が3派で戦う場だったが、
ヘカーロ族長の定めにより、今では機械獣と戦う場になっている。
各テナークスの3派は、カルラットの儀式に挑戦者を送り込まなければならない。
カルラットで活躍した者は『勇士』となり、部族を結束させる調停者となれる。