ラストオブアス2 - Inside the World

2020年6月9日に、Naughty Dogの開発陣によるラスアス2の紹介動画を投稿しました。
今回はInside the World。ラストオブアス2の舞台となるジャクソンやシアトルは
どんな場所なのか?、争うことになる新しい組織はどんな感じなのか?について解説している。


■ラストオブアス2の開発者
  • ディレクター:Neil Druckmann
  • ゲームディレクター:Anthony Newman
  • 共同脚本:Halley Gross
  • アートディレクター:JOHN SWEENEY
  • 共同ゲームディレクター:Kurt Margenau


Neil Druckmann

ラストオブアス2の世界は危険だ。生存者の定住エリア以外は常に死と隣り合わせ、
外には脅威があふれている。エリーの復讐の旅では、彼女に様々な危機が降りかかる。
ジャクソンを歩けば子どもの笑い声が聞こえ、レストランで食事をする人もいる。
とても穏やかな場所だ。壁の向こう側とは対照的に、街の中は安全が守られている。


一方、シアトルはかなり雰囲気が違う紛争地帯に近い。
シアトルのあるアメリカ北西部は、雨が多いため森林や野生動物も多い。
豊かな土地だから野菜や果物もよく育つし、動物を狩るのにも困らない。
暮らしやすい場所だ。


だが、豊かな資源があるからこそ、資源を狙って複数の勢力が争っている。
シアトルで出会う勢力のひとつが『ワシントン解放戦線(WLF)』だ。



感染爆発の後、軍は地域ごとの隔離を強行した。
しかしそれは恐ろしい感染から人々を守ったものの、やり方に反発した生存者は
抵抗勢力となって立ち上がった。前作のファイアフライなどの勢力がそうだ。
WLFもそのひとつで力をつけて軍を倒し、奪った装備で武装している組織化された集団。


この世界で生き残っている集団はすべて危険なんだ。さもなくば淘汰されるからね。
当然この2つの勢力も非常に危険だ。WLFは軍から奪った装備があり、組織規模も大きい。
セラファイトは隠密での戦闘を得意としており、
草木を巧みに使って隠れながらのゲリラ戦を仕掛ける。



感染者は依然として脅威だ。前作に登場した感染者にも今作までの間に変化があった。
例えば大量のランナーが、群れを成して襲ってくることもある。
圧倒的な数の差に、ただ全力で逃げるしかない。
そして時間と共に感染が進行して、新種の感染者が発生する。


感染者には賢く立ち回る必要がある。
種類によって出す音も違うから、それらを聞き分けて慎重に近づく。
正面突破ばかりでは突破できない群れにいずれ出会う。


Kurt Margenau

前作と比べて、あらゆる意味において世界が広がっていると思う。
面積はもちろん、探索や出会いの規模や量もより大きくなった。


それぞれの異なる戦術に対応しなければいけない。
セラファイトは口笛で仲間と連携する。
弓矢などエリーと同じ武器も使う。矢が刺されば抜かないと。


大型ハンマーなどの近接武器も持っている。
WLFには番犬がいて、匂いを嗅ぎつけて襲って来ます。


Halley Gross

本作のあらゆる局面でエリーは試される。アクションはもちろん、ステージをそう設計した。
気候や地形すらもエリーの『敵』になりうる。
激しい水の流れ、断崖、吹雪など、さらにプレイヤーも考えるようになる。


「どこが安全か」「この先には何がいるのか」「弾薬は足りるのか」「傷は手当てできるのか」、
そんな息が詰まるような状況をエリーと共に体験してほしい。


それから『セラファイト』。
WLFと同時期に誕生し、パンデミックの原因は人々の罪だと信じていて文明を消し去り、
世界をあるべき姿に戻そうとする。



エリーにとっては新しい脅威であり、戦闘での選択肢を増やしてくれる。
戦闘においてプレイヤーを悩ませ、戦場を見る目を変える。
どの犬にも名前があり、飼い主は犬を名前で呼ぶ。これまでのようには戦えないだろう。


この世界の人間はみんなそんな不安やリスクを抱えながら、
愛する人を守るため戦っている。一歩間違えれば死が待つ世界でね。


JOHN SWEENEY

ジャクソンの人々は強い絆でつながっていて家族を大事にする。自給自足の生活だ。
知っての通り、ダムの水力発電があるから街には電気が通っている。


意外に思えるかもしれないが感染爆発から時間が経ち、
一部の生存者は盗みや殺しばかりではなく、
文明的な生活を取り戻そうと努力してきたことを見せたかった。


Anthony Newman

ジャクソンは守るべきものを象徴しているんだ。
比較的快適で平和で恋に落ちたり、子どもが遊びまわったりしていい場所。
そんな一面をジャクソンを作るうえで表現したかった。


私たちの日常で当たり前だと思っていることが、
どれだけ貴重なことなのか気付くことができる。


『シャンブラー』は近づくとガス状の酸をまき散らす。
狭い場所でシャンブラーと 遭遇してしまった場合、
ダメージ覚悟で突破するか、別の逃げ道を見つけるかなど、
周囲の脅威にどう対処すべきかを瞬時に判断しないといけない。



最終更新日:

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