PlayStation presents LIVE SHOW TGS2018:デイズゴーンのイベント

デイズゴーンのライブショーイベント

2018年9月20日~23日に、千葉県にある幕張メッセにて東京ゲームショウ2018が開催されました。
今年も前半がビジネスデイ、後半が一般者来場の日程。
会場のPSブースにはDays Goneの試遊台が出展され、ストーリーモードを楽しむことができたようです。
そして、デイズゴーンのライブショーも開催されました。


■登壇者
  • Chris Reese(Bend Studioスタジオディレクター)
  • John Garvin(Bend Studioクリエイティブディレクター)
  • Jeff Ross(Bend Studioゲームディレクター)
  • 浦野圭(SIE JAPAN Studioローカライズプロデューサー)


アメリカ・オレゴン州を元に作ったDays Goneの舞台

PlayStation presents LIVE SHOW TGS2018の画像

Days Gone開発拠点のベンドスタジオは、アメリカ合衆国オレゴン州ベンドにある。
オレゴン州は川・山・森・火山の活発な地域で、自然豊かなアウトドアスポットが多いことで有名。
それを設定にデイズゴーンを作った。オレゴン州は天候が変わりやすいところだが、
そういったところもゲームで再現している。そこに多くの敵が登場する世界を構築した。


Days Goneは世界規模でパンデミックが発生し、世界が終わった後から2年後が舞台になる。
ゲームジャンルはオープンワールドのサバイバル。
主人公は元傭兵で、賞金稼ぎでもあるディーコン・セントジョンを操作します。
フリーカーはパンデミックに感染した人達で、ディーコンを狙ってくる。


オレゴン州はきれいな自然が多い場所だが、荒地や高地の砂漠など過酷な地域でもある。
その中をディーコンが探検することになりますが、パンデミックにより街は滅んでいる状態。
生き残った人々は森の中に暮らしている。


ディーコンを襲う敵について

デイズゴーンのバトル解説画像

フリーカーはいろんな種類がおり、スウォーマーニュートスクリーマーがいる。
最も厄介なのはフリーカーの大群で、群れがたくさん追って来るが、
ゲーム序盤の頃のディーコンはレベルが低いため、逃げることしかできない。
いろいろと学習し、スキルやテクニックを使ったプレイをすることで攻略できるようになります。


フリーカー以外にも敵が存在し、パンデミックに感染しなかった普通の人間もいる。
世界のルールはもはや皆無で、たくさんの野盗なども存在します。
その中で危険なのが『リッパー』というグループ。髪を剃り、自分の体に傷を付けている。
リッパーはフリーカーになりたがっているカルト的な危険な集団。


それ以外にもパンデミックに感染した動物なども追ってくる。
英語で「This World Comes For You」、この世界全てが敵となる世界観です。


天候により影響される世界

デイズゴーンは天気により影響が出るゲーム。
天候も変わりやすく、予測できないところもゲームで再現している。
晴れのときはフリーカーたちは日差しを嫌っているため、日中は巣の中に潜んでます。


雨が降ればフリーカーが巣から出て来たり、
道路は泥まみれになってディーコンも移動しにくくなったりもする。
雪や寒い所では、フリーカーたちは凶暴になって強くなったりもします。


ディーコンは愛車のバイクを乗り続ける

ディーコンとバイクの説明

道路は、捨てられた車で荒れ果てている。
その中でどうやってこの世界を探検するのかというと、一番良い手段はバイクになる。
ディーコンは元々アウトローなモーターサイクルギャングでバイクを使って移動します。


よくオープンワールドゲームでは乗り物などは乗り捨てが多いが、
Days Goneでは一つのバイクしかない。ディーコンは1台のバイクを愛車として乗っている。
バイクが故障したら修理し、燃料のガソリンが足りなくなったら探しに行かないといけない。


ディーコンはドリフターバイクに乗っているが、カスタマイズすることもできるようになります。
見た目、ニトロのブースト、さらに大きなエンジンや燃料タンクにカスタマイズできる。


デイズゴーンの物語

デイズゴーンはサバイバルアクションだけではなく、しっかりしたストーリーも楽しめ、
ディーコンの過去や失敗談なども体験することができます。


ストーリー進行は複数用意されており、その中でも重要なキャラクターが複数登場します。
ディーコンと一緒に旅をしながら希望を探すことになる。
一つだけ覚えて欲しいのは、「全員が敵になります」。



世界初公開のDays Goneリアルタイムプレイ

序盤のストーリーミッションをプレイ!

ストーリーミッションのプレイ画像

リアルタイムプレイでは、ストーリーモードの序盤ミッション『You got a death wish』を公開。
クレイジー・ウィリーという場所で、ディーコンのパートナーであるブーザーと一緒に、
バイクのパーツを探しに向かっている。


ガソリンスタンドはフリーカーが徘徊し、ガレージに目的のパーツがあるようだ。
攻略ルートは様々あり、毎回短いルートが良いとは限らない。
屋根の上にいるニュートは、体格が小柄で通常は危険な敵ではないが、
ディーコンの体力が低いときや、彼らのテリトリーに入ると攻撃してくるのだとか。


双眼鏡を使って周囲を確認し、周辺の状況や敵を確認することができる。
建物などは中に入ることが可能で、枝が飛び出している建物などはフリーカーの巣がある。
そこへ火炎瓶を投げ込んで先制攻撃をしている。


ミッション目的地のガレージ前

フリーカーたちは大きな音を立てることで寄って来る。
捨てられた車のトランク内や建物内には、貴重なアイテムを入手できる場合があります。
そういったこともあり、フリーカーの巣を攻略して建物内に入れるようにするのもポイントとなる。
拾ったアイテムはクラフトして装備を充実させることができます。


車に石を投げてアラーム音を鳴らして、フリーカーたちの気を引くこともできる。
またフィールドには爆発物もあり、探し出して利用するのも攻略ポイントになってくる。
ガレージ入口ドアには鍵がかかっており、何らかの方法で侵入することができる模様。


大量のフリーカーを一掃するフリーカーモード

大量のフリーカーたちの群れ画像

他にはストーリーモードの一部で、中盤で発生するミッション『Keep them safe』だが、
試遊台の体験版ではフリーカーモードと呼んでいるものをプレイしてました。
こちらのミッションは、300体のフリーカーを一掃するのが目的になるのだとか。


画面上部には、現在のフリーカーの人数が赤ゲージが表示されている。
ストーリー中盤なので罠を仕掛けることも可能で、装備も充実している状況。
バイクは逃げるために使うこともあるため、バイクの止める位置も重要になってくるようです。
尚、死んだりするとバイクがチェックポイント代わりなので、そこで復活することになる。


罠のプロキシミティ・ボムを仕掛けているシーン

罠『プロキシミティ・ボム』という、爆弾を丸太に事前に設置して爆破させて、
転げた丸太をフリーカーにぶつけてダメージを与えたりしている。
よく見ると武器ホイールの項目ではボムにカーソルを合わせて、R1でクラフトできるようだ。
そこら辺はHorizon Zero Dawnに近いシステムといえよう。


射撃ではフォーカスモードという、一時的にスローモーションにする機能がある。
それを使用すれば落ち着いて敵を狙うことができます。
他にはフラグ・グレネードなども投げているので、投てき武器もあるのだろう。
画面左下の緑ゲージは体力、青ゲージはダッシュする際に消費されるスタミナゲージです。



Days Goneメディアセッション

ファミ通ではメディアセッションのときに公開された、
デイズゴーンのデモ版動画が投稿されてました。


車のボンネットからスクラップを調達してバイクを修理したり、
バットに回転ノコギリの刃が取り付けられているのが真新しい映像だ。
そこら辺に置いてあるガソリンを見つけては、自分のバイクに燃料を補給したりもしている。
ガンロッカーにアクセスしたときに武器を購入できるようで、お金の概念も存在しているようだ。


フリーカーの巣の攻略では、階段のところに爆薬をセットしてたので、
倒し方によっては簡単に始末できる方法を披露したといった感じだろうか。
鉄柵に囲まれた安全な場所もあるようで、
戦わずにバイクに乗って逃走するのも、一つの手なんだと思った。



4亀では浦野氏が、Days Goneについてインタビューを受けてました。
ローカライズは今も苦労して作業していて、具体的なストーリーはまだ紹介していないので、
今後楽しみにしてほしいそうです。ローカライズのボリュームはSIEの中では、
ボリュームが一番ぐらいのトップレベルだとか。


このゲームはオープンワールド・サバイバルアクションであり、物語が一番の重視となる。
ディーコンが旅をして、過去にどういったことがあったのか?
今後未来に向けて彼が何をするのか? そういったことをプレイヤーが体験していく。


Days Goneというタイトル名は過ぎ去った日という意味と、
パンデミックから何日間自分たちの人生がなくなっていった『〇〇〇Days Gone』といった、
ゲーム性のタイトルにもなっているようです。


画面右下のレーダー地図みたいな横にはスピーカーアイコンが表示され、
スピーカーアイコンを見て、現在の音が周囲のどのくらい聞こえているか把握できる。
倒したスウォーマーからは耳を入手することができ、それが一つの通貨にもなっている。
試遊台で遊べるミッションをプレイしながら解説してました。


そういえば…いつだったかJスタでやってた
『くいしん坊バンザイ! オレゴン州編』とか、また放送したりするんだろうか?w

ローカライズの苦労話に圧倒された感じだったな~



TGS2018 - デイズゴーンについてのまとめ

その他、上記以外にもデイズゴーンの情報がいろいろ出たのでまとめてみました。
会場では試遊版のプレイや攻略できた人には、
Days GoneのバンダナやTシャツなどがプレゼントされたようです。
それとフォトスポットとして、ディーコンのバイクらしきものが展示されたのだとか。


■Days Gone-東京ゲームショウ2018まとめ
  • バイクは移動要素のみならず、弾薬などの保管庫としての役割もある。
    ディーコンが死んだときのリスポーン地点にもなる。
  • バイクの燃料となるガソリンは、バイクに補給する用途だけではなく、
    ガソリンポリタンクに射撃して燃やしたりと、攻撃手段として利用することもできる。
  • フリーカーの大群が襲って来る現象を『エスカレーション』と呼んでいる。
    フリーカー同士で殺し合う現象を『フリークショウ』と呼んでいる。
  • 生き延びている人々が暮らすエリアでは、柵などでフリーカーの侵入を塞いでいる。
    そういった安全な所では、アイテム保管や物資のやり取り、休息などができる。
    夜は危険なので休息して時間経過を早めたりできる。
  • 夜はフリーカーの活動が活発になり、昼は野盗が襲い掛かって来ることが多い。
    野盗は、野盗たちのキャンプを潰していないと遭遇率が上がってしまう。
  • ミッションを攻略すると、お金や信頼度が得られる。
    フリーカーの巣のエリアを一掃したりするとマップ上から消えて、ファストトラベルが
    利用できるようになる。ファストトラベルの使用条件はフリーカーの巣がルート上に無いこと、
    バイクの燃料が十分にある、バイクが近くにあること。

  • フリーカーを退治したエリアでは、今度は野盗が進出しやすくなる。
    たまにディーコンのバイクから物を盗もうとする野盗もいる。
    また、野盗はバイクにダメージを与えようとしてくる。盗まれた物は倒せば取り返せる。
    フリーカーと野盗を誘導させて、お互いに戦わせるといった戦術も利用できる。
  • 東京ゲームショウ2018で見せた大量のフリーカー戦は300体だが、
    最大になると500体のフリーカーが登場する。
  • 廃れた町ばかりだが、大きい街などはなし。
    実際のセントラルオレゴン州にも大きな都市部がないため、ゲームにも登場はしない。
  • 人間タイプのフリーカーは7~8種類ぐらい存在する。
    デモトレーラーで叫んでいたフリーカーは『スクリーマー』と呼んでいる。
    スクリーマーは大声で周囲のフリーカーを呼び寄せる敵。
  • 通常の個体は『スウォーマー』と呼び、大群のフリーカーとは別にカウントしている。
    バイクと同スピードで走る『ランナー』と呼ばれる狼タイプのフリーカーがいたり、
    熊タイプの『レイジャー』、カラスタイプの『クライアー』などもいる。
  • フリーカーはディーコンとの距離が遠くなれば、追跡をあきらめてくれるようになる。
    セーフハウス外まで追跡してくるが、朝になるとフリーカーたちは帰ってしまう。
    ストーリーミッションでは、フリーカーがアジト内に侵入してくることがある。

  • ディーコンが使用できるフォーカスは数秒程度だけ持続する。
    アップグレードも可能で、体力・スタミナ・フォーカスの能力を上げれる。
    どれを伸ばすかはプレイヤー次第で、
    クラフトの医療キットで能力を一時的に上げれるものもある。
  • スキルを大きくわけると、近接攻撃・遠距離用・サバイバルの3種類が存在する。
    例えば走りながらリロードできるスキルだったり、バイクの修理・機能など。
    バイク修理にはスクラップが必要になるが、スクラップを発見しやすくなるスキルなどもある。
  • 仲間のブーザーは陽動だけでなく、一緒に戦ってくれたりもする。
    デイズゴーンのストーリーは3つの大きな物語が存在し、リッパーといったカルト教団に
    フォーカスしたものもある。リッパーは災厄により世界が終わることを予知しており、
    フリーカーを崇めている。そして自分らもフリーカーになりたいと考えている危険な存在。


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