決して諦めない『余計なリスク』

話が複雑すぎて追いきれねえ…パンデミックが西海岸で発生したのは知ってた。
ポーランド、サンフランシスコ、シアトルなんかは最初の方にやられたしな。
だが、その発生源がこのフェアウェルだと？しかも、サラの研究が絡んでたってのか？
理解ができねえ。

だが、これは何1つサラのせいなんかじゃない。
サラは自分を責めてるが、それも間違ってる。
過去は変えられないかもしれないが、俺たちは今こうしてここにいる。
生きてる。これを乗り越えて、前に進むのみだ。

リッキーはサラが見つかって良かったと喜んでくれた。本音のように聞こえた。
んでブーザーは…なんとアイアンマイクに警備主任を任されたんだとよ。
びっくりだな、おい。

リッキーにトウモロコシ畑を見つけた事を話した。
ロストレイクの連中が取りに来れるといいな。キャンプの食料の足しになる。
リッキーの声が聞けてよかった。

クローバーデールにいる時、クーリが無線で連絡してきた。
セルセン山の検問所にいたあのバカな見張りが、俺たちのことを通報したんだろうよ。
クーリは、俺たちが戻らないかもしれないと心配してた気がする。
実際そうだったら良かったんだけどな。

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