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龍が如く8 組織
龍が如く8に登場する組織についてまとめ。
ハワイのマフィア『バラクーダ』、ハワイの宗教『パレカナ』、中華マフィアの『ガンジョー』、
山井豊の組織の『山井一派』横浜の極道『横浜星龍会』について解説してます。
バラクーダ
バラクーダの組織について
バラクーダはハワイのマフィア。ボスはドワイト・メンデス。
普通のマフィアは、言語や人種で固まるが、バラクーダは国も人種もごちゃ混ぜの組織。
バラクーダには共通点があり、ほとんどが元ホームレス。
その時の無念や怒りは、人種や言語よりも、よほど強い繋がりになるという。
バラクーダの縄張りは、ホノルルシティの第5地区周りと偽造系のシノギだけ。
他にはバラクーダと同じ組織か、もっと大きな中華系の組織などもある。
バラクーダは月曜の夜~火曜日の朝までホノルルシティの繁華街を練り歩き、
ここは自分たちの縄張りだと無言のアピールをしている。
バラクーダに逆らうやつがいると、通称『開き』にされてしまい、
刃物で引き裂かれて、遺体を壁に貼り付けて見せしめのように残酷な行為をする。
バラクーダのアジトについて
ホノルルシティの第5地区にバラクーダのアジトがある。
不法占拠地帯で、周囲はフェンスでガチガチに囲まれてて、見張りも厳重。
中に入ると、銃を持ったホームレスたちが大勢いる。
アジトではルールがあり、第5地区に入りたければ、観光客からパスポートを奪ってこいと言われる。
第5地区を仕切るバラクーダのシノギが偽造パスポートのため、
本物のパスポートは偽造品の材料として欠かせない。
月に一度、警察の巡回が入り、第5地区の治安状況確認という名目だが、
実際は「警察も仕事してますよ」と体裁を保ちたいだけ。
中で起きてる犯罪は、全部警察は知らんぷりで帰ってくるという。
第5地区は土地の権利関係が複雑で、そのせいで再開発が遅れた。
そして土地と建物が放置されたことは、自然とホームレスが集まるのは万国共通で、
あっという間にホームレスキャンプとなった。
第5地区は観光地が近いこともあり、行政は何度も浄化作戦を試みたが、
世界中から片道チケットでやって来るホームレスとのイタチごっこは終わらなかったという。
そこにバラクーダが第5地区を仕切りだして現状に至る。
ホームレスたちは、バラクーダにパスポートを差し出す代わりに、安住の地を得た。
第5地区にはショップ/病院/食堂があり、独自の法律とインフラを整備した。
そのため行政から見て、ホームレスたちが街に野放しになるよりは、
バラクーダに管理させた方が都合がいい。第5地区のつき当たりにある西ブロックは、
避けとギャンブル好きなホームレスが多くて気性が荒い連中が集まる。
第5地区の『裏』について
第5地区には『裏』があり、第5地区の西ブロックにあるマンホールから、下水道を通って行ける。
そこは真珠湾攻撃直後に作られた防空壕だったが、一度も使うことなく存在を忘れ去られた場所。
バラクーダが見つけて占拠して、アナコンダショッピングセンターに似せて街を作った。
第5地区の裏では、本物の製造工場から流出した型紙を使って、偽ブランド品を本物そっくりに製造し、
世界中から偽物ブランド品を買い漁るバイヤーたちが集まっている。
いわば世界最大のフェイクマーケットで、バイヤーたちは表社会の会社員たち。
買い付けたバイヤーは、本物と偽って百貨店で売りさばき、一度の買い付けで数千万円が懐に入っている。
偽物を作っている製造工場は24時間稼働で、第5地区にいるホームレスたちに仕事を与えて、
ホームレスたちは生きていく分には不便がない、僅かな資金を得ている。
パレカナ
パレカナについて
パレカナ教は、ハワイで数百年の歴史を持つ、ネレ神の教えに従って生きている教団。
ネレという火山の女神への信仰が起源とされている火山信仰で、
パレカナのマークが火の形をしている。現在はブライス・フェアチャイルドが代表を勤めている。
ハワイに住む人々は、古くから火山の動向に大きく左右されてきたため、
火山は恐怖と破壊の象徴だが、同時に恵みと再生の象徴でもある。
パレカナにとって火は神聖なものなので、自然や火を粗末に扱うものなら逆鱗に触れてしまうため、
常に自然の声に耳を傾け、心穏やかに過ごせるようにネレ神を信仰している。
そのため教徒の家や施設では、絶えず火を灯して消えないように心掛けており、
子供でも火の前では風で火を消さないように静かにしている。
逆に年寄りになってくると、火の不始末で火事になったりすると危ないため、
寝室にはろうそく型のLEDライトを置いたりして、簡略化したものを備えることを教団も推奨している。
そういったパレカナの教義に基づくことで、ネレ神の住む世界に近づけるという教えがある。
ネレ島について
アロハビーチで太陽が沈む方角にネレ島があり、パレカナの聖地があると言われている。
その聖地は小島がまるごと聖地で、ネレ神が眠るという言い伝えがある。
ハワイ王朝時代から聖地と認められ、現在もネレ島の所有権はパレカナ教団が持つ。
ネレ島では手つかずの自然が多く残り、理想とする究極の暮らしが送れるという。
ネレ島に入ることが許されるのは教団代表、
もしくは信仰心や徳を積んで、教祖から称号『ハク』に認められた極わずかな教徒に限られる。
よって大半の教徒はネレ島へ行ったこともなければ、見たことすらない。
ハクに選ばれるのは多くても月2回で、新月か満月の夜なのだという。
子供でもハクになれるようで、ネレ島へ行ったら、一生そこで過ごすのがパレカナのルールになっている。
パレカナ養護施設について
パレカナ養護施設では、ハワイのあちこちでボランティア活動をやっている。
ホームレスへのシェルターや、母子家庭への支援施設など数か所運営しており、
布教のためにボランティアをやっている分けではないので、信者の勧誘などは行っていないという。
パレカナ信仰は、自然とその中に生きる他者にも、慈愛を持って接することを定めているので、
パレカナの教義に基づき、炊き出しやビーチのゴミ拾いなどいろいろ行っている。
パレカナ養護施設では畑で野菜を栽培しており、野菜を収穫してフードバンクへ提供したり、
スーパーやレストランの廃棄食材を集めてはホームレスたちに渡している。
パレカナはハワイの自然との共存をモットーにしているので、
食べ物を貰うときはハワイ産のものに限定しているとか。
ガンジョー
中華マフィア『ガンジョー』について
ガンジョーは、ホノルルシティでバラクーダと縄張り争いをしている中華マフィア。
ウォン・トーが『ガンジョー』の総帥で、チャイナタウンエリアにあるホテル『涅槃岸』にて、
裏カジノのオーナーをしている。バラクーダのドワイト・メンデスよりもずっと切れ者で慎重派。
涅槃岸がガンジョーと繋がりがあることは、アングラサイトではよく聞く噂になっており、
涅槃岸が運営を始めた頃から、ガンジョーも勢力を急拡大させたという。
ガンジョーの裏カジノは、ときどき場所を変えながら、常に2つか3つ開かれており、
そのうちの一つが『黒芙蓉』という中華料理店で行われている。
最初に話しかけてくる店員に、合言葉「本場中国の焼き餃子」を伝えると、
中華料理店を閉店した頃に裏カジノで遊ぶことができる。
ホテル『涅槃岸』について
涅槃岸の方は、ガンジョーにとってハワイの最重要拠点。
小型の盗撮セットでも検知できるほど、厳重な警備を敷いている。
ハワイを訪れた富裕層のために、ハワイではご法度の裏カジノを用意。
金払いのいい上客であることをアピールすることで、涅槃岸へ入場が許されるという。
黒芙蓉と比較すると、涅槃岸の裏カジノへは、富裕層だけが入れる場所となります。
不二宮千歳の家柄は、涅槃岸にお世話になったことがあるようで、名前パスで入場することができる。
裏カジノでは世界中のVIPをお迎えしており、客はビスケットというチップの一種で、
1枚・1000万円くらいするチップでギャンブルをしている。
ガンジョーもバラクーダと同様に、ハワイのオーナーに依頼されて、茜の行方を追っている。
山井一派
山井一派について
山井豊は親分である田端修二を殺害して、嫁の田端唯に暴行未遂のすえ逃亡した。
その後、山井豊は独りでハワイへ行き着き、
ホノルルシティ・ナイトストリートにあるシアタービルを根城に、山井一派を組織した。
一見、日本のヤクザぽい雰囲気がする組織だが、
あくまで『山井一派』であり、厳密にはヤクザではないので山井組ではない。
ただし古参たちは、山井豊のことを「組長」と勝手に呼んでいる。
山井豊は組長と呼ばれるのが嫌だったが、今ではすっかり否定するのも面倒になった。
エリック・トミザワは新参者だったので、そこら辺の事情についてはよく分かっていない。
だが、ヤクザではないとはいえ、清廉潔白な組織でもない。
山井豊の子分たちは、皆何かしらの事情で、日本に居場所を無くした連中たち。
そういった人々たちが山井豊のもとに集まり、山井一派が形成された。
山井豊は黙って受け入れて居場所を作った。
そのため山井一派たちは、何かしら山井豊に対して恩を持ち、慕っている。
チンピラのような連中から、ホステスのババアや医師などがおり、山井豊の命令で動く。
ホノルルシティでは、バラクーダ/ガンジョー/パレカナとマフィア組織たちが支配しているため、
山井豊が入り込める隙間は狭かった。だが、山井豊は単身で縄張りを切り開き、
ナイトストリートを縄張りにしている。ナイトストリートへマフィアが入り込めば、暴行で追い出す。
横浜星龍会
横浜星龍会について
海老名正孝が星龍会の事務所の警備体制を徹底している。
そのため、侵入者は無条件で排除されるように命じているという。
海老名正孝が、極道の第二次大解散を企画しており、元東城会のヤクザたちに声をかけている。
行き場のない元極道たちに受け皿を作るのが、第二次大解散の目的で、
そのため一時的に星龍会の盃を受けさせて仕事を与えている。
港の倉庫でゴミの保管ビジネスをしているのもその一環で、
春日一番がハローワークでやっていた事前事業の拡大版といえるもの。
星龍会が組に引き入れている連中には、まっとうに社会復帰できた者もいるようで、百人単位と数は多い。
ちゃんと社会復帰できたなら星龍会に行く理由がなくなるはずだが、
海老名正孝の社会復帰のための一時的な受け皿というのは表向きの綺麗ごとであり、
本当の目的は別にある可能性が高い。
星龍会はゴミビジネス(核廃棄物処理)の拠点を、横浜からハワイに移そうとしている。
そのため星龍会の盃を受けた連中は、みんなハワイへ向かうことになる。
沢城やほとんどの幹部たちは異人町にはおらず、増えた組員のために、
ここ一週間ほどで別の支部を立ち上げた。