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龍が如く8の開発インタビュー

龍が如く8の開発インタビュー

龍が如く8が日本ゲーム大賞2023『フューチャー部門』を受賞、
各ゲームメディアの龍が如く8の開発インタビューについての情報をまとめてます。



龍が如く8が日本ゲーム大賞2023『フューチャー部門』を 授賞式


2023年9月24日、日本ゲーム大賞は東京ゲームショウ2023が開催後、
一般投票で決定されるフューチャー部門の授賞式を行いました。


フューチャー部門とは、未発売タイトルに贈られる、今後期待できそうなタイトルのことです。
龍が如く8は選ばれたが、龍が如く7外伝は選ばれなかったのでつまらなかった・・・!?
授賞式には横山代表が登壇し、ファミ通が龍が如く8について質問してました。


桐生一馬は癌になったけれども、どういった生き様をプレイヤーに見せるのか?

龍が如く8がフューチャー部門を授賞

ゲーム大賞と名の付く場でいうのはどうかなと思うが、ゲームを作ってる感覚がもうない。
独りの人間を作ってる感覚になってます。とくに桐生一馬。

2005年に龍が如くを作り出してから18年ですか?
この男の人生を描いてきた中で、彼には全てのことをやらせてきてるんです。


極道として生きてきたところや、擬似的な家族を持ち、家庭を持ち、子育てをして、今度は病みたいな。
この流れでいうと彼の人生を作ってる感覚になってます。
その中で集大成的に、体験していただきたいという想いが強くあったりします。


ハワイはどのくらい広くなっている、遊びごたえが増しているのか?

シンプルに、ハワイは神室町の9倍~10倍くらいの広さ。
それ以外にもスペシャル的なステージで、いろんな島に渡ったりもあります。
正直、坪面積で測ったことはないけれどもデカいすよ!


人生描いているなんて行儀の良いこと言いましたけど、やっぱりゲームを作ってるんで、
コテンパンにゲームを詰め込んでます。ハワイだけじゃなく日本も。

測る時間もなかったが、シリーズ過去最大ボリュームになっている。
個人的には龍が如く7外伝と龍が如く8の2つの作品を合わせて、龍が如く8かなと思ってるところもある。



龍が如く8開発インタビューまとめ

龍が如く8のハワイのスコール

TGS2023後、各メディア(4gamer電撃ファミ通)が龍が如く8に関する開発インタビューをしてました。
ハワイは天候の変化もあり、雨が降ったりもするのだとか。トロリーバスに乗って変態を撮影できるが、
いくつかコースがあって撮影することになるようで、ホノルルは変態だらけということになる・・・


■ストーリー、舞台
  • 龍が如く8の開発は2020年から。脚本は3年前くらいから書き始めていた。
    ハワイへの渡航制限がかかり、現地で取材するも、日本に戻ってきたら2週間隔離されてしまった。
  • ハワイは伊勢佐木異人町の3倍の面積。建物の数、やれることが圧倒的に多い。
    日本と比べて道路も広い。海とかも泳げる。
  • 春日一番の母親の茜を探すため、国外を旅することもあり、物語の都合でロケーションは
    どこが一番良いのかを考えた。茜が裏社会から逃げて潜伏できる場所は、
    ハワイがいいだろうとアウトラインを固めていった。
  • 舞台がハワイ以外にも、日本人が多くいるような、バリ島など候補はいろいろあった。
    日本人が多くいる方が、紛れてバレづらいかなと。
  • マップはホノルルをベースにした。ホノルルを軸に取材をもとにデータを作った。
    「海に入れなくてもいいです?」と言われたが、ハワイで海に入れないのは駄目だろうとなった。
  • TGS2023で体験できたハワイの範囲は、本編の1/3のサイズ。
    黒塗りされてた部分も、基本全部移動できるようになる。
  • 神室町は舞台として登場するが、蒼天堀は物語に絡まないので出てこない。
    神室町は今まで通り練り歩ける。
  • 晴れたり、雨が降ったりと天候の変化がある。
    ハワイは突然スコールが発生して、止んだら光が差し込んでくる表現も用意している。
  • トレーラーで澤村遥の回想シーンがあったが、本作では触れられていく。
    遥が子供を産んで反響があったが、ごまかさずにシリーズで人生を送り、誰にでも起こり得ることを
    ドラマに描いた分けだが、桐生一馬の癌もそれと同じ。すごくリアルな物語として語られている。
  • VTuberはメインストーリーの大きい要素。大手メディアを告発に使うのが難しい状況であれば、
    週刊誌か告発系のチャンネルを使うしかない。裏社会の人が、動画配信サイトで告発するという
    未来があるじゃないかと思い、シナリオに組み込んだ。
    春日一番が、職を失うきっかけになったのも多々良ちゃんねる。
  • 龍が如く7外伝と龍が如く8を、並行して開発してたのでバタバタしてた。
    どちらの作品のバグチェックをしているのか分からない状態にもなった。
■キャラクター
  • 龍が如く7を初めて遊んだ人にアンケートしたら、桐生一馬に対し、「彼は何者?」と感じた人が多かった。
  • エリック・トミザワは、龍が如く7のナンバのようなポジション。
    井口理氏にフェイスキャプチャーを使用して、造形も込みで出演して欲しかったからお願いした。
  • 不二宮千歳はフェイスキャプチャーを使わないオリジナルキャラだったので、
    声優のオーディションをして伊波杏樹氏から、チャンスがあれば是非出演したいと言われていた。
  • ハワイのマフィア・バラクーダのボスに、ドワイトというキャラクターがいるが、
    タランティーノ映画などの悪役でおなじみのダニー・トレホが演じている。
  • 朝倉未来氏はメインストーリーで登場する。
  • 古谷徹氏が当ててるキャラクターや、子安武人氏が当ててるキャラクターなどもいるが、
    子安氏が演じるキャラは、すごく熱くていいキャラクター。
    社内でも、「真島吾朗を超える人気になるんじゃないか?」と言われている。
■バトル
  • 物語に応じて、舞台も仲間も変わる。常に全員行動ではない。
    物語に合わせて合流したり、分離したりする。基本的にパーティーは最大4人。
  • 龍が如く7のバトルでは移動できなかったので気になっていた。近くに看板があっても取りに行けず、
    その時の運に左右されていたので、プレイヤーが少しコントロールできるようにした。
    キャラを移動させてバックアタックを狙ったり、仲間との連携を誘発させりもできる。
  • 桐生一馬のジョブ『堂島の龍』は、条件が整うとリミッターが解除されるバトルの切り札。
    突然アクションバトルに突入する。他のジョブを選んでいるときはコマンドで戦う。
    仲間と交流を深めて絆を強化しても、桐生一馬のアクションの技が増えることはない。
  • バトルでは極技も方向が矢印で表示されて、敵をどれだけ巻き込めるかといった情報をビジュアル化した。
    移動範囲の円もキャラクターが強くなると広がっていく。
    また、敵を仲間と挟み込むと、挟撃をするが、絆の高さによって発生率が変わってくる。
  • 前作にあったジョブは、全部ではないが春日一番の勇者のような専用ジョブや、特徴的なジョブはある。
    ジョブはリゾートを体験することでジョブが閃く。
■ゲーム要素
  • スジモンは龍が如く7のように、モンスター図鑑のような要素はあるが、倒した後に仲間になる場合がある。
    本編とは別にスジモンバトルというコンテンツで戦わせることができる。
    育成も可能で、最強パーティーを作って優勝する感じ。
  • ジョブには召喚士がスジモンを召喚しているので、詳細は明かせないが、
    スジモンバトルに関連して、プレイが楽になるような要素などがある。
  • 不審者スナップという遊びを入れる予定はなかった。
    トロリーに乗ってあちこちに行けるが、それだけだとつまらないので、乗車中に何かできないかと話になった。
    それで「不審者でも撮影する?」というノリで完成した。
  • 不審者スナップは何回も遊ぶことができ、試遊版で遊べたのは初級コース的なもの。
    違う場所へ行くと、いろんな不審者が出てきて、不審者スナップポイントを溜めると武器が手に入ったりする。
  • 購入特典で、新シナリオ『ファイナルハワイダンジョン』があると発表されているが、
    それは龍が如く7にあった『ファイナルミレニアムタワー』のイメージに近い要素。
    やり込み要素の強化版みたいな感じで、詳細は後日公開する。
  • 龍が如く7外伝に付いているスペシャル体験版は、龍が如く7.5に近いイメージ。
    龍が如く7外伝のエンディングが重要で、「なぜ、ここにこいつがいるのか」など、
    そういう流れが見えてくる内容になっている。
    製品版への引き継ぎはなければ、遥の救急箱を受け取れたりするようなメリットもない。



感想

龍が如く8の新キャラ

新キャラで真島吾朗を超える人気なんて、今更あるだろうか?
真島吾朗がジジイぽくなって、微妙なキャラになってしまうパターンならありえなくもないが、
外見にしても個性的だし、真島吾朗の壁は思いのほか高いんじゃねぇのかと。


スジモンは見た感じ、「スジモンゲットだぜ!」ってな感じだし、
ガチャピンムックはプレイスポット関連で登場しそうな雰囲気がする。
ハワイでのアクティビティが、どのくらいの数になっているのかが気になるところだ。


それより、桐生一馬に対して「彼は何者?」って、なんか壁を感じたな。
「今まで龍が如くスタジオは、必死に何を作ってきたのか・・・?」と考えると、萎える一言だよね。

たぶん名越監督を見ても、「あの人誰?」って言うと思うし、
横山代表に至っては、「あっ、知ってる!異世界おじさんでしょ」って答えると思うなw