稲船氏、comceptとinterceptの2つの会社を設立
 ファミ通で稲船敬二氏のトークを取材していた。
稲船氏といえばカプコンでロックマンの生みの親として知られる人物。
カプコンで長く務めると、だんだん開発側から遠ざかり、自分はゲームの開発がしたいのに
それができない状況になってきたのでカプコンを退社した。

 会社を辞めてしばらく休暇でもとったら、新たに会社を作ると話していたが、
カプコンを止めてから即会社を興してた。ジッとしていられない性格なのだとか。
それで現在はcomceptとinterceptという2つの会社を作った。
第1作目のゲームはソーシャルゲームを制作している。

 
ユーザーは家庭用ゲームとソーシャルゲームで二極化するか!?
 ソーシャルゲームと言えば、現在は家庭用ゲーム機以上?並に流行っている印象がある。
そもそも基本プレイは無料で、課金や広告により業者は収益を得る流れなので
ユーザーは無料だけプレイしようという想いで、始めてみる方も多いのだろう。

 んで、何故ソーシャルゲーム制作か?と言えば、失敗した時の負担うんぬんより
ソーシャルゲーム制作を知らないので、学びながら制作しているそうだ。
最近の家庭用ゲーム機の売り上げは不調なので、もし時代がソーシャルゲームへ流れてしまったら
そちらの分野でも生き残れるよう準備しているのだと個人的に感じた。
・ファミ通記事:http://www.famitsu.com/news/201110/13051808.html

 トークを眺めた印象からすると、時代の先を読んで行動するのは得意そうだが、
私的には家庭用ゲーム機の方でソフトを発売したときに、稲船氏の実力やら作りたかった物が
はっきり評価されるものと予想している。
話しは上手だが、今のプレイヤーのニーズに答えたゲームを作れるのか?ということである。

 
ニンテンドー3DSでの新たな発表!
 10月5日に東京都内で行われた、マーベラスAQL新タイトル発表会で稲船氏が登場し
「海王」というニンテンドー3DSゲームを発表していました。
・公式:http://www.maql.co.jp/product/kaio/

 大手にはないスピードというのを活かし、もう発表ですか!という想いで公式サイトを眺めた。
ん~、私の印象からすると今時ケモノ系のキャラは難しいと思う。
まだ公式サイトでは動画だけしか発表されてないので、ゲームがどんな仕様なのか明らかではないが
あの感じだとヒットに繋がるか怪しい・・・。

 ポケモンをプレイする層向けのゲームに見えたが、そのユーザーが食いつくかどうかだな。
公式サイトや動画を観察すると、あの作り込みなら早い期間で制作できるクオリティーだ。
余計な部分にはお金を使わずにゲームに注ぎ込みます!という方法なのかも。

 3DSソフトなんで、立体を活かした新しいゲームに期待したいところだ。
3DS本体はとっくの前に発売したが、現状では3DSソフトがほとんどないのも残念な状況なので
とりあえず稲船氏の経験豊富な手腕に期待したいところだ。