福岡市にある株式会社シング・cingという下請けゲーム会社があるが
2010年3月1日に破産手続申請の準備に入ったようだ。
負債総額は約2億5600万円と見込まれている。

シングの主なゲームハードは、ニンテンドーDSソフトやWiiソフトで
任天堂から開発の依頼を受けたり、コンテンツやHP制作などを行っていた。
一時期の利益は+1015万円と出してはいたが、
ゲーム業界の不景気と、2商品の開発の延期があったことにより
赤字が増え破産宣告する状況に至ったようだ。


株式会社シングと言えば、私も愛用していたゲームも多く、
ニンテンドーDSソフトのアナザーコードウィッシュルーム天使の記憶ラストウィンドウ真夜中の約束
など良作品なアドベンチャーゲームを作る会社で、私は攻略サイトもあれこれ作成していた。

この世の不景気はゲーム業界にも覆いかぶさり、今ではメジャーな作品しか
売れないのが今の世の中ですね…
ラストウィンドウやAGAINにしろ、これから外国で売りに出すという状況だったが
やはり借金の額が増える前に破産宣告をしたのであろう。

気になるのはこれからラストウィンドウ(カイル・ハイド)やアナザーコードのシリーズ
に続く作品が発売されるのか?疑問に感じる所だ。
外国で売れれば企画元の任天堂が、続編シリーズを出すかもしれないし気がかりなニュースだ。

今想えばラストウィンドウを制作し、発売する前の段階からかなりきつい状況に追い込まれていたのであろう。
それで日本ではサッパリ売れなかったので、破産に踏み切る決心が強まったのかもしれませんね。
中小企業からすれば、2億円は大打撃だ。
2商品の開発の遅れは、王様物語とAGAIN、ラストウィンドウ辺りだと思える。

現在では外国の方でも、シングが倒産した情報は広がりつつあり
これによりどういった反応があるのかという部分も気になるものだ。
良作なADVゲームを作る会社だっただけに、ただただ残念な想いである…