PS3とXbox360で発売中のL.A.ノワールだが、開発したメーカーのチーム・ボンディが
どうやら倒産手続に入っているのだと言う。

 L.A.ノワールといえば、私が知っている限り早いうちに400万本出荷してたので
今でも世界中でそこそこ売れ続けているゲームであろう。
日本では洋ゲーはあまり売れ行きがよくないので、10万本そこらの数字がやっとであるが
洋ゲーでは売れている部類に入る輸入ゲームである。

 して、L.A.ノワールは売れたソフトにも関わらず、チーム・ボンディが倒産の危機が訪れた
背景には一体何があったのか?と探してみると・・・

 
 まずはL.A.ノワールの開発に7年近くかかったのは有名な話だが、
そこら辺りに何がしらの事情があったと見るのが一般的だろう。
それで7年もかかった理由に関しては、簡単に言えば「PS3のハードが開発される前から
技術的なテストをして開発費がかさんでしまった。」ということらしい。

 それでソニーとの契約が解消してから会社が変わっていったのだとか。
厳しい労働時間がクリエイターに向けられ、長時間労働をかせられることになった。

 これに関しては、かなり前から話題になっており、
過度な時間外労働や不当な解雇をさせられて、クリエイターらが束になって訴えを起こしてました。
時間外手当も無しに働かされて、断ればクビにされるのだとか・・・

 んでもって、ゲームを開発した一員にも関わらず、クレジットに自分の名前が出ていないっ!
など理不尽な扱いを受けていたようで、チーム・ボンディの悪どさが見てとれる。

 
 話を戻して個人的な意見から言えば、「L.A.ノワールの開発は7年もかかった」というよりは・・・
あれだけの大作ソフトを、長期労働の果て「わずか7年で作り上げた」というのが正しい気がする。
犠牲が大きかった気もしますが、開発スタッフはすでに別の会社に移籍したようです。

 結論から言えばチーム・ボンディの経営能力に問題があったと思える。
リーダーがワンマンのようで、制作してたクリエイターは
「しばらくはゲーム作りたくねえ~」とボヤき、トラウマになったようだった。

 あれだけのソフトにもなると、やっぱ多くの犠牲が出る物なんだと感じた。
そこまでしないと作れないゲームとあらば、続編も難しいしL.A.ノワールは幻のソフトになりつつあるか。
GTA5も開発中らしいが、L.A.ノワールを超えたグラフィックは難しいか!?
世界をシェアにしているメーカーはリスクも大きいものだな。

記事⇒http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20110812074/