スターウォーズバトルフロントの感想

2015年11月19日に発売したスターウォーズバトルフロントのレビュー
EAのDICEが開発したPS4、Xbox One、PCソフトのスターウォーズバトルフロントの感想。
以下は残念ながらバグでプラチナトロフィー獲得までには至らなかったが、何百時間と各ゲームモードもやり込んだうえのレビューです。
　

まずゲームハードが新世代機による発売なので、グラフィックがとにかくリアルだと感じた。
マップはオープンワールドという感じでもないが、かなり広大なマップと小さ目のマップが用意されている。初期の惑星は４つだが、無料DLCを含めるとさらに１つ増えます。その後は有料販売のDLC（シーズンパス）などを購入すれば増えていく感じです。

基本的にシューティングゲームってのはFPSものばかりが主流だが、スターウォーズバトルフロントに限ってはカメラ視点をTPSに切り替えれるのが大きな特徴。それによりアクションシューティングゲームをプレイしているかのような操作のしやすさを感じた。あの仕様になれると逆にカメラ切り替えができないFPSは不便にすら感じるかもしれない。

さらにFPSに有りがちな、面倒な武器カスタマイズ、弾のリロード、リコイル調節、有利な地形で芋って戦うだけの仕様が排除され、初心者にフォーカスしている仕様だったのが評価のうちに入ります。リスポーンはかなり早いのでストレスが溜まりにくいという点も良かった。たまにリスキルされる場合もあるが、毎回リスキルされるわけではないです。
　

FPSものだと初心者はまず入りずらいゲームで、慣れる前に飽きて辞めてしまうユーザーが出てきてしまうものだが、スターウォーズバトルフロントの場合は基本的に体力が多いので、芋られるケースが少なく、スターカードやパワーアップを使用すれば対処できるゲームという点が大きいかと思いました。

逆にFPSガチ勢からするとおそらく物足りないゲームだと感じると思う。上級者と初心者との差が出にくく、反射神経勝負になりがちなFPS特有の部分が抑えられているからです。そうなると立ち回りでがんばるしかないし、射撃している最中に誰かに撃たれないように位置を考える必要が出てくる。スターウォーズバトルフロントの場合は体力が多めなので、ヘッドショットを決めても一撃で倒せない武器（ブラスター）がほとんどです。

このゲームぶっちゃけオンライン専用ソフトといってもいいぐらいの内容です。オフゲーに関してはチュートリアルというか、あまり面白いという気はしなかった。協力プレイもオンラインから誰かが選出して一緒にプレイできるものと思ってましたが、フレンドの方でないとプレイできなかったし、想っていたのと何かが違うと感じた・・・

かといってソロで攻略しようとするとかなりの難易度なので、地形を盾に戦う方法でないと勝てる気がしない難易度なのも問題がある。協力プレイで丁度いい難易度に設定してあるのはどうなんだろう。スターカードのアンロックもマルチプレイならできる感じだったし、オフゲーメインで購入を検討しているなら辞めたほうがいいと思う。マルチプレイ込みでプレイするのが正解。

　
ゲームバランスは、ヒーローやビークルの強さのバランスの悪さを感じた。ゲームモードは豊富にあるといっても、ヒーローハントとかつまらないルールなのは改善して欲しかった。BFシリーズを作ったダイスとはいえ、なんか違うゲームを遊んでいるかのような気もするかな。つーか全体マップくらい見れるようにしろよ！という不満もある。

もともとのボリュームが少な目なので、一ヶ月もやり込めばさすがに飽きてくる。ランク上げやアンロックなどは割と簡単にカンストできました。なので、もう少しシーズンパスが早めに発売してくれれば良かったかと思う。

　
■総合評価
オンラインは過疎ゲーと言っている人がいるが、PS4版は全然そんなことはない。各モードをクリックしたときに、人不足のところに放り込まれていることにそろそろ気づいた方がいい。あれは一度キャンセルして、また入り直せば人の多いところに放り込まれることがある仕様です。

全体的に見るとスターウォーズファン仕様なところがあるかも。映画スターウォーズ・エピソード7を見てからプレイすると、ストームトルーパーが雪崩れ込んでくるようなチームとして戦う戦争をリアルに疑似体験できるのが面白いと感じるかもしれない。ベータ版で初めてAT-ATを見た時はあまりの大きさと、圧倒的な火力に驚いたものです。

帝国軍のストーム・トルーパーや反乱軍兵士となり、スターウォーズの世界観を味わえたのが良かった。ただゲームモードが似たようなばっかなのと、欲を言えばEP1～3も含めて欲しかったという不満もあるかな。神ゲーとまではいかないゲーム内容でしたが、それなりにスターウォーズを楽しめたかと思う。