2012年5月31日に発売したドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3Dのレビュー
 スクウェア・エニックスから発売したニンテンドー3DSソフトの
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3Dの感想。
以下は旅の扉を全て攻略してプレイ時間は200時間越えでのレビューです。

 
システム
 今作のテリーのワンダーランド3DはGB版からのリメイク作品ではあるが、
ほとんどオリジナルと言っていいほど改良されている。
旅の扉というエリア毎に別れ、ランダムエリアを移動しつつ地下にいるボスを倒すという
実にシンプルな流れで、今日の辞め時が分かる安心仕様。

 ドラゴンクエストモンスターズは、モンスター集めと配合が楽しいゲームだが
中にはなかなか登場しないレアモンスターも一部いる。
最初は楽しくて探していたものの、あとで配合した方が早かったというのに気付いたのが残念・・・
敵を避けて地下に行けばボスとすぐ戦えてしまうのも考えものだと思った。

 基本的にはドラゴンクエストのジョーカーシリーズがベースになったような感じでした。
配合においては他国のモンスターマスターからS・SSランクのモンスターをスカウトできるので
上位モンスターを作るのが簡単になったという点は素直に良かった。

 めぐりあいの扉では、一度仲間にしたモンスターを再度スカウトできるので
ライトユーザー層には遊びやすくなったゲームだと言えます。
ストーリー攻略後は、wi-fi通信でGP戦に参戦するためのモンスターを育成して楽しむなど
クリア後もそこそこ遊べるので、ハマる方は結構ハマると思う。

 
バトル
 テリーのワンダーランド3Dのバトルシステムは、ジョーカーシリーズがベースとなっている。
違う点は味方や敵の攻撃が繋がる『連携』、
敵と味方が同じ特技を使用した際に発生する『相殺』などが加えられた。

 黒い霧や赤い霧などバトル開始から自動発動するものが加えられ、
さらに上位の特技を覚えようとすると、一定確率で行動不能になるヘロヘロ、オロオロが設定されてしまい
ぶっちゃけ、ただの運ゲーに成り下がってしまったのが残念だった。
消費MPを多くとれば済むだけの問題だったと感じたが、あらゆる行動が不能になるのが微妙すぎる・・・

 連携においてもほとんど運で発生するようなものだし、倍率でダメージが上がるので
それで勝っても負けても微妙な印象を受ける。
AI設定で使用するスキルをコントロールできるが、自分が思ったようにコントロールできる分けでもなかったので
バトルバランスに関しては、まだまだのゲームだと認識した。

 
全体的な評価
 全体的に見て評価すると面白いゲームだが、やっぱ不満も等しくあるゲームだった。
長らくジョーカーシリーズからプレイしてきたが、このバトル仕様では新たに改善される気がしない・・・

 例えばバランスブレイカーになっている『つねにアタックカンタ』など、
味方に貫けるスキルがないと何もできないという仕様はどうにかならないものかと毎度思う。
バトルを熱く語れば戦術うんぬんが面白ゲームだったが、運に左右される比重が多くなったので
GP戦がつまらなく見えてしまった瞬間があった。

 もう少しバトルとwi-fiのGP戦の仕様が面白ければ神ゲーだったと思うが、
ライトユーザー層には遊びやすいゲームになったという点で、ドラクエ好きなら方なら買いかな。
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D 攻略