2014年5月22日に発売したinFAMOUS Second Sonのレビュー
Sucker Punch ProductionsのinFAMOUS Second Son(インファマス セカンド サン)の感想。
日本語版は5月22日発売なので、海外版をプレイした感想です。
以下はプラチナトロフィーを獲得済みでのレビューです。
- 街の建物、エフェクトが綺麗
- 移動やテンポの速さ、爽快を感じ取れるアクション
- 作業的にならないサイドクエストの攻略
- ボス戦の凄さ
- 丁度いい難易度設定
- パワーを切り替えて戦う楽しさ
インファマスセカンドサンはPS4ソフトなので、基本的に画質が綺麗です。
リアリティに作られたオープンワールドのワシントンの風景、
爆発したときに発生する火の粉のパーティクル、ネオンによる攻撃の鮮やかさなどが
豊富に攻撃に取り込まれているので、動画なんかを見ても良さが伝わると思います。
ストーリーや登場キャラクターはシンプルにできていた。登場キャラもそれほど多くはいない。
複雑な何かがある分けでもなく、別の種類のパワーを有するコンジットらと戦い、
彼らのパワーを吸収して、彼らの過去ストーリーを見て仲間になる流れ。
善・悪のカルマがあり、どちらを多く入手したかで分岐するミッションもあります。
難易度に関してはノーマルでもやや難しい部類に入る。
何度も死ぬのでリプレイ性の高いゲームです。回避をうまく活かさないと雑魚戦でも十分死ねる。
ただ死んでも何かペナルティーがある分けでもなく、体力・能力メーターが全快の状態で復活する。
少しづつ敵の牙城を崩して攻略していく感じに近いところがある。
難易度はストーリーのボリュームを考えると適切だと感じた。
これ以上デルシンを強くしてしまうとヌルゲーか無双ゲーになるし、弱すぎても無理ゲーになる。
どちらもアクション性が損なわれるので、この難易度で丁度良かった。
サイドクエストは数が多いが、どれも簡単に攻略できるものが多い。
ブラストシャード集めやカルマ稼ぎはある程度やらないと、主人公のデルシンが強くならないし
一部ストーリーを進めれない箇所がある。テンポよくクリアできるので苦には感じなかった。
ボス戦はラスボスが凄かった。PS4の高い処理能力を使っているという雰囲気が感じ取れる!
- オープンワールドの割にはボリュームが少ない
- カルマによる分岐ストーリーの内容にもう少し変化が欲しい
- サイドクエストの内容が少し薄っぺらい
このゲームの悪い点はボリュームの少なさにあると感じた。
メインストーリーを3周攻略したが、短い部分のミッションや敵を追跡して終わる所もあるので
ストーリーだけを追ってプレイしてしまうと、ボリュームの少なさに気づける。
つーか、ハンクとの絡みが少し多すぎたような気さえもする。
なので、サイドクエストも合わせてプレイすると丁度よく感じると思うが、
GTA5のような豊富にあるサイドミッションだと思ってプレイすると期待外れに感じる。
DLCも含めて遊ぶと丁度良いボリュームだったと感じる出来栄えかも。
サイドクエストに関しては短い時間でクリアできるタイプなので、もう少し濃いやつを練り込んで欲しかった。
カルマの分岐によるストーリーは浅はかなところがあり、
善と悪のルートを見比べてもそれほど変化が感じられず、そのまま何事もなかったかの如く
次の共通ストーリーへと進展してしまう。
エンディングだけ色濃く描画されてたが、あれぐらいの強烈さがあった方がいいと思った。
■総合評価
1周目を攻略したときの印象では、ただただ面白かったという印象が残った。
爽快且つ綺麗なエフェクトはプレイしてるとゲームに引き込まれるものがある。
それと同時に日本のゲームは何故こういうのを作れないんだ・・・と感じてしまった部分もある。
一言でいうと、久々に面白いアクションゲームをプレイした気になった。
メインストーリーのボリュームをあと4・5ミッションぐらい増やして欲しかったが、
全体的に見るとアクションゲームの良さを追求したゲームだと感じ取れた。
PS4の良さを感じとれる作品でもあったし、神ゲーではないが良ゲーに入るゲーム。