刺青

刺青とは

刺青(いれずみ)は外国ではタトゥーと呼ばれ、針や刃物などで皮膚を傷つけて
着色となる墨・朱・酸化鉄を入れて人体に絵図を描いたものです。手彫りや機械彫りがある。
皮膚を傷つけるため痛みを伴い、途中で刺青を入れるのを辞める人も多いのだとか。
一度刺青を彫ると簡単に消えることはないが、年数が経過すると色が抜けてくる。


近年ではファッション感覚で刺青を入れる人も多いが、
古き日本では、戦国時代に兵士らが首を取られて身元不明を防ぐために自らの氏名などを指に入れたり、
江戸時代では火消しや博徒たちが粋な心意気を示すために彫ったなど、いろいろな用途がある。
極道にも刺青文化が継がれ、極道の生き方を貫く証や脅し・義侠心の用途で入れたりと理由は様々なようだ。


龍が如くシリーズで登場するキャラクターの背中に彫られている刺青は、実在の彫師がデザインしたもの。
物語の構成やキャラクターに合わせて彫師と相談し、CGに彫ってもらっている。
ゲーム中では桐生一馬や錦山彰の刺青を彫ってるのは、『歌彫』というキャラクターが入れている。
刺青の絵図にはそれぞれ意味があります。


桐生一馬の刺青(応龍)

桐生一馬の刺青の応龍

桐生一馬の刺青は、獣の頂点に君臨する四霊の一つ『応龍』です。中国より伝わる話で龍の長にあたる。
龍は五百年生きると『角竜』になり、千年生きると翼を持って『応龍』になると云われ、
応龍は龍の中でも気高く神聖なものとされている。三本の指で掴んでる玉の中には、
梵字で干支の申年・未年の文字が書かれている。「バン」と読み、大日如来を意味する文字です。


真島吾朗の刺青(般若と白蛇)

真島吾朗の刺青の般若と白蛇

真島吾朗の刺青は『般若と白蛇』。背中には般若、両肩に白蛇が描かれてます。
般若は能楽などで見られる鬼女の面で、深い嫉妬心や執念・恨みを意味する。
白蛇は蛇神信仰などに見られる神聖かつ神の使いの意味があり、
般若+白蛇というのは普通ではありえない組み合わせにすることで、クレイジーさを表現している。



極道の組織

直系、直参

  • 直系(ちょっけい)とは、組織のトップ(会長)の直接の子分が組長をしている組を直系と呼ぶ。
  • 直参(じきさん)とは、会長から盃を受けた直系の組長個人のことを指す。
直系の二次・三次団体の系図

直系は二次団体とも呼ばれる。
例えば風間新太郎や柏木修がいる風間組は、会長から数えて子分の子分なので三次団体になる。
そのため風間組などの三次団体からは『直系』にはならない



会長、組長、若頭、若頭補佐、若衆、舎弟頭、舎弟頭補佐、舎弟、本部長

  • 会長(かいちょう)は、○○会の代表。
  • 組長(くみちょう)は、組のNo.1。

  • 若衆(わかしゅう)は、組長と親子盃を交わした子分の総称。駆け出しの下っ端。
  • 若頭(わかがしら)は、組長と親子盃を交わした若衆のリーダー。組のNo.2で次期組長候補。
  • 若頭補佐(ほさ)は、若頭が激務のため若頭をサポートする副官。次期若頭候補。
  • 本部長(ほんぶちょう)は、本部の管理、事務所の最高責任者。若頭ほど権限はない。

  • 舎弟(しゃてい)は、組長と兄弟盃を交わした弟分にあたる。
  • 舎弟頭(しゃていがしら)は、組長の兄弟分。舎弟のリーダーであり舎弟衆のまとめ役。
  • 舎弟頭補佐は、舎弟頭をサポートする副官。次期舎弟頭候補。
  • 顧問(こもん)は、相談役、組の意見・方針を述べる役など。
  • 最高顧問(こもん)は、顧問のリーダーでまとめ役。

ヤクザの世界は親子関係で例えられ、組織によっては呼び方が若干異なる。
組長=オヤジ、親分、おやっさん、若頭=カシラなど。組長が親、若頭が長男、舎弟頭が組長の弟になる。
舎弟頭は組長の子分ではなく兄弟分のため、
立場上No.2の若頭から見れば目上にあたるので叔父貴(オジキ)と呼ばれる。


極道は序列社会なので上下関係がハッキリしている。
若頭と舎弟頭の違いは、若頭のほうが組長に次いで発言力がある。
親の跡目を継ぐのも若頭で、舎弟頭は直接組織の運営にかかわることは少なく裏方的な位置付け。



盃事

盃事(さかずきごと)は神道の結婚式などで盃に酒を汲み、三三九度の取り交わしが行われたりするが、
極道社会においても盃事は誓いの儀式であり、関係や契約を結ぶ際に盃で取り交わしが行われる。
いくつか種類があって、親子盃、兄弟盃、手打ち盃、跡目継承盃、仲直り盃などがある。
一度盃を交わすと簡単に解除することができないほど重くて厳しいもの。


兄弟盃ではどちらかが兄か弟になるわけだが、分の違いにより上下関係が決まる。
五分の兄弟、五厘下りの兄弟、四分六の兄弟、七三の兄弟、二分八の兄弟などがあり、
盃事を行う前にあらかじめ取り決めがされ、組長の許可を得てから行われる。
五分の兄弟の盃は、どちらも五分五分の関係なので上限関係なし。お互い「兄弟」と呼び合う。



東城会

東城会:関東最大の極道組織

東城会の家紋 初代会長 東城 真
二代目会長 二井原 隆(代行)
三代目会長 世良 勝
四代目会長 桐生 一馬
五代目会長 寺田 行雄
六代目会長 堂島 大吾

東城会(とうじょうかい)は、関東最大規模の極道組織。
直系100団体、構成員は3万人ぐらいで、東京に拠点をおいている。

龍が如くシリーズを追うごとに、ほとんどが東城会の内部紛争や破門・解散により、
幹部らは一枚岩になることもなく弱体し続けている。さらに近江連合に狙われる始末で争いが絶えない。


■東城真

東城真(とうじょう まこと)は、龍が如くのストーリーに絡むことはなかったが、
龍が如く2のサブストーリーで入手する貴重品『東城真 ケンカ奥義DVD』のエピソードにより、
わずかだけだが初代会長の存在を知ることができる。


■二代目会長

龍が如く0で登場した二井原 隆(にいはら たかし)の話によると詳しい内容は一切なかったが、
二代目会長は亡くなったとだけ話しており、そのため二井原が代行を勤めていたのだと本人が言う。
よって東城会の正式な二代目会長は不明。


カラの一坪』の争奪戦の末、最終的に手に入れることができた世良勝を三代目会長にして、
二井原は自分の役目は終えたと会長代行を辞めた。


■世良勝

世良勝(せら まさる)は、龍が如く1で三代目会長を務める。
40歳代の若さで会長に昇りつめた英傑で、組織の経済を担った頭脳派の人物。
権力に溺れた政治家・神宮京平を失脚させようとして『消えた100億円事件』を起こすが、
錦山彰が開いた緊急幹部会直後に、街のとある雑居ビル内で錦山彰に射殺される。


風間新太郎とは親密な関係で絶対的な信頼があった。
世良勝は事前に自らの危険を察知していたので、次期東城会の会長を指名できるように
遺言状を風間新太郎へ託していた。


■桐生一馬

桐生一馬(きりゅう かずま)は、龍が如く1のエンディング頃に四代目会長に襲名する。
世良勝から風間新太郎の手に遺言状が渡り、風間が死ぬ前に次期会長を指名したのは桐生一馬だった。
遺言状通り桐生一馬が四代目会長になったが、消えた100億円事件の真相を最後まで見届けたら、
会長の座をすぐに辞めて、五代目会長の座を信頼できる寺田行雄に託して極道社会から身を引いた。


■寺田行雄(金大津)

寺田行雄(てらだ ゆきお)は、五代目近江連合本部長 直参寺田組組長。
元・近江連合四天王の一人ではあるが、過去に風間新太郎に命を助けられた恩があり、
風間との信頼が厚かったので、桐生一馬は寺田行雄に五代目会長の座を託した。


ところが龍が如く2で寺田行雄が会長になると、
自分に賛成する者だけにご機嫌取りをするイエスマンで、東城会の古参幹部からは嫌われていた。
近江連合と争いを避けるため、郷田仁会長と五分の盃を交わそうとしたが刺客の銃で撃たれ死ぬ。
しかし、それは東城会と近江連合で戦争をさせる陰謀であり、寺田行雄は死んだフリをしてた。


陰謀の理由は、寺田行雄は東城会によって壊滅寸前に追い込まれた
韓国マフィア『ジングォン派(真拳派)』の生き残りであり、復讐の機会を狙っていた。
本名は金大津(キム・デジン)という名前です。


最後は桐生一馬の命を奪おうとしてたが、黒幕の近江連合・高島遼に見捨てられ撃たれた。
死ぬ間際には風間新太郎の恩義に応えるために、時限爆弾の真空管を抜いて死んだため、
桐生一馬と郷田龍司は爆死せずに済んだ。


■堂島大吾

堂島大吾(どうじま だいご)は堂島宗兵の息子で、寺田行雄に偽装死後、会長の座が不在になり、
桐生一馬に東城会を継いでくれと熱く説得されて六代目会長になる。
すぐに了承して会長を引き継いだ分けではなく、しばらく母親の堂島弥生が会長代行として指揮する。
近江連合との抗争の際の活躍もあり、若手極道たちからの信頼は厚いようだ。



近江連合

近江連合:関西最大の極道組織

近江連合の家紋 五代目会長 郷田 仁
七代目会長 黒澤 翼

近江連合(おうみれんごう)は、関西最大規模の極道組織。
直系120団体、構成員は3万5千人ぐらいで、大阪に拠点をおいている。
東城会のライバルとして龍が如く2より登場し、郷田龍司が率いて全面戦争を起こす。


■郷田仁

郷田仁(ごうだ じん)は、血は繋がっていないが郷田龍司の父にあたる。
組織での郷田仁の影響力が弱まり、郷田龍司、高島遼、千石のそれぞれの思惑で近江連合は動いた。
最終的には東城会のように内部紛争が起こって殺し合う形となった。


郷田仁は東城会との争いを避けようとして、寺田行雄との五分の盃を交わす予定であったが、
全面戦争を望んでいた息子の郷田龍司にクーデターを起こされて拉致され、
東城会との盃交渉は決行されなかった。
後に近江連合を裏切った真の黒幕・高島遼に銃で撃ち殺された。


■黒澤翼

黒澤翼(くろさわ つばさ)は、龍が如く5で大阪府警察組織犯罪対策本部の刑事として登場し、
東西全面戦争を未然に防ごうと奔走していたが、実は七代目会長だった。
龍が如く2で近江連合は有力幹部らを失い、郷田龍司の行方も不明で勢力が弱まったが、
六代目・七代目会長の手腕により、かつての盛んだった頃へと取り戻しつつある。


七代目は重い病で重体であると東城会にも話が届いていたが、それは事実で末期の肺ガンであった。
亡くなる前に息子である相沢聖人に、東城会と近江連合を継がせる計画を企てていたが
龍が如く5の主人公らに計画を阻止される。
最後は肺ガンが進んで口から血ヘドを吐き、この世で生きれる時間は長くはなかった。



場所、施設

神室町

神室町のモデルとなった新宿の写真

龍が如くシリーズやクロヒョウシリーズのメイン舞台となる神室町(かむろちょう)は、
東京都・新宿区にある繁華街をモデルに制作されている。
ゲームにおいても実在の店舗が確認でき、よく似た作りや配置になっている。


左の写真は、神室町でいう天下一通り入り口の所。
ゲーム内ではアーチのところの看板は『神室町天下一通り』と記載してある。


右の写真は、神室町でいう昭和通りから見た『ドン・キホーテ』の外観。
ドン・キホーテは、龍が如く1の頃からタイアップ企画に理解を示してくれた企業の一つ。
龍が如くシリーズは、多くの企業とタイアップすることでリアリティーのある街並みを再現している。


蒼天堀

蒼天堀のモデルとなった道頓堀の写真

蒼天堀(そうてんぼり)も龍が如くシリーズやクロヒョウ2で、大阪が舞台となるシーンで登場している。
蒼天堀は大阪ミナミの道頓堀をモデルに制作されてます。


左の写真は、蒼天堀でいう『巌橋』のところから見た風景。


右の写真は、蒼天堀でいう『毘沙門橋』から蒼天堀川を眺めた風景。
繁華街通りの方は実名の店舗が置かれている所もある。


養護施設『ヒマワリ』『アサガオ』

養護施設『ヒマワリ』の創設者は風間新太郎。
ヒットマンとして多くの肉親の命を奪い、身寄りの無くなった子供たちを罪滅ぼしにと育てる。
桐生一馬、錦山彰、澤村由美は、子供の頃は一緒にヒマワリで育った。
澤村遥も桐生一馬と出会う前まではヒマワリに入り生活していた。


龍が如く3では桐生一馬は極道から足を洗っており、
澤村遥と共に東京を離れて沖縄へ移住して養護施設『アサガオ』を営む。
沖縄のアサガオでは遥より2~3歳下の綾子、宏次、太一、エリ、志郎、泉、三雄、理緒奈、
そして迷い込んできたところを泉により保護された犬の『マメ』と共に新しい生活を送っている。



その他の用語、語源

極道、ヤクザ、チンピラ、暴力団

ヤクザは、暴力団、極道、無頼漢、チンピラ、筋者、やーさんなどと呼ばれる。
現代のニュースや報道などでは、法令用語として『暴力団』と使われている。
日本では古くからヤクザが存在しており、悪事を働いて手のつけられない者、職が無い不良または道楽者、
人の弱みにつけ込んで金品をゆするごろつき、女・酒・博打にふける人のことを指す。


ヤクザの語源は、花札を使った三枚という博打(おいちょかぶ)より伝わり、
八・九・三(ヤ・ク・ザ)の目が出ると合計数が20になり負けになったことから、
役にたたない出目、世間的に負けた者の意味から、博打打ち・ならず者のことをヤクザと呼んだ説がある。


極道(ごくどう)とは、江戸時代に武士道にあるような『強い者を挫いて、弱き者を助ける』という
侠客(きょうかく)の道を極めた者を極道者と呼んでいたが、
いつからか博打打ちなども極道と呼ぶようになった。
ヤクザと呼ばれるの嫌って、任侠に憧れて極道だと自称するようになったのかも。


チンピラとは主にヤクザの下っ端の者を指す。一人前でもないのに、偉そうにふるまう者を意味する。
語源は一人前でもない不良少年をあざけ笑う大阪の方言「ちんぺら」がなまってできた説や、
ドスのような刃物『だんびら』を持ち歩いていた説などがある。


堅気、足を洗う、ケジメ、エンコ詰め、破門

堅気(かたぎ)とは、ヤクザの対語で、まじめな一般人のことを指す。
例えばヤクザが「堅気には戻れねえぜ」と言ったりするが、
ヤクザの生き方を辞めて普通の人には戻れないの意味。


足を洗うとは、極道を辞めて堅気になるという意味。
ヤクザが堅気に戻ると、恨みを持つヤクザが足を洗った元ヤクザに暴言を吐いただけでも逮捕される。
なので、恨みがある場合は堅気に戻られる前にケリを付けなければならない。


ケジメとは組の中で起こした不祥事や揉め事に対して、
事態を収拾させるために何らかの方法で責任を取る行為を指す。
禊(みそぎ)のような犯した罪や失敗を祓う行為のような感じで、
極道ではケジメを付けるために自分の指を刃物で切り落として詫びることもある。


エンコ(断指、指詰め、エンコ詰め)はヤクザの風習で、仕事でヘマをしたり、決まり事を破ったりすると
謝罪・反省の意味を込めて、失敗した人が自分の指を刃物などで切り落とす行為です。
大抵は小指から切り落とす。失敗が多い人はどんどん指が切り落とされる。
切り落とした指は、目上の親分などに謝罪・反省・忠実の証として渡される。


破門(はもん)とは組を辞めさせられること。破門状が配られて組織から処分されたことを通知される。
大変重い処分だが、親分に詫び状を書いて極道へ復帰できる場合もある。
絶縁や除名の場合は復縁の余地すらない。


地上げ

地上げ(じあげ)とは、不動産会社や何かの建築を予定している業者などが、
その土地の持ち主と金銭交渉をして、どこかへ引っ越し(立ち退き)をしてもらい土地を手に入れる行為。
将来的に土地の価値が上がりそうな区域を購入して、高い値段で売れば儲けに繋がる。
そういう商売をしてる業者や企業を『地上げ屋』とも呼びます。


武闘派、穏健派

武闘派(ぶとうは)とは、好戦的で暴力や武力で物事を解決しようとする人のこと。
龍が如く0の東城会では堂島組や嶋野組などが武闘派組織で、
基本的に喧嘩が強ければ武闘派に該当するということではない。


穏健派(おんけんは)は強硬手段を用いることなく、穏やかに話し合いなどで解決しようとする人のこと。


戦争、鉄砲玉、手打ち、カチコミ、カツアゲ

戦争とはヤクザの組同士の争いや抗争のこと。銃・刃物・爆弾などあらゆる武器を使い徹底的に争う。

鉄砲玉とは若い構成員などが命令されてヒットマン(殺し屋)として送られる人のこと。捨て駒とも言う。

手打ち(てうち)とは和解が成立すること。


カチコミとは『ガラス割り』とも呼ばれ、他の組への襲撃、殴り込みを意味する。
派手に事務所へ入り込んで襲撃するというよりは、代紋が入ったガラスなどを銃で射撃して脅し、
ガラスだけ割って車で去るケースが多いです。


カツアゲ(喝上げ)とは相手の弱みを握って、いじめや恐喝で脅して金を奪い取る行為である。
恐喝の『カツ』+金を巻き上げる『アゲる』が語源。
不良少年などが使っていた言葉だが、一般にも広がり使われるようになった。


みかじめ料、上納金、シノギ、シマ

みかじめ料とは、ヤクザ組織の縄張り内で営業している一般の店へ訪れては、
脅しなども含めて金銭を要求する行為である。風俗営業を行う店で、みかじめ徴収が多いようだ。
主に挨拶料、ショバ代(稼ぎ場所代)、守代・守料、用心棒代として支払うことを要求してくる。
上納金とは少し違って脅し盗るような感じ。ヤクザの活動資金源の一部となる。


上納金(じょうのうきん)とは、極道では『アガリ』とも読む。
親分以下の下部組織から金銭(会費)を徴収して納めることを上納金という。
多くの上納金を納めることで、組に対しての発言力が増し、組織で影響力を持つようになる。


シノギ(凌ぎ)とはヤクザの収入源、または収入を得れる手段のことを指す言葉である。
みかじめ料や借金の取り立てなど非合法な手段を含み、あらゆる徴収が行われ活動資金源の一部となる。
嘘を付いてその場だけとりつくろうとする行為『その場しのぎ』という言葉があるが、
語源はヤクザが営むシノギから伝わると言われている。


シマ(島)とは、ヤクザが管理している縄張りのこと。
パチンコなどでも台の集まりのグループ(列)をシマと呼んで数えたりします。


フロント企業

フロント企業とは、ヤクザが運営している企業のこと。
龍が如くシリーズでいえば神室町ヒルズのような会社で、表向きは普通の会社として営業している。
得た売上金は暴力団の資金提供に回され、ヤクザの活動資金源の一部となる。
幹部連中らがヤクザで、従業員は何も知らない一般人のケースもあり、一般会社とは見分けが付きにくい。


警視庁、マル暴、捜査一課

警視庁組織図

マル暴(丸暴/まるぼう)とは、暴力団対策の案件を担当する警視庁組織犯罪対策部(四課)のこと。
担当する刑事が『』に丸で囲っていることからマル暴と呼ばれるようになった。


捜査一課とは刑事部にある組織。
殺人、強盗、暴行や傷害、性犯罪、放火、立てこもりなどの案件を担当する。
昔は捜査四課が暴力団を取り締まっていたが、今では警視庁組織犯罪対策部が独立設置されてきている。



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