桐生 一馬
- 桐生 一馬(きりゅう かずま)、声優:黒田崇矢
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元東城会四代目で堂島の龍と呼ばれた伝説の極道。
極道を辞めてからは、澤村由美の子・遥と共に、沖縄の養護施設『アサガオ』を運営し
穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、桐生のもとにひとりの女が訪れることがきっかけで
アサガオを去ることになってしまう…
時は流れ2012年12月。
福岡・永洲街(ながす)にある九州最大の繁華街の片隅に桐生の姿があった。
偽名『鈴木太一』を名乗り素性を隠し、過去を捨てるためタクシードライバーで生業していた。
東城会六代目-堂島大吾の突然の失踪を聞くと、
愛した人間の夢のために夢を諦め、夢を捨て去っていたが眠っていた彼の心が再び揺れ動く。
耐えることでしか夢を語れなかった男が、自らの本性を知ったとき
再び伝説の龍となり立ち上がる。
冴島 大河
- 冴島 大河(さえじま たいが)、声優:小山力也
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龍が如く4では元東城会系笹井組若衆で、親方昇進のため1985年4月に上野吉春の襲撃事件を起こす。
実際には殺すまでには至らなかったが、襲撃事件で上野誠和会組員を18人殺したので
18人殺しと呼ばれ東城会の伝説になっている極道。
その後捕まり25年もの間、刑務所で過ごしていたが
東城会直系浜崎組組長の浜崎豪と共に脱獄を計画して生き延びる。
汚名が晴れ死んだ浜崎豪の意思もあり、東城会直系冴島組組長として極道に復帰した。
龍が如く5では自らを受け入れてくれた東城会の組織のため再び身を洗う道を選ぶ。
傷害罪により懲役3年。ヘアースタイルを坊主にし、
東城会という家族の幸う未来を信じ最北の地『網走』へと向かう。
東城会の大幹部という勲章が災いし、危害を加えてくる囚人に囲まれる中、
冴島は手を出さずに耐える日々を続けていた。
仮釈放が現実味を帯びて来ると、苦行をあざ笑うかの如く最悪の報せが届く。
それは身動きの取れない冴島から大切な家族を奪い取る内容だった…
家族を奪い、親友との夢を壊した人物を追うために北海道一の繁華街・月見野(つきみの)を目指す。
その地で彼を待ち受けるのは驚愕の真実だった。
澤村 遥
- 澤村 遥(さわむら はるか)、声優:釘宮理恵
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龍が如く1では消えた100億円の手掛かりを持つ少女で、100億円の少女と呼ばれる。
遥は神宮恭平と澤村由美の間に生まれた一人娘で、母親を捜していて桐生と出会った。
桐生が極道から足を洗うと、沖縄で桐生と共に養護施設『アサガオ』で暮らした。
龍が如く3では土地争いでアサガオが潰されたり、
桐生がドスで腹を刺されたりもしたが、アサガオで子供達と慎ましくも幸せに暮らしていた。
そんな彼女にはテレビの向こう側で輝いてみたいという憧れがあった。
大阪・蒼天掘に居を構える芸能事務所『ダイナチェア』。
関西の芸能界に広い人脈を持つ敏腕女社長・朴美麗が遥の存在に目をつけた。
私なら彼女をギラギラに光る宝石の中でも特別な存在にできると考えた朴美麗は遥と接触した。
憧れだった夢が現実味を帯びてきた遥は沖縄を飛び出し、
単身大阪へ渡りダイナチェアで歌やダンスの猛特訓に明け暮れる日々を過ごす。
そんなある日、事件が起こり自分の支えてくれた事務所の関係者たちに襲いかかる魔の手…
16歳の少女は恩人の夢を引き継ぐため、芸能界という深い闇に闘いを挑む。
秋山 駿
- 秋山 駿(あきやま しゅん)、声優:山寺宏一
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若い頃は東都銀行に勤務するエリートだったが、罪を着せられ強制的に仕事を辞めさせられた。
自分の財産を削り罪を着せられた原因を探したものの、やがて貯金が尽き果てホームレスになる。
その後、ミレニアムタワー爆破事件により空から振って来たお金(100万円ぐらい)をかき集め
銀行に勤めていた時の知識を活かし、死に物狂いでデイトレードで1000億以上稼ぐ。
スカイファイナンスという金融会社と、エリーゼというキャバクラを経営している。
お金は腐るほどあるし、自分が貸した金で借りた客の運命がどう変わっていくか見届けたい
という想いもあり、条件をつけて無利息無担保でお金を無制限に貸していた。
中には組織の上納金が払えずに借りに来る極道すらおり、神室町の駆け込み寺と呼ばれている。
龍が如く4では黒幕をおびき寄せようとして、結果的にミレニアムタワーの屋上から
1000億をバラ撒いたことになり、事務所の金庫にあったお金を全て失った模様。
龍が如く5では経営の立て直しにと新たに大阪・蒼天掘に事業を展開。
スカイファイナンス蒼天掘支店をホテルにし、いつも通りだらしない生活を送っていた。
一本の電話により、秋山が心通わせていた人間の突然の死を知らされるものだった…
品田 辰雄
- 品田 辰雄(しなだ たつお)、声優:森川智之
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龍が如く5に登場。15年前はプロ野球選手で4年間のファーム生活を経て
一軍に昇格したばかりの品田辰雄に、0対0の9回裏サヨナラホームランのチャンスが訪れた。
しかし、その直後に『品田辰雄、野球賭博関与』のニュースが品田を襲い野球界を去ることになった。
不潔・無頓着・無神経、おまけに金にだらしない男になった品田辰雄は、
名古屋の繁華街・錦栄町(きんえいちょう)の中心にある雑居ビルで
貧乏風俗ライターとして生活していた。
過去の輝かしい彼の栄光を知る者はほとんどいないという。
2012年12月のある日、借金取りの男に脅され二束三文にしかならない仕事のため家を出た。
トラブルに見舞われながらも仕事を終えて帰宅した彼を待っていたのは見知らぬ男。
帽子を深く被りマスクをしたその異様な男は、品田に「お前が15年前にすべてを失うことになった、
9回裏のサヨナラホームラン真相を調べて欲しい」と言ってきた。
かつては天才バッターと呼ばれ、夢を失った男が
隠された自らの夢舞台の裏側を暴くべく再びバットを握りしめる。
すべては15年前のあの一球を取り戻すために…