2013年8月29日に発売したラグナロク オデッセイ エースのレビュー
 ガンホー・オンライン・エンターテイメントから発売されたPSVソフト・ラグナロク オデッセイ エースの感想。
以下はプラチナトロフィーを獲得したうえでのレビューです。

 
良かった評価

 
 前作の武器精錬でスキル変化関連はランダム仕様だったので、そこが改善され武器スキルチケットを使用すれば
確実にスキル変化を起こせるようになりました。
どうでもいい糞武器やダブったカードはビリオネアポットにポィッ!と投げれば、
素材やアイテムが代わりに貰えます。良い意味でリサイクル、無駄を有効利用した感じです。

 バトルではACEスキルという職業ごとに違う必殺技のようなものが加えられ、
より職業の特徴差が出るようになった。
前作はハンターかアサシン寄りで有利な展開が多かったが、不遇職だった職業もエース版では使いやすく改善された。

 ドロップ率なんかは酒場のクエストの方でなら、若干だが少し上がってます。
カードなんかは世界樹の塔というランダムダンジョンが用意されたので、
そこでOrdeal of Valkyrieという条件を達成すれば、大量に素材やカードを入手できる場合がある。


 
悪かった評価

  • 新作タイトルと呼ぶには不十分
  • ハロモナスウェポンが分かりづらい、作業的、つまらない
  • 新ボス、追加モンスター、ステージが少ない
  • 傭兵が弱すぎる、AIも単純すぎる

 
 今作のラグナロクオデッセイエースは、全体的に見ると新作というより大型バージョンアップに近いレベルでした。
なので、前作をたっぷりやり込んだユーザーからすれば微妙さが残るゲームだと感じるだろう。
引き継ぎ要素で集めたカードを継がせることはできるといっても、
再度チャプター1から前作分をプレイするハメになるので、新しく追加されたところまで進めるのはそこそこ時間かかる。

 新しく追加されたステージはニヴルヘイムと世界樹の塔だけなので、2・3割程度新しくなったのかな。
追加されたモンスターはエース版のカード数を見れば分かると思うが、
公式サイトで発表されていたモンスター以外にいるのか?と聞かれると、他にもっとたくさんいる分けでもない・・・

 
 新しく追加された成長する武器『ハロモナスウェポン』は1本仕上げるのに一週間以上かかるようなマゾさ。
例えば15回報告する中で、1度だけ報告するにしても同じボスキャラを30回倒して来いとか
オンラインマルチプレイで遊ばせるための設定数であり、ただの作業ゲーじゃんと言わざるを得ないものだった。
開発は『作業ゲー = 面白いゲームではない』という部分を認識すべきと思う。

 さらにハロモナスウェポンは、最初だけなら何のスキルが付くのか、ステ成長するのかを見ることができるけど
ランクアップして次の成長要素の最終段階まで見ることができないのは駄目だと思った。
自分が成長させたいスキルがその武器にはあるのかどうか分からないのでは、
時間をかけて成熟させるのに不安が残ります。この辺りは攻略本を買わすための作りなのか?という残念感が残った。

 
 傭兵ヘルパーに関しては、前作は一人プレイで攻略する感じだったので、
前作をプレイ済みなら傭兵ヘルパーを付ければ難易度は緩和されるはずでしょう。
新規ユーザーなら傭兵ヘルパーを付けても難易度の高いアクションゲームだと感じると思う。
要は慣れなんですが、傭兵はすぐ死んでしまう存在なので自分でカスタマイズして強化できれば良かったと感じました。

 
総合評価
 総合的に見ると前作プレイ済みなら、何か遊びの要素が増えたという感じではなく
さらに作業的なゲームになったような印象を受ける。
巨人を狩るという面白さを引き延ばせばいいのに、新ボスは少ないし新鮮さが感じられないのが残念・・・
新ボスの竜とかは、ブレス吐いている最中に胴体に触れただけでダメージを負うのは雑な攻撃判定だと思った。

 PS3版も発売すると公表していたので、進化が感じられる作品であれば・・・と思う次第であります。
オフラインとオンラインの区別がもう少し出れば、オンライン率も上がると思ったが
前作が初週で10万本出荷、今作は3万本出荷では、前作のユーザーが再度買おうと思わなかった背景が伺える。
何故今作は駄目だったのか?を重く受け止めて欲しいが、PS3版でもまた同じ失敗をしそうなので不安が残る。

 オンラインマルチプレイも過疎気味なので、とにかく売れなきゃ参戦率が上がりそうにないだろう。
前作のDLCでEX1、EX2、EX3の大型アップデートは無料配信のため採算が取れなくなって、
結果エース版ではあんな感じの販売になったというのなら、無理して大型アップデートを入れる必要は無い。
それなら新作タイトルとして新たに出してもらった方がありがたいです。

 
 全体的に観察すると前作で駄目だった部分は改善されたけど、まだまだ雑かな。
そこに時間をかけたためか、新作がおろそかになったような印象も受けるし短い期間で制作したゲームにも思える。
オンラインでは素材やカード・武器集めよりも、自分のハロモナスウェポン成長のためにお前ら手伝ってくれ!
というユーザーが増えたので、「何だかな~」とガッカリさせられた部分もあった。

 そういう意味でも飽きが来るのが早かった作品でもあった。
再度やり込むにしてもどのぐらい時間が必要なのか大体検討が付くし、オン参戦率もこれ以上増える気がなさそう。
やっぱ作業的な部分を緩和して巨人狩りの魅力をもっと追究すべきゲームっしょ。
良い部分はあれど、新しさが無いゲームというのは物足りなさを感じもるのだと改めて悟ったよ。