サイコブレイク2の評価レビューまとめ

週刊ファミ通2017年11月2日号と電撃PlayStation Vol.649にて、
サイコブレイク2のレビュー評価が発表されてました。
ファミ通の表紙はサイコブレイク2のセバスチャンのデザイン。
ファミ通クロスレビューの評価は『9、9、8、9』の合計35点でプラチナ殿堂入り。
クリアまで最低15時間、全要素を含めると20時間以上(難易度により変化する)だそうです。
電撃PSの評価は『90、85、90、90』でした。
- ■良い評価
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前作は難解な物語と高い難度で、どちらかというとコアゲーマー向けの作りだったが、
サイコブレイク2はストーリーが分かりやすく、難易度の選択の幅が広がったことで、
ライト層でも遊べる作品になった。 -
ヌルくなったわけではなく、何が起こるか分からない精神世界を彷徨い、
異形のクリーチャーに追い回される恐怖を存分に味わうことができる。 -
前作の怖すぎるくらいのホラー全開の印象とは少し変わり、ストーリーやアクションにも
重きを置かれているのが極度の怖がり的にはポイント。
しかも今回のセバスチャンには娘を救うという大きな目的があって、
心理描写を観るたび応援したくなる。 -
難解だった前作と比べて、本作は主人公セバスチャンの愛娘を救い出すという明快な目的に。
シンプルながら力強い行動理由のため、スタート時点から主人公へ感情移入できるし、
物語も入り込みやすかった。 - まさに正統進化といった内容。ストーリーが丁寧に描かれており、先が気になる展開。
- 個性的な登場人物や先を知りたくなる展開も〇。
- 不思議な精神世界での恐怖体験はゾクゾクさせられながらも、思わず引き込まれてしまう。
- 前作と比べてストーリーが分かりやすい構成になった。
- ストーリーや設定は前作を引き継いでいるので、なるべく事前にプレイしておいた方が良さそう。
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物語はビーコン精神病院の事件から約3年後の世界になっているので、
前作をプレイした方が楽しめるかと。 -
点在する残酷なアートが、他にはない恐怖を醸し出し、イヤな汗が止まらなかった。
前作は閉鎖空間での重苦しさが強かったが、サイコブレイク2ではどこに敵が潜むか
分からない不安や、クリーチャーの不気味な声がジワリと効いてくる。 -
ふと入った家屋で突如始まる、過去の追体験も恐ろしいが、
そのおかげで作品の背景が分かるのが嬉しい。物語が哀しい展開を見せるのも意外。 - キッドマンとタティアナが、より美しくなって登場したのも嬉しかった。
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各種ホラー演出だけでなく、アクション面においてもステルスあり、
静と動のメリハリが利いている。 - 難易度の選択と照準アシスト機能によって、幅広いプレイヤーが遊びやすくなっている。
- 難易度選択もありがたい施策。
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オープンワールドとまではいかないものの、移動可能な範囲が前作よりも格段に広くなり、
より探索の楽しさが高まっている。 -
舞台となる精神世界のユニオンには、街1つ分ほどの広さを持つフィールドも存在。
ここではメインミッションを進めることもでき、自由度の高い探索が楽しめた。 - 通信機を使って人々の痕跡を辿ることで、バックストーリーが判明していく作りも◎。
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美しくも狂気に満ちたグラフィックは、ときには斬新で驚きも感じさせる。
素材集めや武器のクラフトなどやり込み甲斐も十分。 -
どこから襲って来るか分からない敵にも恐怖しつつ、常にハラハラ。
死体が引きずられたり、ガラスを破ってボスが突然出現したりと恐怖心をあおる演出は
大きくパワーアップしている印象。
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スタミナが切れても走れる、クイックターンができる、ステルススキルの種類が増える、
拠点で全回復が可能になるなど、変更&進化した要素を上げればキリがないほど。
とくにクラフトで銃弾や回復剤が作れるようになっているのが大きい。 - 敵と正面から戦いやすくなり、より万人受けする作品になっていた。
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前作の一本道とは異なり、ある程度の広さのマップを手がかりや物資などを求めて
自由に探索できるのが楽しい。 -
グリーンジェルを使用してセバスチャンの能力を上昇させるシステムや、
雑魚敵を一撃で倒せるスニークキル、斧など基本的な要素は前作のものを踏襲している。 - カスタマイズ要素もより分かりやすく、選択肢が多彩になっている。
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カスタマイズ要素は主人公の能力と使用武器、主要な2項目に分かれた点も嬉しい。
また主人公の能力ツリーを派生させると、特殊なアクションが習得できる。
雑魚敵との戦いが楽になるだけでなく、戦術の幅が大きく広がるのが楽しい。 -
弾薬の数は相変わらずシビアで、残弾を考えながら武器を使い分けて進んで行くのは、
まさにサバイバルといった感覚。 -
簡易クラフト習得後はどこでも弾薬を作成で、
ボス戦で「あと1発で倒せるのに!」といった緊急事態でも安心です。 -
大きな変化が感じられたのは、本格的な探索のチャプターがあること。
前作では物語に合わせてステージがどんどん変化していきましたが、
本作では1つのマップを自由に探索して真実に迫る場面もある。 -
ボタンの割り当ては昨今のFPSと同じ感覚になったが、
前作の配置も選べて新旧プレイヤーどちらも対応できる。
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前作は難解な物語と高い難度で、どちらかというとコアゲーマー向けの作りだったが、
- ■悪い評価
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- 前作の物語を知らないと、若干分かりづらい部分もある。
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理不尽な一撃死が多い割にロードが長かったり、
カメラワークが悪くて状況を把握しにくかったりと、前作の問題点も残っているものの、
全体的に操作性が向上して遊びやすくなっている。
海外メディアのサイコブレイク2の評価
海外レビューサイトのメタクリティックの評価は、
メディアによる評価は平均『77』、一般ユーザー評価は『8.7』となっていた。
点数 | 海外メディア |
---|---|
90 | Critical Hit、Digital Chumps、God is a Geek、Easy Allies、Game Rant |
89 | NZGamer |
88 | Video Chums、GamePro Germany |
86 | Vandal |
85 | GameOver.gr、Power Unlimited、PlayGround.ru、LaPS4、 XGN、Atomix、JeuxActu、IGN Spain、Multiplayer.it、SpazioGames |
82 | Hobby Consolas、Everyeye.it、The Games Machine |
80 | Gameplanet、TheSixthAxis、EGM、PSX-Sense.nl、M3、Playstation Universe、 ImpulsegamerTelegraph、PlayStation LifeStyle、CGMagazine、Worth Playing、 Gameblog.fr、GameSpot、Digital Trends、3DJuegos、IGN Italia、 Twinfinite、Eurogamer Italy |
78 | Game Informer |
75 | DualShockers、InsideGamer.nl、COGconnected |
70 | TrueGaming、Destructoid、We Got This Covered、Push Square、 Hardcore Gamer、GamesRadar+ |
65 | GameCritics |
63 | New Game Network |
60 | Gamer.no、Trusted Reviews |
50 | VideoGamer |
40 | Metro GameCentral |
個人的な感想

前作との繋がりについては一部のサブキャラクター(キッドマン、アドミニストレイター)や、
クリーチャーではサディスト、キーパー、ラウラなど軽く登場する程度です。
サイコブレイク1をプレイしていないと、まるで分からないといった感じはなかった。
収集要素となるファイル系や残留思念記憶集めは、ストーリーを補完する内容になってます。
ゲーム難易度は、前作と比較すると格段に低くなっている。
あまりゲームをプレイしない層でも、照準アシストをONにしてしまえば、
さすがにクリアできない難易度とは思えないほどで、万人向けの設定にした印象を感じる。
理不尽な一撃死は片手で数える程度で、回復アイテムはハーブを収集してればいらないほど余る。
ゲームボリュームに関してはストーリーだけ攻略した場合と、
収集要素をキッチリ集めたり、サイドミッションを攻略したかどうかで異なります。
ストーリーだけ進めると、3~5時間など短時間クリアも可能。
やり込み要素は収集要素や武器を全部集めたり、ストーリー攻略後に難易度を変更して遊ぶ流れです。