ジュリ・キッドマンの人物像

名前 |
ジュリ・キッドマン (Julie Kidman) |
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登場作品 |
サイコブレイク サイコブレイク2 |
性別 | 女性 |
年齢 | 27歳(サイコブレイク) |
身長 | 175cm |
体重 | 54kg |
所属組織 |
メビウス クリムゾンシティ警察 |
サイコブレイクでキッドマンがメビウスのエージェントになる前の内容
ジュリ・キッドマンはサイコブレイクではサブキャラクターとして登場し、
DLCのザ・アサインメントとザ・コンセクエンスではヒロインを務めている。
彼女の外見は、返り血や汚れが目立つように白いシャツに選考され、
刑事らしく見えるようにジーンズスタイル、そして女性らしくヒールを履いたデザイン。
キッドマンが子供の頃は、シダーヒル教会の近くにある小さい町で育った。
両親はシダーヒル教会のはカルト宗教にのめり込んでおり、
いつも教会のことばかりでキッドマンには何の関心も持たず、
虐待はされなかったが、無視されて育ったという。

▲キッドマンが育った小さい町。自宅の側には市場のような広場がある。
尋ね人の張り紙は名前が消されているが、かすかにジュリと見える。14歳の頃の写真かと思われる。
そのためキッドマンは、14歳のときに独りで家出した。
両親はキッドマンがいなくなっても気にもせず、また探しもしなかったので見限ったようだ。
しかしキッドマンのほうは気になったのか、家出して何年か後になって故郷へ戻って来たが、
町ごと引っ越しをしたかのように皆いなくなっていたと言う。

▲キッドマンが子供の頃に生活してた自宅。家は小さく裕福な家庭環境には見えない。
その後のキッドマンはどのようにして生活してきたのかは明かされていないが、
生き延びるために何らかの犯罪をした際、逮捕されてメビウスに拘束されてしまった。
メビウスのエージェントの尋問によればキッドマンは住所不定で、
14歳から家出するほど生存能力が高いと話す。
捕まったキッドマンは、「檻の中は食い物が出るし、捕まっても悔やんでいない」と言い張る。
何らかの理由で過去の記憶を失っており、自分の過去に関心がなく、あまり覚えてもいないらしい。
おそらくは決まった住居もなく、宛てとなる知り合いも特にいなく、
盗みなどの犯罪を繰り返しながら生活してきたものと予想される。
キッドマンがメビウスに加わり、クリムゾン市警にスパイして送り込まれる

メビウスとヒメネスたちは、ビーコン精神病院の患者たちを使ってSTEMの実験を行っていた。
しかしルヴィクの攻撃を受けて被験者たちは死んでしまう。
そこでヒメネスは正常な人間をSTEMに送り込めば、ルヴィクを阻止できるかもしれないと考え、
「STEMシステムを熟知している自分ならできるかもしれない」とアドミニストレイターに話す。
アドミニストレイターはそれはリスクが高すぎると拒否し、
メビウス側で正常な人間を用意すると返答した。
「何の経験もない人間を送り込んでも、生きて帰ってこれる保証がない」とヒメネスが反論するが、
アドミニストレイターは、「ではそういう人間を見つけるしかない」と会話していた。
そこで目を付けられたのがジュリ・キッドマンで、キッドマンには失う物や悲しむ人もいない。
メビウスはそういった人材を探しており、特別なチャンスを与えると言い寄り、
キッドマンをメビウスのエージェントに誘った。
キッドマンはそれを承諾。メビウスから眺めの良い部屋と、口座には十分な額を受け取った。
任務はビーコン精神病院の患者であるレスリー・ウィザーズを連れ戻すこと。
STEMを起動するために彼が必要だが、ヒメネスがメビウスの許可無しにSTEMを動かそうとしていた。
キッドマンはクリムゾンシティの警察官に配属され、KCPDチームから同行させるとメビウスが仕込んだのだ。

▲メビウスから受け取ったと思われるキッドマンの部屋
クリムゾン市警でのキッドマンの状況

キッドマンは転属してきたばかりの新米・女性刑事(27歳)としてクリムゾン市警に配属された。
セバスチャンの部下として入ったが、ジョセフは「彼女はまだ経験不足なので、
まずは目撃者調査から経験させるべきだ。足手まといになる。」と進言したが、
「ダメだ。彼女は一緒に行動する。俺がトレーニングする。」とセバスチャンは拒否した。
セバスチャンはキッドマンのことを、若くて青臭く、最近の新人によくある権利意識がある。
少しでもルールから外れたことをする度に、何か言いたげな表情で見てくる。
そして教科書通りのやり方だけでは駄目だということを理解しようとしない。
性格は冷淡でよそよそしく、まるで彼女の仕事は実験台を見る研究者のように感じる時があり、
俺たちから学ぶというよりは、ただ観察しているようにも見える。
自分の中で何かが彼女に警報を発しているとセバスチャンは思っていたので、
その不審さ故に、自分の目が届くところに彼女を置いておきたいと考えていたのかもしれない。
任務開始から一週間が経過したキッドマンはまだ見習い期間中なので、
いきなり資料室に忍び込めば怪しまれるため、
まずは時間をかけて信頼を得ようと部下として接していた。
メビウスには命令通り、観察と報告を行う。
キッドマンから見たセバスチャンの印象は、クセのある警官でタフでハードボイルドな刑事コンビ。
しょっちゅう酔っ払ってるけど少なくとも親切だ。無害で要注意人物には視えない。
ジョセフは勘が鋭いらしいから、自分とは気が合わなそうと視ていた。
キッドマンはセバスチャンは既婚者で、妻は失踪し、子供がいたことまでは知らなかった。
メビウスと対立するキッドマン

▲アドミニストレイターに任務内容を聞いて、ワクチンを投与されるキッドマン。
任務を実行するときにヒメネスがSETMシステムを起動させてしまうと、
キッドマンが引き込まれるとメビウスのアドミニストレイターは考えた。
STEM内ではルヴィクがメビウスの侵入を防ごうとしてくるので、
キッドマンには汚染を防ぐ薬(存在を隠すため)のワクチンが投与された。
キッドマンが所属するKCPDチームのセバスチャンとジョセフはあくまで消耗品であり、
捨て駒だとアドミニストレイターが言い捨てる。
そしてキッドマンがパトカーでビーコン精神病院へセバスチャン達と向った際に、
SETMを起動させられて引きずり込まれた。

STEM内でのキッドマンは、セバスチャン達とは度々はぐれることが多かったが、
アドミニストレイターには監視されながら何度も出会い、
高圧的な態度で「彼は信用できないし、ジョセフは無用だから片付けろ」と命令してきたりする。

▲ルヴィクがレスリーとリンクして、同時にキッドマンと会話するシーン
ルヴィクとは何度か出会うもキッドマンを殺すことはなく、
「お前も私のように、メビウスに捨て駒にされるだけだ」と警告を伝えに現れた。
シダーヒル教会では、ルヴィクはレスリーとリンクして同時に同じセリフを喋ったりと、
レスリーを器にしてルヴィクが憑依し、レスリーを支配しようとしていた。

その時アドミニストレイターが現れ、命令通りレスリーをSTEM外へ連れ出したら、
ルヴィクを解き放ってしまうので、「命令には従えない」とキッドマンが正義感で初めて拒否をした。
そしたらアドミニストレイターはルヴィクのような超人的な攻撃で、
「我々の命令に従え!」とキッドマンに襲いかかるので逃げ回った。
その後、ヒメネスとアドミニストレイターが過去に会話していた回想シーンを見る。
正常な人間をSTEMに送り込めば、ルヴィクを阻止できるかもしれないが、
ヒメネスが行くのはリスクが高いので、代わりになる人間を見つけるしかないと言ってるシーンを聞いて、
キッドマンもまた捨て駒として利用されていたと知り、メビウスとは対立する。

▲公園でレスリーを殺そうとするキッドマン
その結果、レスリーを殺すことで、ルヴィクの陰謀を阻止しようとした。
しかし、あと一歩のところでセバスチャンに阻止され、レスリーの射殺は失敗に終わった。
ジョセフを撃ったことで、セバスチャンからはただの新人刑事ではないと疑われて信用されなかった。
そうこうしているうちにレスリーはルヴィクに横取りされてしまった。

▲キッドマンとのやりとり中に、ルヴィクがレスリーを横取りするシーン。
アドミニストレイターは、キッドマンが任務に失敗したと見なして殺そうとした。
キッドマンは「これは現実じゃない。あなたもそうよ!
この世界は悪夢よ…。でももうあなたは怖くない」と言い、アドミニストレイターと決闘した。

戦いに勝利したキッドマンは、最後にアドミニストレイターを射殺。
その後、セバスチャンよりも先にSTEMから目覚めた。
同時に目覚めたレスリーはメビウスのスタッフに連れて行かれて、
キッドマンはマイラという女性と会話をし、セバスチャンを起こして物語が終わった。

▲STEMから脱出すると、キッドマンの左手の平にはメビウスの印が残っていた。