ゲームメディアによるデスストランディングの評価・海外の反応
2019年11月1日に世界中でDeath Strandingのレビューが解禁され、
ゲームメディアにより評価されました。
Metascoreの平均スコアは、メディアレビュー数が81投稿で、平均『84』スコア。
ゲームメディアの評価スコア
スコア | 評価したゲームメディア |
---|---|
100 | Atomix、Gaming Age、Gameplanet、Gamersky、Trusted Reviews Game Revolution、Push Square、We Got This Covered、TheSixthAxis Screen Rant、GamingTrend、Digitally Downloaded、EGM、Daily Star |
98 | Millenium、IGN Italia |
97 | Areajugones |
95 | 4Players.de、PlayStation LifeStyle、Jeuxvideo.com、IGN Japan Gaming Nexus、Gamer.nl |
94 | SpazioGames |
93 | Hobby Consolas、COGconnected |
92 | Multiplayer.it、Vandal |
91 | Worth Playing |
90 | M3、Washington Post、DarkStation、3DJuegos、Post Arcade (National Post) Power Unlimited、GameSpot、Shacknews、PSX-Sense.nl、PLAY! Zine JeuxActu、God is a Geek、GameOver.gr、Eurogamer Italy、Everyeye.it |
89 | GamePro Germany |
88 | The Games Machine |
87 | IGN Spain |
85 | LevelUp、XGN |
80 | Meristation、Merlin'in Kazanı (Turkey)、VideoGamer、Easy Allies Critical Hit、Guardian、ZTGD、Press Start Australia、PlayStation Universe Gameblog.fr、Destructoid、Attack of the Fanboy |
75 | CGMagazine |
70 | Digital Trends、Game Informer、USgamer、TrueGaming、Metro GameCentral Hardcore Gamer、GamesRadar+ |
68 | IGN |
60 | VG247、AusGamers、VGC |
35 | Stevivor |
良い評価、悪い評価まとめ
- ■良い評価
-
- 夢のキャスト、素晴らしい演技のパフォーマンスとカットシーンがたくさんある。
- 満足のいく、深いストーリーと答え。じわじわと意味が分かってくる物語。
- 他とも何か違う魅力的な物語。余曲折のある魅力的なストーリーだ。
- 食欲をそそるようなエキサイティングな物語。非常に抜本的でユニークなプロット。
- バランスの取れたナレーションを持つ、優れたシナリオ。満足のいく結論になる深い物語。
- PS4の最高のビジュアルで、優れたグラフィックとパフォーマンス。
- Decimaエンジンによる見事なディテール、最高クラスのグラフィックスを実現している。
- 壮観なグラフィックで写実的でパノラマな風景。美しい自然環境。
- 注目に値する音楽は、ゲーム中に涙を誘うときがあった。
- ゲームが終了後、再び聴きたくなるインディーポップサウンドトラック。
- Low Roarによる魅惑的なアンビエント。
- ゲームで本当に苦労しているように感じる感覚。
- ステルス、探索、バトル、管理が楽しい。
- 非常に独創的な死とゲームオーバーの仕組み。
- 積極的に人を殺したりするのをやめれるところ。
- うまく設計された中毒性のゲームループ。
- 意味のある報酬を持ったサイドクエスト。
- BT戦にやりがいがあり、非常に満足している。緊迫した巧妙なステルス。
- 小島秀夫氏のユニークなデザインブランド。
- コミュニティの側面は非常によく考えられており、テーマと完全にリンクしている。
- 新しくも実験だけに留まらない完成度。挑戦的な新システムは完成度が高く、荒削りでもない。
- 重大なバグが発生せず、クラッシュやパフォーマンスの問題もなかった。
- キャラクターが奇妙で面白い。思い出に残る。
- ゴージャスな演出と個性的なビジュアル。
- 優れた配送メカ。豊富な種類の機器。新川洋司氏の細部へのこだわり。
- お互いに助けを求めれる、オンラインの仕組みが素晴らしい。
- 誰からの邪魔にもならずに、他のプレイヤーに頼ることができるオンラインシステム。
- 親切な行為で他のプレイヤーと繋がり、希望的なメッセージを強調したゲーム体験。
- ■悪い評価
-
- 複雑で肥大化した物語。一部のカットシーンが多すぎる。
- ストーリーが、非暴力的なゲームプレイと噛み合わない。
- 数時間プレイしても世界観を中々掴めず、厄介な専門用語が頻繁に登場する。
- 一部のプロットが未回答のままだ。
- 物語の進行に時間がかかりすぎる。チュートリアルにより、ゲーム体験が非常に遅い。
- オープンワールドを探索する強い動機がなければ、ストーリーモードが不均衡。
- 物理エンジンがときどき奇妙な動きをする。地形によってサムが少し奇妙な動きを行う。
- 衝突するアニメーションに問題がある。
- 混雑した場所だと、フレームレート低下の心配があった。
- 大半のBRIDGES基地が、まったく同じように見える。
- 特定のエリアでときどき、見えない壁がある。
- スカスカなオープンワールドだと感じた。
- フォトモードがない。
- メニューがよく分からない。明確にする必要がある。
- 特定のチャプター攻略が面倒くさかった。
- 長距離の移動がイライラする。バランスを取るのが苦痛だ。
- ミッションの種類が少なく、繰り返しが多い。ある地点から別の地点に行く内容ばっか。
- デスストランディングは「楽しい」ゲームではなかった。
- クエストは実質的に無いに等しい。
- メインタスクとサイドタスクが不均衡に感じる。
- とくに人間と戦うバトルシステムが時代遅れだ。あまりにも単純。
- 戦闘システムが疑問だ。ボス戦はイライラする。
- ラスボスが非常に基本的で、以前の小島作品の仕事には及ばない。
- インスピレーションと挑戦のないボス。
- 敵やボス戦に関しては、単純な戦闘でしばしば退屈だった。
- 人間の敵との戦いが失敗だ。ほとんど戦術を必要としない。
- 脅威やリスクが少なすぎる。
- ヒッグスが、目的達成のための悪役でしかなくガッカリした。
- あまりにも単純で、一部の人にとっては単調な反復でしかない。
- 荷物配達は最初の10時間は楽しいが、退屈な繰り返しプレイになりがち。
- 整備されたフィールドの荷物運搬は、ゲームとして面白みには欠ける。
- 生産性のない、頭打ちになってしまう遊びの多様性。
ファミ通クロスレビューによるデスストランディングの評価

週刊ファミ通2019年11月21日号にて、デスストランディングのレビュー評価が発表しました。
今週号の表紙は、新川洋司氏がデザインした表紙です。
ファミ通クロスレビューの評価は『10、10、10、10』の合計40点でプラチナ殿堂入り。
満点は久しく見た点数でした。
平均プレイ時間はプレイヤーの遊び方のスタイルで大きく変わるそうです。
ただ、海外レビューの内容では、メインストーリーを攻略するには約30~50時間ぐらい、
100%攻略は90時間ぐらいとか記載されてました。
- ■良い評価
-
物語・ゲームシステム・演出で「繋がる」というテーマを
それぞれエンターテインメントとして昇華している様は、もはや芸術的。
唯一無二の世界観とストーリー。配送に終点を当てた独創的なゲームデザイン。
それらが、しっかりと面白い仕上がりで、興奮・熱中・焦りと安堵、
そして感動と心を揺さぶられっぱなしに。
美しくも荒涼たつ世界を、徒歩や車両、ジップラインなどあらゆる手段を使って
移動するうちに、現実世界の見え方にも変化を及ぼすような旅情と気づきを得られる。
マップを見ながら、目的地までの行程と荷物を考える作業は、
トレッキングやツーリングの楽しさに通じる。
目的地への到着時の達成感と、振り返った際に広がる風景に感じる誰かの存在。
独りだけど孤独じゃない。人の温かさを感じられるオンライン要素が素晴らしすぎ!
物語でもオンラインの仕組みでも、繋がりが感じられるのがステキです。
巨匠取り組むAAA級インディー作品、といった様相。
オンラインでの試みは、利他的な行動ややり甲斐となる構造が見事で、
さながらユートピアが実現されているかのよう。
分断された現代社会に対する、一つの回答の掲示にも思えます。
作り込まれたフィールドをどう進むかを考えるのは楽しく、
機能が拡張されたりしてプレイが変化していく構成や、そのさじ加減が絶妙。
良好なレスポンスやメニューの使いやすさ、ゲーム部分へのベースも抜かり無し。
あまりの馬鹿馬鹿しさに、思わず声を上げて笑ってしまうような小ネタで油断させつつ、
プレイヤーの能動的な体験ありきで特別な感情を刺激するメッセージの打ち出し方の妙は、
一人でも多くのゲーマーに体験してもらいたい!
- ■悪い評価
-
実験性やメッセージ性が強い分、娯楽色は弱く感じらる。
好みが分かれそう。
- ■今週はコレを買え!
-
目の前に広がる広大な風景、そして自分で道を切り拓いていく行程など、
歩くこと自体を遊びに変えてしまった。
ネットワークに溢れる人の善意と、宅配便の人に感謝したくなるゲームです。
作中に詰め込まれた遊びは芳醇だけど、駆け足でプレイすると壮大なお使いゲームと
化してしまうので、一歩一歩踏みしめながら遊ぶのがオススメ。
移動という行為に、こんなにもゲーム性を持たせたことに驚かされた。
これにより、サムの壮絶な旅路に重みとリアリティーが生まれ、
どっぷりと感情移入ができます。人との繋がりを描く物語は、
時代に合っていると思うし、見終わった後の余韻も凄くいい。
主人公が孤独なだけに、NPCとの、またオンラインでの繋がりが心に染みる。
物語とは関係のないところで感じた、他のプレイヤーとの絆に、ジワっときました。
他人の存在は感じ取れるものの、基本的にはぼっちのままなので、
オンラインに抵抗のある方にもオススメ。
デスストランディングは、難易度イージーでプレイしましたが、
それでもほどよい手応えを感じつつ、もう一つの人生を存分に体験できました。
謎の使命感や何かに急がされて一気に進めるよりも、
寄り道しながらマイペースに遊んだほうが絶対楽しい作品ですよ!