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はじめてゲームプログラミングのゲームID『ピクロス』の作り方

はじめてゲームプログラミングの自作ゲームID『ピクロス(PICROSS)』の作り方を解説。
ピクロスの特徴、作品のノードンの組み合わせによる作り方など詳細に載せてます。
ブロックを削って隠れたデザインが見えてくるパズルゲーム。


ゲームID『ピクロス』の概要

はじめてゲームプログラミングのゲームID『ピクロス』のPR画像
タイトル ピクロス(PICROSS)
ゲームID G 006 YM3 853
ジャンル パズルゲーム
プレイ人数 1人

ゲームの説明書

ピクロスの遊び方

ピクロスの遊び方はシンプルで、縦と横に記載された数字を見て、
どこのマス目を削ればいいのか予想して、マス目を削っていくパズルゲームです。
正解すると黄色のマス目が出現するぞ!


間違ったマス目を削ると、左上のハートアイコンのHPが1つ減る。
3回失敗するとゲームオーバーで、最初からやり直しになります。
全ての正解のマス目を削り終えると、最後に花火が打ち上がりゲームクリア!


対応ボタン 内容
Lスティック 移動
A ゲームスタート
B ボム(マス削り)

ピクロスの作り方の大まかな解説

ゲームID『ピクロス』のプログラム画面の説明

詳細はゲームID『G 006 YM3 853』でダウンロードして確認してください

■内容
  1. メイン画面
  2. HP(残機)
  3. UFOの操作
  4. 両サイドに配置した敵
  5. ゲームクリア判定
  6. 一定回数で音の演出
  7. ゲームオーバー判定


1:メイン画面

直方体+円柱を組み合わせて、ドット絵の作成と球の当たり判定がメイン。
作り方は至ってシンプルで、作り方の手順の詳細は以下に記載。
左側と上側は、定数+数つきモノで数字を表示させているだけ。


■開幕にタイトル画面をワープさせると、スクリーンショットが微妙になる

ゲーム画面ノードン付近にある、複数のまとまったモノの板は、タイトル画面表示のもの。
当初のオープニング画面は、ワープノードンを使用して、ゲーム画面付近にワープさせていた。


しかし、その作り方だとゲーム開始前のスクリーンショットが、
ワープさせる前のスクリーンショットになるため、ゲーム名ロゴ(テクスチャ)が映らなかった。
そのため、最初からゲーム画面の目の前に置くことで対処。
テクスチャだけ遠い位置へ置いておけばいい。



2:HP(残機)

プレイヤーの残りHP(残機)を作る方法を基本に、
見えない円柱を攻撃したら、残機が減る(ワープ)ように制御してます。
直方体には、ハートのテクスチャを貼ったものを並べている。


なぜ直方体をワープじゃなくて、「壊すようにしなかったのか?」というと、
直方体を壊すとクリア条件(直方体を壊した数)の
カウントに含まれてしまうのでワープで対処した。


3:UFOの操作

UFOのプログラムの解説図

基本的にLスティックでUFOを動かすように制御している。
それに加えてBボタンを押したときに真下に球が発射されるように、
モノを発射ノードンをUFOの真下(Y-)へ連結させてます。


4:両サイドに配置した敵

モノがこわれたしゅんかん『直方体』が壊れた数と、定数で設定した数を比べて、
『=』になったら、効果音を鳴らしたり、爆破エフェクトをかけつつ、
敵を破壊するようにノードンを組んでます。


5:ゲームクリア判定

モノがこわれたしゅんかん『直方体』と定数を比較して、ある数と『=』になったときに、
効果音を鳴らしたり、祝のセリフやエフェクトを表示させて、クリア画面を演出させてます。
その後、Yボタン押しの手動で、ゲームをリトライするかどうか判定させている。


6:一定回数で音の演出

モノがこわれたしゅんかん『直方体』と定数を比較して、
一定数に達すると効果音を鳴らすように演出させてます。
あってもなくてもいいような、これが最も不要なプログラムとも言えるかもしれない・・・


7:ゲームオーバー判定

モノがこわれたしゅんかん『円柱』と定数を比較して、円柱を3回破壊したときに、
ゲームオーバーのテクスチャ付き直方体を画面中央へワープさせている。
その後、自動的にリトライするように制御させてます。



ピクロスの作り方の手順

ピクロスのドットが並べられたノードン

まずピクロスを作るのは、一見難しそうに感じますが、案外そうでもない。
ただし、マス目の数が多いサイズになると、ノードンの使用限界(512個)に到達しやすいので、
ノードン節約の方が大変に感じるかも。ゲーム製作期間は2日ぐらいです。


ピクロスの直方体と円柱の解説図

ピクロスのドットの部分は、設定画面で調節した、直方体×3円柱を設置してます。
設定画面で上図のように設定して、正解のマスが壊れる『直方体1』と、
ハズレのマスは透明の円柱が壊れて、その下にある『直方体2』は壊れない設定。


そして、モノがこわれたしゅんかんノードンで、直方体が壊れた数をカウント、
および円柱が壊れた数をカウントして、
クリア画面やゲームオーバー画面を表示させているという流れです。


作業中のドット並べ画像

なので円柱と直方体を重ねたものを、ZL/ZR長押し+Aの選択範囲で囲み、
コピーすれば両方のモノが一気にペーストされるので、
あとはドットに合わせて、丁寧に並べていくだけの作業です。
マウス操作でピッピッとコピーを並べていけば、案外簡単に作れます。