Vジャンプがミニファミコンジャンプバージョンの世界最速クリアガイドの発売記念に、元週刊少年ジャンプとVジャンプ編集長を務めた鳥嶋和彦氏に突撃インタビューを行ったそうだ。

鳥嶋氏を眺めると今では白髪がはえて年老いた印象だが、現在は白泉社(はくせんしゃ)という出版社の社長をやっているのだとか。インタビューでは当時のジャンプやファミコンについて語ってました。
 

■ドクターマシリトとは?
鳥嶋和彦=Dr.マシリトとは、鳥山明氏の漫画『Dr.スランプ アラレちゃん』に登場する悪役のモデルとなった人物。故にあだ名として『ドクターマシリト』と呼ばれることが多い。

鳥山明氏曰く、鳥嶋和彦氏は何を描いても「ボツ」(不採用)と言われることが多く、漫画家泣かせな人柄らしい。運悪く鳥嶋氏が担当に当たると最悪だとか。あまりにも鬼だったので、鳥山氏が悪役キャラクターとして漫画に登場させたのかもしれない。

FF(ファイナルファンタジー)の生みの親である坂口博信氏も、鳥嶋氏と会った時にボロクソに叩かれて厳しい人だったと言う。FFとジャンプはあまり関係性がないが、初期の頃のVジャンプには坂口氏や植松氏によるインタビューや、FF関連の記事が掲載されてた時期があったので、その際に鳥嶋氏が駄目押ししたのだろう。

 

鳥嶋和彦氏のファミコンインタビューまとめ

ミニファミコンのジャンプバージョン

漫画のゲーム化が始まった経緯とは?

鳥嶋氏が言うには、当時ジャンプではアニメ化作品も多くなってきて、商品化の一つとしてゲーム化したい希望が多かったらしい。ファミコンの価格は4千円ぐらいの高額商品だったし、それが100万本とか売れると、もの凄い収入になるのでビジネスとしてゲーム化が始まったそうだ。
 

ファミコンが人気だったからゲーム記事を始めたのか?

当時はパソコンゲームの特集を、堀井雄二氏とやってたが反響はイマイチ。MSXとファミコンを比較すると、ゲームハードやコストパフォーマンスの面で、圧倒的にファミコンが良かった。そして当時はコロコロコミックの袋とじが好評だったので、鳥嶋氏が研究することになった。堀井氏とファミコンを研究した結果、袋とじで必殺技とかをやろうと。

しかし、それだけだとページ数が持たないので、 ヨーロッパの旅行案内ガイド『ミシュラン』のように、率直にゲームを評価しようということになった。当時は面白いゲームとクソゲーが両方あったので、そういった状況で雑誌『ファミコン神拳』を始めたそうな。

ファミコン神拳
 

鳥嶋和彦氏が関わったゲームタイトルとは?

キン肉マンは現在ではスクエニに勤めている橋本真司氏の所へ、ゲームが発売する前に会社へ取材に行った。当時はゲームのチェックに関わることは無かったが、ドラゴンボールは「コンセプトをチェックさせてくれ」と言って、それでOKが出ないようであればゲームを発売させないということでゲームの中身をほとんどチェックした。

大事なことは誰でも遊べること、漫画原作の世界を最低限できるの2つのポイントを述べて、ゲーム設計するように伝えてた。

ファミコンジャンプを作った経緯は、「20周年記念で何かやれないか?」とバンダイのプロデューサーだったと橋本氏と相談して、オールスターで遊べるゲームを考案した。ジャンプ作品は一部しかアニメ化されなかったので、アニメ化されない漫画はゲーム化されることもなく光が当たらなかった。

だったら20周年の時に、そういった光の当たらない漫画も含めてゲーム化することで、子供たちに遊んでもらうと同時に作家さんにお金が入るようにしたいということでOKした。

 

今と昔のゲーム業界の違いとは?

昔はクソゲーを出せるだけの業界に余裕があった。当時は4~10名の開発チームでゲームを作れた。若くしてゲームを1本作ることが体験できて、失敗したら「どうして失敗したのか?」ということを考えて次に行くことができた。

今のゲームは開発に何十人、何十億円、開発期間は3~4年。そうなると失敗はできないし、一部分の会社しか作れない。そういう意味で言うと、作ってることの面白さは無いのではないか?

ファミコン時代は何でも有りだった。制限はあるけど、いろんなことをやれた面白さがある。今では新しいゲームを出して失敗することができないから、どうしても手堅い作品になっていく。そういう所が今面白くないところじゃないかな。

 

感想

鳥嶋和彦

全体的に質問の内容が良かった気がする。当時を知る貴重な内容ですね! 袋とじとか懐かしいなと思いつつも、時代の移り変わりも早く、今ではすっかり面倒くさいだけ存在という印象があります。あれを見ると「ハサミとか定規を使わすな!」という思いが込み上げますが、袋とじは最近見かけなくなり、代わりに本の中にグッズが封入されるケースが流行りなんだと思った。

ところでアレ見ました? 実際やるんですねぇ。鳥嶋氏が人差し指を前に出して話すところ・・・。あれこそ鳥山明先生が描く「ボツ!」の名シーンです(笑)
 

クソゲーという言葉はいつできたのか定かではないが、ファミコンの人生ゲーム2で『クソゲーソフト』という言葉が存在してた記憶があります。それにより私の身近では、つまらないゲームを「クソゲー」と呼ぶ習慣が定着した。よくよく考えるとクソゲーって何故か全国共通で呼ばれてた所以が分からないものですね・・・。ラジオか雑誌あたりによる流布だろうか?

昔のゲームは「次何やったらいいの?」とノーヒント型やイミフな要素が含まれてたり、高難易度な場面が多すぎて、そのゲームを最後までクリアするだけで、プロゲーマーを名乗れるほどの神扱いぷりでした(笑)

当時のファミコンは漫画がゲーム化されることは、まあまああった時代背景だった。北斗の拳にしてもPC-88で1986年5月に初発売しているので、キャラゲーとは古い時代から存在してました。『キャラゲー=クソゲー』が定着したのは、バンナムが合併する前の頃から各地で断末魔が聞こえてた気がする・・・。合併したことで、さらに磨きがかかったみたいなw
 

ミニファミコンジャンプ版はファミコンの詰め合わせ販売だし、Webや攻略本らしきものは過去にあったので、残念ながら世界最速クリアガイドではないと思う(^^;)

また、すでに転売ヤーに根こそぎ買われて、現在では入手困難となっている状況です。そこに世界最速クリアガイドとか発売されても、「あんま意味ねえじゃん!」と思った今日この頃。ドラゴンクエストを題材にした漫画『ダイの大冒険』の原作者は、実はFF派だったのは衝撃的だった。久々に動いているリアル・マシリトも見れて、なんだかいろんな意味で感激したw


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