【TGS2018】デスストランディングのステージイベント
2018年9月23日の東京ゲームショウ2018の最終日に、デスストランディングのステージイベント
『PlayStation presents LIVE SHOW 2018』が行われました。
小島秀夫監督が身に着けているレインパーカーみたいな服装は、
サムが身に着けている服装をちょっと改良したバージョンなんだとか。
そのうちコジプロのグッズとして販売されそう!?
デスストランディングの制作状況はどんな感じなのか?
0からの再スタートで2年半前に会社作りまして、企画しながら事務所を探し、
エンジンを探し、スタッフ募集し、これがなかなか来ない(笑)
それで仕様書書きながら、エンジン決まり、事務所も決まって引っ越しして、
スタッフがちょろちょろ集まりながら、ようやく今日に至るということです。
「今どういう状況か?」と言いますと、実際に朝から晩まで僕がコントローラーを持って、
ゲームをやりながら操作感とか演出とか、音がどうなってるだとか、
まだ無いとこもありますけど、朝から晩までずっとやっているので、非常に重要なフェーズです。
それで計画通り進んでるんですけども、一つだけちょっとありまして、
俳優のゲーム音声収録がまだちょっと遅れていて、他は計画的です。
デスストランディングの日本語声優の紹介
ノーマン・リーダスが演じるサム・ポーター・ブリッジズ
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こちらが新ちゃんの設定イラストです。
ノーマンの声はいろんな声優さんを当ててるんですけど、本人の声って非常に特徴的なんですよ。
セクシーなんで、彼の特徴をとらえた日本の俳優・声優さんじゃないと怒られるかなと。
ノーマンにも怒られるかなと。
もう2年間ぐらいずっと探してました。
洋画とか1回観るじゃないですか、2回目は吹き替え版を観て、海外のドラマも吹き替え版を観て、
それで2年間探し続けて、この人しかいないと。もう知ってますよね(笑)
見つかって良かったですよ。
- ■サムの声が津田健次郎氏に決定した理由とは?
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サム役の津田健次郎氏は、「普段どんな人かな?」と小島監督にツイッターでフォローされた。
津田氏はフォローされたことに気付いて、小島監督のツイッターにフォロー返しをした。
そして津田氏が、さすがに挨拶しないと失礼かなとDMしたところ、
小島監督もDM返しをして、津田氏にデスストランディングの出演依頼をして決まった。
「あのぅ、ゲーム興味ありますか?」と割と軽い感じの小島監督のDMで、
「今ちょっと準備しているものがあるんで」とオファーになったそうな。
決定打はリーサルウェポンのドラマを観て、ハードボイルドでサムにピッタリだったというのと、
小島監督がスティーブ・マックイーンのファンで、声が宮部昭夫氏だった。
津田氏の声を聞くと、宮部氏の声に聞こえるときがある。
スティーブ・マックイーンとノーマン・リーダスは似てるんで、津田氏しかいないとなった。
リンゼイ・ワグナーが演じるキャラクター
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このキャラクターは現在のリンゼイ氏をスキャンして、CGで若返らせたもの。
歳を取らずに、永遠の29歳ぐらいなんだとか。
キャラクターの名前はまだ公開されてません。
レア・セドゥが演じるキャラクター
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声優側にはペラッとした台本だけ渡されて、ゲームの世界観や設定などが全く書かれておらず、
セリフだけ書かれたものが、数枚封筒に入ってただけらしい。
小島監督曰く、直接会ってコミュニケーションを取りながら作っていくスタイルで、
紙に残すと情報が漏れてしまう恐れがあり、実際何回か漏れたことがあったとか。
レア・セドゥが演じるキャラクターは、透明感がありつつ、壊れやすいけど芯を持った女性。
壊れた傘のようなものをさしているが、雨の日に新橋とかに行くと、
傘がいっぱい落ちていて、それが発想の元になっている。
キャラクターの名前はまだ公開されてません。
トミー・アール・ジェンキンスが演じるキャラクター
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サムが属している組織と同じで、隊長にあたるキャラクター。
なぜマスクなのかはまだ言えないとか。
キャラクターの名前はまだ公開されてません。
トロイ・ベイカーが演じるキャラクター
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トロイ・ベイカーはメタルギアソリッドでオセロットの声優を担当してたので、
三上氏もそれに合わせて選ばれたのかと思いきや、
最近の三上氏は善役と悪役の中間をしていたので、これが新しい感じだったので選ばれた。
よくよく考えてみたら、オセロット繋がりだったと小島監督があとで気付いた。
#TGS2018 コジプロ・ステージで公開した映像、三上哲さんによる日本語音声バージョンです。 pic.twitter.com/mhQ02VK2l2
— Kojima Productions (@KojiPro2015) September 23, 2018
マッツ・ミケルセンが演じるキャラクター
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マッツ・ミケルセンが演じるキャラクターも、ノーマンと一緒で間違うと
ファンにズタボロにされるんで、2年ぐらい探し続けてようやく発見した。
日本語声優はまだ内緒だそうです。
ギレルモ・デル・トロが演じるキャラクター
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デル・トロ監督は忙しいので、3Dスキャンと一部の動きだけを撮影。
声と動きは別の人が担当している。
小島監督の声優キャストの決め手は何なのか?
小島:
演技とか魅力とかありますけど、その人の人格というか、その人がどういう人かによります。
全てはそれですね。そっから出てくるもんなんで。
そこの大きさというか、深さというか、それが大切なんで僕らはそれを引き出す役割なんで、
いろんなことをしながらですけれども、元が薄っぺらい人ってのは無理ですね。
それとみなさんとの信頼関係が一番重要だと思いますんで、
まずはそこを築くのに時間をかけます。
もう1個ありまして、僕が皆さんのファンであること。
東京ゲームショウ2018ステージイベントの感想
大塚さん情深い人なんだな。まさか泣きそうになるとは思わなんだ…。
キャリアの長さよりも、『深さ』が大事ってのは、私もそう感じることがあります。
例えば数を誇る人ってのは、小島監督風に話すと「元が薄っぺらい人ってのは無理ですね。」
だったりする人が多かったりするじゃないですか。
数的なものよりも、中身が無いと印象に残らないというか、
「何のために数をこなしているのか?」「数が正義だと勘違いしてないか?」と、
自己満的な何かを感じることがあります。
格闘家でいえば、勝率は高いけど、名勝負が無かった選手みたいな感じの人かな。
本人は勝率を誇っていても、観戦者からすれば「つまんねぇ試合だな…」と飽きられてたりする。
プロになると、どう魅せるかが問われてくるし、印象深さが無くては人気が上がる分けもないしね。
いつ終わっても良いように、常日頃から深さを大事にしてる人からは、情熱が感じられる。
今回は一気に登場キャラクターを発表した感じだろうか。
でも設定画だけの公開だったので、まだ作り切れていないんだと思った。
トロイ・ベイカーが演じている、金色の仮面を身に着けたキャラクターが、
巨大な獣のようなボスを召喚してたシーンは迫力がありますね!
逃げるもよし、倒すもよしであれば、いくつか攻略方法が用意されているのかもしれない。
最も歩くだけのゲーム性なのかと思ってたので、こういった要素がないと盛り上がらないもんだな。