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ルミナス・プロダクションズとは?

ルミナス・プロダクションズの意図や経緯とは?

ルミナス・プロダクションズは、スクウェア・エニックス・グループの東京都新宿にあるゲームスタジオ。
2018年3月に発足して、2018年12月にスタジオヘッドに
荒牧岳志氏(元FF15リードプログラマー、ルミナス・スタジオの開発責任者)が就任した。


ルミナス・プロダクションズはFF15開発チームのメンバーをベースに設立しており、
そこに新しい人もどんどん入って、日本国内にとどまらず、海外からの採用も活発になっている。

社員数は会社を発足して8ヶ月で約130人ほど。そのうち20名くらいが海外のクリエイター。
全体で3分の1がプログラマーで、アーティストも同等くらいの割合になっているという。


FF15のDLCを手掛けながら、2019年にはルミナス・プロダクションズの
第一作目・新規IPタイトル『FORSPOKEN』を作り始めた。


ルミナス・プロダクションズの設立の意図は、スクウェア・エニックスが
「どこにバリューがあるのか?」と考えたときに、企業として「クリエイターの存在である、
クリエイター達がいるスタジオである
」という結論が出たという。


同じスクエニ内にある日本発のゲームスタジオだが、世界中からの期待に応えれるような
最高品質のゲームを作っていくスタジオになってもらいたい。テクノロジーの進化により、
ゲーム体験がどう変わるのか、良くなるのか。革新的に違ったものになっていくのか、
ゲーム体験が面白いという価値を追求してもらいたいと、スクエニ社長・松田洋祐氏が話している。


ルミナス・プロダクションズの取り組みについて

ルミナス・プロダクションズは『世界最先端のテクノロジーとアートを融合させ、
今まで誰も経験したことがないゲーム体験を作る
』という目標があり、
スクウェア・エニックスとは違った意味で、最先端の形を追い求めてもらいたいと考えている。
それは世界中のゲームファンの想像を超える、新しいゲーム体験を作ること。


FF15の開発チームがベースになっていることから、ファイナルファンタジーシリーズに連なる
作品に取り組むことではなく、ワールドワイドを視野にしたAAAクラスの完全に新規IPを
最新のテクノロジーで具現化する
ことが、ルミナス・プロダクションズの大きな命題になっている。


スクエニはファイナルファンタジーやドラゴンクエスト、キングダムハーツなど人気タイトルがある会社だが、
ルミナス・プロダクションズはそこに並ぶ新しいタイトルの開発にチャレンジするという命題を持っている。
世界で売れる新規IPをお客様に届ける目的があります。その第一弾としてFORSPOKENが生まれた。


ルミナス・プロダクションズはどんな会社なのか?

ルミナス・プロダクションズは結婚している開発者が多く、家庭を大事にして充実した気持ちで
会社で集中して働いてもらいたいので、朝9時30分~18時までの固定勤務を基本にしている。
ただしマスターアップ近くになると、クオリティーをさらに上げるため、詰めないといけない時期もある。



ルミナス・エンジンとは?

ゲームエンジン『ルミナス・エンジン』はどんなもんなのか?


ルミナス・エンジンとは、FF15を開発していた頃はルミナス・スタジオと呼ばれていたが、
ゲームエンジンのことです。エボニー → ルミナス・スタジオ → ルミナス・エンジンと、
ゲームエンジンを強化していくことで、呼び方を変えているのだと思われる。
FF15を開発していたバージョンよりもパワーアップしているとのこと。


ゲームエンジンといえばUnreal EngineやUnityなどがあるが、
ルミナス・エンジンはプリレンダリング映像制作や技術、ノウハウを積極的に取り入れている点では、
他のゲームエンジンよりも秀でており、各コンソールの最適化やCPU使用率の最適化も、
他のエンジンよりも優位なのだと荒牧岳志氏が話している。



以前に『WITCH CHAPTER 0[cry]』という技術デモを公開したことがあるが、
世界初のDirectX 12に対応したものだった。そういった初期から最先端の技術に対応する取り組みは継続しており、
グラフィック技術は常に対応して、最適化したエンジンとなっている。



最先端の映像を作る会社ならアメリカや中国にもあるが、ノウハウを吸収していかないと
技術的に置いていかれるので、そうならないように映像制作の技術を積極的に取り入れて、
さらにゲーム用のグラフィックもそのまま持っていけるように取り組んだ。
グラフィックではレイトレースレンダリングの対応に取り組むなど、今もチャレンジしている。




2019年9月4日には、パストレーシングを使用した最新技術デモ『BackStage』を初公開。
NVIDIA RTX 2080Tiで、女性が鏡に反射してリアルに化粧をする様子を描いてます。
未来のリアルタイムゲームグラフィック技術を駆使して制作しており、
ルミナス・エンジンの一つの機能として取り入れている。


またルミナス・エンジンではAI技術にも取り組んでおり、AIによる作業の自動化、
そしてモバイル対応にも進めている。不具合のログデータなど毎日取っているが、
どこで問題が起こったのかなど、AIに収集させて開発者にレポートを送信させたりしている。
クリエイターはクリエイティブな仕事に専念すべきであり、AIに任せられるところは任せてます。


モバイル対応に関しては、いかにクオリティーを保ちながらモバイルへ落とし込み、
プレイできるようにするかに主眼を置いている。ルミナス・エンジンはハイエンドタイトルに使用するのが一番だが、
同時にもっと広げたいという想いもある。モバイル対応を進めればチームも増えるので、
さらにルミナス・エンジンを強化できることに期待してます。


World Editorでオープンワールドマップを自動生成


ルミナス・エンジンの機能『World Editor』は、広大なオープンワールドマップを作るのが大変なので、
いかに効率的に編集するか、いかにセンス良く自動で配置するかに焦点を置いたツールです。

手作業からマクロ(自動)まで、シンプルに作業の効率化を目指し、
プログラマーとアーティストらが協力し合って開発を行った。


自動生成にしたことで、手で高速に塗るように、草木や石などいい感じにバランスよく配置させて、
フォトリアルなオープンワールドマップを作ってます。

外部エンジンだと、欲しい機能が無かったりすると諦めるしかないが、
自社エンジンなのでコストはかかるが、使いづらいUIを直してもらったりなど要望が通るメリットがある。


AMDとマイクロソフト社の最新技術も実装


Microsoft DirectStorageを実装したことで、CPUの処理負荷を軽減させて、
M.2 NVMe SSDの性能を最大限に引き出しているそうです。
それにより超高速ロードで、快適にフォースポークンをプレイできる。
ただし、この機能はPC版だけだそうです。


AMD FidelityFX Super Resolutionは、4Kを含んだ解像度にてフレームレートを向上させる。
魔法パルクールなど、スピード感のあるアクションでも安定しやすいとか。
製品版のFORSPOKENでは、AMD FidelityFX Super Resolution2.0に対応予定。