19:ノラの深奥

ノラを襲撃するエクリプスを一掃する

ノラ族の義勇団が出撃するシーン

▲籠城してた義勇団が、アーロイが来たことに気付く

アーロイがノラ族の領土へ戻ると、ヘリスに命令されて来たエクリプスに酷く荒らされていた。
エクリプスや禍ツ機を倒しながら『大いなる母』へ向うと、
籠城してた義勇団が、アーロイが来て戦っているのに気付き、外へ出てきて共闘した。


襲撃者を倒してヴァールに話を聞くと、エクリプスは禍ツ機を引き連れて来たので、
先手を取って矢を浴びせたが、全部は倒せずに『安息の地』に退却したという。
数が多すぎて、大長老ティルサは掟を破り、生存者はみんな山へ入るように命じて逃げた。


大いなる母の内部の様子

▲掟を破り、大いなる母へ避難した人々

長老全員と多くの家族は生き延びたが、義勇兵のほとんど怪我をしてしまい、
村の中枢まで攻撃されたのだとか。
大長老ティルサに話しかけると、「女神と話すために戻ったのですか?」と聞いてきたので、
アーロイは「ああ・・・まあ、そうとも言うな。今度はうまくいくはず」と返事した。



アーロイが生まれた、ゆりかご施設へ入る

大いなる母の扉が開く様子

▲アルファ・レジストリを復元して扉が開くシーン

アーロイは以前開かなかった大いなる母の扉の前に立ち、アルファ・レジストリの
マスターファイルを提示すると、プログラムが復元されて扉のシャッターが開いた。
長老や避難して逃げてきた人々が、その光景を初めて見たので皆驚いた。
実はアーロイは女神の申し子なのでは・・・!?と。


ゆりかご施設でのホログラム映像

▲機械から生まれた子供たちが、サイボーグの母親に育てられた

ゆりかご施設『エレウシスクレードル9ブルード1』へ入ったアーロイは、遺跡を調べた。
中は人工子宮と幼稚園のような場所で、ロボットが生まれた子供の世話と学習を担当。
子供たちは外へ出たいと、世話ロボットに駄々をこねるホログラム映像を観ながら、
彼らが大人へ育っていく過程を見た。ここが生命を再生させる場所なのだと。



ガイアの副次機能が壊れ、ハデスが独立体と化す

ガイアがハデスについて語る様子

▲ガイアがハデスについて説明するシーン

奥の扉ではガイアのホログラム映像を観た。
ガイアは副次機能が制御不能となり、ハデスが独立体へと変化してしまった。
それにより地球上の生命が53.8日後に消去されるのだとか。


ガイアはハデスに支配される前に、ガイア・プライムの反応炉をオーバーロードするように命じ、
爆発でハデスを崩壊させることができるが、ガイアも破壊されるのだという。
そうなると、しばらくの間はいいが、その後はカオスに陥って地球は破綻してしまう。


ガイアは創造主であるエリザベト・ソベックの冷凍ストレージ内の遺伝子素材を用いて、
エリザベト・ソベックを造り、ここの施設外にいる部族(ノラ族)に育てさせることにした。
データによれば、無事に育ててくれることは明らかなのだという。
つまり、それが約19年前のアーロイということになる。


ガイアがハデスにウイルスを放出されてるシーン

▲ハデスにシステムデータを破壊されているガイア

エリザベト・ソベックの遺伝子があれば、他の施設にも入ることもできる。
ハデスは自分を束縛するコードを解くウイルスを放出し、ガイアのシステムデータを破壊している。
ガイア・プライムの遺跡へ行って、マスターオーバーライドを見つけてハデスを葬り、
ガイアのシステムを再構築して、ガイアをリブートするように言われた。


それを聞いたアーロイは、自分には母親がいなかった。機械から作られた道具と落ち込んだ。
サイレンスは「炎を消し、世界を癒す存在だ。恐ろしく重要な人物だと知って悲しむとは。
お前にはやらねばならぬことがある。自分を憐れむのに気が済んだら、苦しみの坂へ行け。
ガイア・プライムの遺跡で待っているぞ」と話した。



ノラ族からアーロイが称えられる

長老たちがアーロイと会話するシーン

▲ゆりかご施設出ると、長老たちがアーロイに近寄る

ゆりかご施設から出ると、大長老ティルサが「女神と話したのか?」と質問したので、
「ああ、話した。自分は呪いを解くために生まれた。鉄の悪魔を倒すため。
倒し方はまだわからない。でも行くべき場所は教えてくれた。女神の望みだ。
そのために生まれた。行くつもりだ。」とアーロイが返事した。


そしたら長老たちが「アーロイを称えよ、ノラの申し子アーロイ!」と唄い、
ノラ族たちが皆土下座してきて、もはや誰もアーロイが女神の申し子だと疑う人はいなかった。


ノラ族がアーロイを称えるシーン

▲義勇団・団長ソナまでもがアーロイに土下座して称える様子

アーロイは「辞めてくれ、ほら立て!異端児だったのに今度はこれ!?崇拝なんてやめてくれ!
私は申し子じゃない!ノラ族でもないんだ。国境外でも同じ部族が暮らしている。
でも危機が迫っている。全て守る価値のある世界だ」と怒った。


ヴァールが「俺も手伝う」と言ったので、アーロイは「戦う意思があるならメリディアンへ、
そこで待ってて。」と話した。長老たちは傷を負った人の世話をして、
アーロイのために行く者は、皆天命の使者にすると大長老ティルサがいう。
その後、ロストがなぜ異端者になったのか質問した後、アーロイは苦しみの坂へと向かった。



ストーリーまとめ & 考察

  • エクリプスたちはヘリスに命令されて、ノラ族全員を殺しに来た。
    亡くなった者もいるが、生存者は大いなる母へ入るように、
    大長老ティルサが掟を破ってまで命じた。
    村の中枢まで攻撃されたのは初めてで、赤の動乱より状況が酷いらしい。
  • アーロイが大いなる母に到着すると、禍ツ機のサンダージョーなどがおり、
    義勇団と共闘して、エクリプスたちを全員倒した。
  • アーロイは以前入れなかった扉へ行き、破損したアルファ・レジストリを復元して
    扉を開けることができた。その光景はノラ族から見れば、
    神秘的な光と共に女神が喋り、アーロイを中へ招いたように映ったのだろう。
  • 大いなる母の中身は、各地にあるゆりかご施設だった。
    遺伝子データから人工子宮で子供たちを機械で造り、サイボーグの母親が
    子供たちを育てたり、アポロで教育させたりして青年くらいまで施設内で成長させる。
    その後、食い物が無くなったので、外の世界へ出して自立させる流れ。
  • ガイアが説明するホログラムを見て、アーロイはエリザベト・ソベックの遺伝子を元に、
    機械から造られた存在だと知った。またガイアの副次機能のハデスが
    制御不能となり、それが原因で地球がハデスに滅ぼされようとしていることを知る。
  • ガイアは、ガイア・プライムへ行って、マスターオーバーライドを入手して、
    それでハデスを倒して、ガイアをリブートするように説明した。
    それで元の地球の環境に戻していく。
  • アーロイがゆりかご施設から出ると、長老から質問されて、
    アーロイは女神の申し子だと称えられた。
    長老ランスラやレッシュなどは、アーロイのことを異端児だと厳しく見てたが、
    扉が開く光景を見てからは、今まで自分らが見間違えていたと反省するほどに。
  • アーロイは異端児とバカにされてたかと思ったら、
    今度は女神の申し子だと称えられて、崇拝などするな!と怒った。
    世界の現状は私達のような部族が暮らしていて、危機が迫った状況。
    守る価値のある世界だと説教したことで、メリディアンへ戦おうとする者を集めた。
  • アーロイは苦しみの坂(ガイア・プライム)へ向かう前に、
    大長老ティルサに、なぜロストは異端者になったのか質問してから向かった。


20:崩れ落ちた山

ガイア・プライムへ向かう

ガイア・プライムの風景

▲ガイア・プライムの様子

アーロイはガイアに言われて、唯一ハデスを倒すための武器・マスターオーバーライドを
見つけるために、苦しみの坂(ガイア・プライムの遺跡)へ向かった。
現地に到着すると、ガイアの自爆で施設が崩壊していた。
サイレンスは過去に訪れたことがあり、途中まで来たことがあるのだという。


サイレンスの工房の様子

▲サイレンスの工房と開かなかった扉

岩肌を登り、ガイア・プライムへ入ると、サイレンスが数年がかりで作った工房の一つがあった。
そこにあるハッチは何年もかけて、削ったり燃やしたり爆破もしたが、破れなかったという。
アーロイが扉に近づくと、スキャンされて遺伝子データ認証を確認し、あっさり扉が開いた。


ガイア・プライムにある聖堂

▲エリザベト・ソベックの聖堂

奥へと進んでいくと、エリザベト・ソベックの部屋に到着し、
破損した日記をフォーカスでスキャンして、何日かかるか分からない修復を開始した。
その間、聖堂へ向かうと、エリザベト・ソベックがどのようにして亡くなったのかを
説明するホログラム映像を見た。


エリザベト・ソベックはガイアを完成させた後、自らを犠牲にして亡くなった。
その功績を称えて聖堂を作ったものと思われる。



制御室でマスターオーバーライドを入手する

ガイア・プライムの制御室

▲テッド・ファロに閉じ込めらた人々

さらに奥へ進み、爆発に耐えた頑丈な作りの区画(制御室)へ向かった。
制御室へ入ると真空状態の部屋の中に、ミイラの遺体が複数あった。


何があったのかホログラム映像を見ると、ガイアの副次機能を作ったエンジニア(アルファ)たちが、
制御から締め出されてしまった。つまり制御室にテッド・ファロ以外は全員閉じ込められた。
テッド・ファロは「汚れもない罪もない男と女性たちに、贈り物みたいに知識を与えることは、
それは贈り物でもなんでもないことだ」と言い、アポロを削除してしまっていた。


マスターオーバーライド

▲ハデスを葬れるマスターオーバーライド

テッド・ファロの狂った行動に、アルファたちはさとそうとしたが、
制御室にある空気を排出させることで、アルファたちが酸素不足で死んでしまったのだ。
そういった経緯があり、後世の人々には何千年もの知識・歴史・文化が全く残されなかった。
その後、アーロイはサイレンスと会話した後、制御室でマスターオーバーライドを見つけた。



サイレンスがアーロイの元から去り、知識を求めて旅立つ

サイレンスの工房でのカットシーン

▲アーロイに全てを話したサイレンス

一旦サイレンスの工房へと戻ると、サイレンスが直接工房へ来ていた。
サイレンスは「お前と共に行動するのは終わりだ。だが去る前に、
お前には事の全てを明かしておかねばな」と言い、ハデスやエクリプスの関係を全て話した。


ハデスを始めに見つけたのがサイレンスで、エクリプスの組織を作り、ハデスに従うように
仕向けたのもサイレンスだった。しかし、サイレンスはハデスに利用されていたことに気付き、
命からがら逃げた。そこにアーロイに興味を持ち、近づいた経緯について話した。
ハデスは信号を送信するのが狙いで、導きの塔へ行きたがっているとアーロイに教えた。


サイレンス槍とマスターオーバーライド

▲サイレンスの槍にマスターオーバーライドを取り付けた

サイレンスはアーロイに、「槍を持って行け。マスターオーバーライドを付ければ
差し込むことができる。」と言い、あとはハデスの頭に近づいて突き刺せばいいのだという。
そしてサイレンスはアーロイに世界の行方を託し、アーロイの元から去った。



ストーリーまとめ & 考察

  • アーロイはハデスを倒すために、マスターオーバーライドを取りに
    ガイア・プライムへ行った。19年前にガイアが自爆して廃施設と化していた。
  • サイレンスは工房として利用しており、扉を開けようとしたが開けれなかった。
    ガイア・プライムへは、誰も訪れる者はいなかったという。
  • 聖堂では、エリザベト・ソベックがどのようにして亡くなったのか、
    ホログラム映像で見ることができた。
  • 制御室ではガイアの副次機能を作ってたアルファたちが、テッド・ファロに殺害。
    アポロを次の世代に残すことが贈り物どうか、考え方の違いがあった。
    アルファを制御室に閉じ込めて、真空状態にして殺した。
    アポロはテッド・ファロが削除したので、千年の歴史や文化の知識が抹消された。
  • アーロイは制御室でマスターオーバーライドを見つけ、
    それをサイレンスの槍に取り付けて対ハデス用の武器を作った。
  • ハデスを発見して、エクリプスの組織を作った張本人はサイレンスだった。
    サイレンスは知識を得てた代わりに、ハデスの要望に応えて行動してた。
    しかしフォーカス・ネットワークが完成すると、サイレンスは用済みになったので、
    ハデスから殺害命令が下ったので、それに気付いたサイレンスは逃亡して今に至る。
  • サイレンスがこれまでにハデスから得た情報を考えると、
    ハデスの目的はメリディアンではなく、信号を送信するため『導きの塔』へ行くこと。
    その後はエクリプスもただの道具なので、サイレンスと同様に用済みの存在。