ファミ通クロスレビューによる龍が如く7の評価

週刊ファミ通2020年1月23日増刊号にて、龍が如く7のレビュー評価が発表されてました。
ファミ通クロスレビューの評価は『9、9、10、10』の合計38点でプラチナ殿堂入り。
平均プレイ時間はクリアまで30時間、やり込み要素を含めると100時間だそうです。
- ■良い評価
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男達の生き様と闘いを描く物語、やり込み要素満載の街遊びは、
まさに『龍が如く』シリーズが築き上げてきた世界観で、王道RPGの冒険が楽しめる。 - 現実世界をRPG仕立てにしたようなシステムや演出も、新鮮味があり面白い。
- 多彩な顔を見せる異人町の広さにも感動。引き込まれるドラマは、しっかり健在です。
- まっさらな新主人公が成り上がる人情劇に魅了されました。
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メディアで取り上げられないディープな横浜が再現されているのは驚きで、
その独特の風情は、基本を変えずに新章に突入したシリーズに新風を吹き込んでいます。 -
人生はゲームが如しをゲームキャラに体現させるメタなストーリーテリングが、
シリアスとくだらなさの振れ幅が大きいシリーズ特有のノリにマッチしています! -
まだ色がついていない陽気な主人公視点で描く、
現実の社会問題を風刺した大小さまざまなエピソードには、妙な説得力が。
- ドラゴンカートなどの新要素で遊びの幅が広がっている印象。
- 繰り出せる技や仲間が増えるとグッと楽しくなるのもRPGっぽい。
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バトルで立ち位置などが刻一刻と変化し、
状況によって攻撃の方法や効果も変わるのが、ライブ感があって〇。 -
コマンド入カバトルとリアルタイムアクションの組み合わせも面白く、
作品との相性もバッチリ。 - オートバトルの導入も奏功し、全体的にテンポアップしていて小気味良い。
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戦闘では、キー入力のタイミング次第で効果補正が入りまくり、
アクションゲームさながらのテンポ感を楽しめます。
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男達の生き様と闘いを描く物語、やり込み要素満載の街遊びは、
- ■悪い評価
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- 序盤は単調気味なバトル。
- ターン制のコマンドバトルは、テンポが若干気になるときもある。
- ■今週はコレを買え!
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正統続編でありながら、新たなジャンルに挑戦した野心作『龍が如く』は、
シリーズのファンだけでなく、RPG好きの人にもオススメしたい1本。
挑戦的な目つきで、個人的に印象の悪かった主人公も、いざプレイすると、
「アイツ、本当はいい奴なんですよ」と言いたくなります。
シリーズ前作からシステムが一新された龍が如く7ですが、
コマンドバトルはアクションが苦手な人でも気軽に遊べるのは利点ですね。
新たな主人公・春日一番のキャラもあって、コミカルなテイストが増えた気もしますが、
ちゃんと龍が如くらしさのある物語で、先が気になる展開に興味を惹きつけられます。
あと、中井貴一さんの演技にはシビれました。
ひと昔前、伊勢佐木町のはずれの輸入雑貨店に入り浸っていた身としては、
龍が如くが描く懐の深い横浜を見てほしい。
とくに川沿いの光景は、時代の記憶を呼び覚まします。
戦闘システムがシリーズ前作とは大幅に変わっている龍が如く7には、
様々な捉え方があると思いますが、自身の(そこそこ長い)ゲーマー人生と
照らし合わせつつプレイすると、これはこれで王道なんだなと思えてきました。