良い評価、悪い評価
- ■良い評価
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- より近未来でサイバーパンクになった街並
- 中に入れる建物や地下が増えた
- 衣服がネオン色に光ったり、動いたりする点
- 車の運転操作が過去作よりマシ
- 工作員の使い方によってミッション難易度が変わる点
- クリア方法がいくつか用意されてるところ
- ユーモラスなバグリーとの会話のやり取り
- ドローンも駆使して戦えること
- ネットワークバイパスは割と解きやすかった
- 閉回路とかスパイダーボットとか動作・操作がスムーズ
- ■悪い評価
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- 日本語版の音声が最初から入っていない点
- スゲー見ずらい日本語の字幕
- 全体的にオープンワールド特有の収集ゲーになりがち
- パーマデスの必要性の疑問
- 主人公キャラクターはやっぱ必要だと思った
- ミッションがあまり代わり映えしないものが多い
- 操作性の劣化が気になった
- 意味の薄いロンドン市民の仲間採用
- 似たくさい工作員ばっか、ガジェットの個性も弱い
- 工作員に同じ声の声優を当てすぎ
- 工作員の声の担当がキャラに合わない・・・
- 朝・夜など時間帯を変更できるベッドがないこと
- ETOの使い道が衣服ぐらいしかないこと
- フォト機能のアルバム閲覧がやたら重い
- 過去作と比較してアクティビティの内容がつまらない
サイバーちっくなロンドン観光ゲーム

ウォッチドッグスレギオンの最も特徴的な要素といえば、
ロンドンを再現した綺麗な街並み鑑賞といったところかもしれない。
これまでのウォッチドッグスシリーズと比較すると、よりサイバーパンク寄りな街並で、
壁の落書きにしても、眺めてるだけで楽しさが伝わるところがあります。
建設作業員の貨物ドローンに乗って高いところへ登ったりもできるので、
空中も移動できるオープンワールドってのは面白いところである。
誰でも仲間にできるはずなのに・・・

しかし、貨物ドローンが便利すぎて、他の工作員が駄目になってしまっている。
フィールドでは建設作業員、ミッションでは戦闘向けの工作員ばかり使うことが多く、
豊富にいるロンドン市民をリクルートする意味がほとんど無い。
装備するガジェットを考えても、探索型のスパイダーボット一択でしかない・・・
最もウォッチドッグスレギオンの売りである、誰でも仲間にできるといったシステムは、
ほぼほぼ意味が薄れているし、開発過程のときにあったような仲間を成長させて
鍛えたりするような遊び方もできないし、工作員に対する想い入れが弱すぎる。

ましてやNPCの外見を観察しても、どれもモブキャラばかりの顔付きで好きになれないw
工作員の声も、外見とは合わない声質だし、なんか声優の足りなさ&予算合わせで、
適当に選んだ感があったのでイマイチさが抜けていない。
ジジイとかババアは動きが遅いしストレスマッハ!
「誰があんなキャラ使うのか?」と疑問に思うところもあるし、ただのネタキャラでしかない。
それならウォッチドッグス1&2のように主人公キャラがいて、物語が進行していくタイプが良かった。
全体的にレギオンは、ウォッチドッグス1&2の劣化版みたいなゲームになっているのが残念だ。
以前からあったシステムが、いつの間にかなくなっていた

衣服やマスクは豊富に用意されているので、着せ替えに凝る人は面白いかも!?
ネオン風の発光で光ったり、動いたりするタイプもあるので、
あれにはどこかしらハイテクなロマンを感じるものです。
ゲームの操作性を考えると、今作では細かく改善されて操作しやすくなった面があるが、
車両テイクダウンが廃止されたのと、遮断物から次の遮断物へ、×ボタンだけで移動できる
操作がなくなったのがイマイチ!
ましてやアジトではベッドがないし、好きな時間帯に変更できないのは痛い。
そういった点を含めると不便になったと言わざるを得ないかもしれません。
ウォッチドッグスレギオンでは、あらゆるNPCを仲間にできるといった要素だけ着目してしまい、
「他のシステムをおろそかにしてしまったのでは?」と思えてしまうところがあった。
バグに関しては過去作と比較するとたくさんあるし、延期までして出来上がったゲームがこれだとすると、
「かなりギリギリの納期だったのでは?」と思うばかりだ。
まだまだ粗削りだし、延期期間をもっと伸ばすべきだったはず。
ゲームの面白さをもっと煮詰める必要もあるし、アクティビティを見ても単純で過去作よりも劣る・・・
全体的な感想

ストーリーでいえばクラン・ケリーやスカイ・ラーセンのストーリーラインは衝撃的だったけど、
ザビーネの登場シーンがあまりないのが気になった。無線会話ばっか。
ゼロデイの正体がチラリと見える箇所や、隠し忘れた証拠があっても良かった気がします。
だいぶストーリー終盤にならないと、ゼロデイが誰なのか分からないかと思う。
全体的に微妙なゲームかもしれない。ウォッチドッグス1&2を作ったジョナサン・モーリンが、
いかに優れたクリエイターだったことに気付かされた感じだろうか!?
作る人が違えば、作品の色もだいぶ変わってしまうもんですねぇ…。
とりあえず、まだ配信されていないDLCとオンライン要素に期待できるだろうか…?
メタスコアの評価
Metascoreの平均スコアは、メディアレビュー数が38投稿で『70』スコア。
ユーザーレビュー数が397投稿で『5.4』。
どちらのスコアも低めなので、お察しといったところでしょうか…。
「ウォッチドッグス1&2は面白かったけれど、レギオンはちょっと…」という人はよく見かけます。
あとはバグやクラッシュに対して指摘する方も多いようで、
ストレートに「平凡で退屈なゲーム」と言う人もいる。
ウォッチドッグスレギオンはオープンワールド+延期したこともあり、
開発費は結構な額になっているとは思うが、未だ販売本数を発表していない件から察すると、
ワールドワイドで見てもあまり売れなかったゲームなんだと思う。
AAAタイトルの時代の移り変わりというか、旧作からの作り方に対してはもはや通用しない
といった感じだろうか?ロンドンにいる全ての人を仲間にできるといった、
新しい取り組みに関しては素晴らしいし、挑戦的なタイトルだとは思うけれども、
それがゲームの楽しさに繋がっていない点が失敗した原因かな~