
龍が如くスタジオの新作発表会にて『新・龍が如く』が発表される
2017年8月26日に行われた『龍が如くスタジオ』新作発表会の動画です。
当時は公式サイトにて発表会参加の抽選が行われて、
当選された方が東京・秋葉原UDXシアターで参加できるといった流れで開催されました。
新作発表会は1時間ほどライブ中継されて、
龍が如く極2、新・龍が如く、龍が如くONLINE、北斗が如くが発表されました。
桐生一馬の物語は龍が如く6で終え、新・龍が如くでは春日一番が主人公となります。
『新・龍が如く』と『龍が如くONLINE』は別々のゲームです。
新・龍が如くの主な経緯インタビュー

2005年に発売した初代の龍が如くが12年経ちます。
主人公・桐生一馬の生き様を描いたドラマは、一応『6』で完結を迎えました。
ですが、龍が如くシリーズはあれで終わった訳ではございません。
今、映像でご覧いただきました赤いジャケットを着てた男ですけども、
春日一番という名前をした主人公になります。
彼を中心とした新・龍が如くというプロジェクトを今開始を致しました。
この新・龍が如くプロジェクトは、二つのタイトルが実は存在します。
一つはこれまで同じ家庭用ゲーム機での展開、
そしてもう一つ新たなプラットフォームでの展開に挑戦してまいります。
横山:
名越の方からお話がありましたが、この新・龍が如くプロジェクトでは、
家庭用ゲーム版に先駆けてこちらのタイトル(龍が如くONLINE)を開発しております。
書いて字の通り、こちらはスマートフォンを中心にPCでもプレイ可能な
ドラマティック抗争RPGとして、サービスを提供させていただく予定となっております。
実はこちらのゲームの詳細・内容に関しましては、まだ来年のサービス開始に向けて
鋭意制作しているところですので、随時続報ありましたらお伝えしていこうかな
と思っているんですけども、今回は先ほど発表しました新シリーズの
主人公『春日一番』の物語について少し触れていこうかなと思っております。

ちょっと複雑かもしれないんで映像が出ますけど、左と右はもちろん同じ人で、
シンプルに言えばコンソールでも新・龍が如くが出ますし、
龍が如くONLINEというスマートフォン版のコンテンツも出ます。
左側のイメージがコンソールの先ほど見ていただいたCGで、
右側のスマートフォン版はグラフィックはああゆう感じのグラフィックとして
展開していくという風にご理解いただければなと思います。
横山:
同じ主人公、同じ世界観。そして途中までは同じストーリーが紡がれていって、
途中から龍が如くONLINEと、家庭用ゲーム機版の新・龍が如くの
お話が枝分かれしていくみたいな仕立て。
今までやったことのないチャレンジなんですけども、そういうものを目指して作っております。
「そちらもご期待ください」というところなんですけども、
何はともあれ、「主人公・春日一番という男をどう描いていくか」というところから
プロジェクトが始まっておりまして、先ほど観ていただいて声が入ってたと。
名越:
なかなか名前も決まんなかったんだよね。「何ヶ月悩んだろう?」ってな感じで…。
でも結局僕は『一番』ということだけは決めたんです。
要はドラマ・世界観があって、名前と何とか…。
逆に桐生一馬はフワッと決まったんだよね。12年経つとは思ってなかったんで格好いいのをつけた。
今回は桐生と比べられる運命にある中で、今後話が出ると思うんですけども、
彼が背負っていく運命の中には、彼の世界観ともう一個桐生のいる
龍が如くというものを背負っていくという意味で、
ちょっとギャップのある名前を付けたいなと考えて付けました。

龍が如く自体12年前のことを考えると、実は桐生一馬という主人公から
ストーリーを考えた訳ではなくて、神室町という街であったり、世界観から考えていったんですけども、
今回はそういうものがある中、龍が如く6の後の今の神室町を描く作品になるので、
主人公からストーリーを考えていく。そういう意味で名越が一番と付けた訳なんです。
名越:
決してデキがいいから一番ではなくて、彼は物語の中では超駄目人間です。
桐生で言うと人によって見方それぞれですけも、割と人望もそれなりにあり、
いきなり組を持てるみたいな状態にありましたから、少しはしっかりした人間だった。
彼はもともとはチャランポランの本当にどうしようもない人間からスタートして、
最終的にはもちろん成り上がっていく、
一風変わったサクセスストーリーに今回はしたいなと思っております。
横山:
春日一番というキャラクターからとにかく決めて、このプロジェクトの象徴でもあり、
核となるキャラクターなので今回はイメージを先に固めるためという意味合いもありまして、
珍しくプロジェクトの初期段階でオーディションを実施した。
龍が如く極2の発表

龍が如く極2は『極プロジェクト』の第2弾。2017年12月7日に発売。
龍が如く2をフルリメイクして、さらに真島吾朗のエピソード、新・クランクリエイター、
新・水商売アイランド、用心棒ミッション、新キャスト・主題歌などが加えられたゲームです。
当時は、初となる数量限定版の『限定版の極み』なども発売してました。

龍が如く極2は、いわゆる完全版みたいな作りになってます。
真島吾朗のエピソードはそれほど長いものではないので結構簡単に攻略できますが、
龍が如く0で登場してたマキムラマコトなどが若干ストーリーに絡んでいる。
新・水商売アイランドにしても、「当時のキャラクターは今頃何やってんのかな?」
といった部分に触れられていたので、龍が如く0をプレイした後に購入すると良い感じです。
龍が如く6で使用しているドラゴンエンジンで制作しているので、
画質なんかは今風の高クオリティーで遊べるのが特徴。モーションも若干マシになったのかな?
北斗が如くの発表

北斗が如くは、人気コミック『北斗の拳』と『龍が如く』がコラボしたゲーム。
2018年3月8日に発売されたが、制作の都合上で発売日が延期したりもした。
基本的な舞台だったり、登場するキャラクターは北斗の拳ですが、
ストーリーは龍が如くスタジオ寄りの構成、声優は龍が如くで担当してた面々で収録を行った。
開発の話を聞いて意外だったのは、名越稔洋氏や横山昌義氏はズブの北斗の拳世代な訳だが、
二人とも北斗の拳は知らなかったらしい…。あまり漫画には関心がなかったのだろう。
というか、よくそれで北斗の拳とコラボしようと踏み切った点が解せないものだ。

評判はぶっちゃけあまり良くはなかったが、神室町より少し小さい奇跡の街エデンと、
半オープンワールドサイズぐらいの荒野を舞台にし、
龍が如くには無いシステムをプレイできる点が特徴的だと言えるかもしれない。
あとセルシェーダー風のレンダリングなんかも見どころかな~
ただドラゴンエンジンで制作したゲームではないので、店へ出入りする度にローディングが入る。
数秒間待つといったストレス解消は結構大きいことなんだなと悟った。
なんつーか、ドラゴンエンジンの偉大さを知ったゲームかな…。
良いシステムに一度慣れてしまうと不便に感じるので、シームレスというのは重要だったりします!