ctOSとは?
![ctOSで制御したシカゴの街並み](https://dswiipspwikips3-images.jp/watch-dogs-legion/ctos.jpg)
ctOS(City Operating System)とは、ブルームが開発したオペレーティングシステムで、
全ての都市のインフラにリンクするシステムのこと。
中央制御システム、略してctOS(シー・ティー・オーエス)と呼ばれている。
ctOSの技術は、人々に『効率・快適・安全』を提供している。
例えば従来の都市は、水道・電力・保安・下水・交通などのインフラの維持と管理は、
それぞれ独立してサービスが行われていたが、
ctOSはこうしたシステムをオンラインで連携して管理している。
司令センターで全てのサービスを監視しているため、
管理が容易で、シカゴにおいては数百万ドルのコスト削減に繋がっていた。
街全体で実行されるプログラムで、何でもコンピューターで制御して、
ctOSは隅々まで人々の行動を記録している。
主なctOSの機能
![ctOSのコントロールセンターのサーバー](https://dswiipspwikips3-images.jp/watch-dogs-legion/ctos04.jpg)
ctOSには、いろいろな機能が備わっている。
顔認識ソフトウェアでは個人情報へ瞬時にアクセスができ、
相手の名前・年齢・職業・収入・通院歴など、プロフィールを参照できる。
予測ソフトウェアでは、潜在的な犯罪者を予測して、街の犯罪率を減らしている。
交通費は電話で払えるし、電車は時間通りに来るかも分かる。
自分を追跡して、どこが渋滞しているのかリアルタイムで知れるし、
空いてる駐車場も分かれば、駐車料金の比較とかで節約にもなる。
ブルーム社はシカゴを、アメリカ初のスマートシティにするつもりでいた。
公共と個人の何もかもが、1つの中央コンピューターで管理している。
ctOSの不満
![ctOSで監視される市民](https://dswiipspwikips3-images.jp/watch-dogs-legion/ctos03.jpg)
こうしたことから人々の生活は便利ではあるが、24時間監視されているようなもの。
家の中にいても、人々の会話・行動を監視して、サーバーへ自動的にデータが送られる。
なので、安全やプライバシーに疑問を持つ人もいた。
ブルームの意見では、安全やプライバシーといった問題については、
もちろんプライバシーは尊重される。例えば市民はブルームの医療サービスを選択できるが、
医療記録を照会できるのは自分とサービス提供者だけで、
それ以外だと本人の許可が要るのでプライバシーは万全だという。
街中では至る所に監視カメラがあるが、都市安全課の管轄で、
ブルームはデータを収集していないと言い、また最高のセキュリティチームにより、
数々のセキュリティプロトコルが実装。皆さまのIDはアップグレードされています。
サイバー攻撃はブルームにとって、脅威にはならないのだという。
便利化を追求したコスト削減により、その分従業員の仕事が減る人もおり、
ctOSに仕事を取られてクビになったり、給料が減ったりと、不満を持つ市民などもいた。
ctOS 2.0
![ctOS 2.0](https://dswiipspwikips3-images.jp/watch-dogs-legion/ctos02.jpg)
ctOS 2.0はウォッチドッグス1の終盤頃から登場しており、ウォッチドッグス2で稼働。
シカゴはスマートシティ構築の公約をctOSによる監視、セキュリティ、
輸送プログラムとビッグデータの統合によって実現していたが、
エイデン・ピアースがストーリー終盤で中央サーバーの全機能を停止させた。
それによりスマートシティは致命的に思われたが、
シリコンバレーで進化を遂げたctOS 2.0を開発しており、
ウォッチドッグス2ではアメリカ全土に配備された。
ctOS 2.0はモノのインターネット化を目指し、市民の日課を記録して、
安全性を高め、侵入度を高めていた。人々の身近な私生活は覗かれ、
あらゆる動きを監視してデータを集約。そしてデジタルプロフィールが作り出されて、
情報は瞬時に買われたり、売られたり、盗まれたり、乗っ取られる。
リスクが大きい生活環境だが、市民は「自分らに関係なし」とリスクを過小評価。
保険会社はアルゴリズムで生活習慣を監視したり、適用の拒否。
医療関係者はガンを治療する価値があるかを判断する。
調査結果やニュースは歪められて、投票に影響を与えていたのがウォッチドッグス2の舞台。