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マザークリスタル、エーテル

マザークリスタルから発するエーテルを消費して、魔法を使っている

小型のクリスタル
▲集落では小型のクリスタルで、水を生成している

マザークリスタルとは、巨大なクリスタルのこと。自然のエネルギー源。
魔法の源となる『エーテル』を発しており、油田のような存在になっている。

エーテルといえば、ファイナルファンタジーシリーズではMP(マジックポイント)を回復させる
アイテムとしてお馴染みですが、FF16では大気中にエーテルが存在している世界です。


ヴァリスゼアではエーテルを消費して、日常的に魔法を使用して生活してます。
魔法でタバコに火を点けたりと、身近なところで使用されている。
高度な魔法になると、大量のエーテルが消費されます。


そのためマザークリスタルの周辺に人々が必然的に集まり、国家が形成されていった。
マザークリスタルから切り出した、小型のクリスタルを端末として持ち歩き、
火や風の魔法を起こしたりもできる。
クリスタルには寿命があり、割れてしまったりするので消耗品です。


マザークリスタルは、ヴァリスゼアに複数存在する

マザークリスタル

マザークリスタルは、唯一無二の存在ではなく、各国に存在し、どこの国も大切に扱っている。
人工的に作ったりもできないため、エーテルが枯渇してきたヴァリスゼアの現状では、
マザークリスタルの奪い合いが起きてしまう。


巨大なマザークリスタルだが、マザークリスタルには核となるコアがある。
コアがある場所には、それを祀るための古い時代に建てられた『クリスタル神殿』が存在し、
コアが破壊されると、巨大なクリスタルも消滅する。


また、クリスタルには身を守る防衛機構が備わっており、何者からにより、危険な状況になると、
対象を攻撃したりもする。防衛機構の内容は、マザークリスタルによって異なる。


■各国が有するマザークリスタル一覧
  • ロザリア公国、鉄王国:ドレイクブレス
  • ザンブレク皇国:ドレイクヘッド
  • 灰の大陸南部:ドレイクホーン(消滅)
  • 風の大陸北方:ドレイクアイ(80年前ぐらいに消滅)
  • ウォールード王国:ドレイクスパイン
  • ダルメキア共和国:ドレイクファング
  • クリスタル自治領:ドレイクテイル
  • ヴァリスゼア中央部/ダルメキア共和国の北東部:ゼメキス(消滅)

アカシア

アカシア

普段はエーテルは目に見えないが、高濃度になると視認することができます。
青色の霧のような高濃度のエーテルを浴びると、生物が変化した姿『アカシア』になる。

アカシアになると自我を失い、生存や闘争など本能のままに行動するようになり、
過度に攻撃的になったり、植物などは異常に成長して禍々しい形に変貌してしまう。


また一度アカシアになってしまうと、元に戻ることはできず、
ドミナントやベアラー、また文献によればチョコボもエーテルに耐性を持つため、アカシアになりにくい。



黒の一帯

エーテルが枯渇してくると、黒の一帯が侵食してくる

黒の一帯が広がるフィールド

黒の一帯とは、エーテルが枯渇したエリアのこと。
そのエリアには草木が生えず、空気はあるが、動物も生きれない場所になっている。
黒の一帯の土には栄養が無いため植物が育たず、水は腐敗しやすく船底に穴が開きやすい。


砂漠というより、月面に近いエリアで、何もない場所。
そのうえ、凶暴な魔物が増えたことで、各国で申告な問題になっている。


ヴァリスゼアでは、黒の一帯がどんどん侵食している状況下。
黒の一帯の面積は、ヴァリスゼアの西方にある風の大陸だと、2割くらいが侵食されている。

マザークリスタルから放出されるエーテルの量も減ってきており、
いつ枯渇するか分からないため、各国家は他国のマザークリスタルを奪おうとしている。



ドミナント、召喚獣

ドミナントは召喚獣に変身したり、クリスタル無しで魔法を使用できる

ドミナントとは召喚獣を身に宿し、身体を蝕んで召喚獣となり、人ならざる者の姿になる。
普段は人間の姿で、召喚獣に変身しても、再び人間の姿に戻ったりできます。
またドミナントは、クリスタルを介在しないで魔法を使用したりできる。


ドミナントは国よって扱いが異なるが、大抵は厚い待遇を受けている。
例えばロザリア公国ではドミナントが代々国家元首となり、ダルメキア共和国では相談役。


鉄王国ではマザークリスタルが御神体なので、召喚獣は抗う存在にあたるため、
生体兵器として扱われたり、人質の道具として酷使されている。
ドミナントは人智を超えた力を持つが、戦場に出されるため、恐れを抱く者も多い。


ドミナントの力の代償は、身体が石化していく

腕が石化している様子
▲腕が石化している様子

ドミナントが召喚獣になると、核兵器のような破壊力をもたらすため、戦争の道具でもある。
ただし、召喚獣になる代償として、徐々に身体が石化していく。
なので相当の覚悟を持ち、国の威信を背負って戦うため、過酷な運命になる。


石化は、魔法を使い続けたドミナントやベアラーがなるもの。
徐々に石化が進み、身体的には激しく痛いらしい。

魔法を使うと身体に負担がかかるので、クリスタルを用いた場合は石化は進行しない。
全身が石化すると、最期は砂となって砕け散る。また、治療法は未だ無し。


ドミナントの性格や体質は人それぞれ。
例えばフーゴ・クプカなどは、自分が召喚獣で戦場に出れば片付くし、石化なんかしないと思っている。

ジョシュア・ロズフィールドは病弱なので、「フェニックスになれ!」と強制されることはない。
召喚獣の強さは、ドミナントのフィジカルな経験や知識で戦い方が変わり、自分の特性により優劣が出てくる。


ドミナントは受け継がれ、同属性のドミナントは存在しない

ドミナントが死ねば、いろんな条件により、次の新たなドミナントが誕生する。
いつ誕生するのかは不明で、すぐかもしれないし、100年後かもしれない。
そんな感じで、代々ドミナントは受け継がれている。


また、各属性のドミナントは、原則1人しか存在しないルールになっている。
例えば火属性ならフェニックスのドミナントしか、ヴァリスゼアに存在しない分けだが、
なぜか火属性のイフリートが登場したことで、何かがおかしくなり始めている。



ベアラー

ベアラーはクリスタル無しで魔法を使用できる

頬に記されたベアラーの印

ベアラーとは、生まれながらにして魔法を使用できる人々のこと。
クリスタルを介在しないで、周囲にあるエーテルを消費して、魔法を使うことができる。

ドミナントと比較すると、ベアラーは召喚獣の力は使用できない。
いわば、人間とドミナントの中間的な存在となる。


ベアラーは先天的なもので、多くは生まれた直後にベアラーかどうか分かる。
顔の頬には、黒色のタトゥーのような刻印が付いているが、それがベアラーである証拠。
『印持ち』とも呼ばれたりする。


奴隷を管理するために、国を越えた協約で定められており、各国の政府機関によって頬に刻まれる。
自分の子でも、生まれた直後に国に届け出を行う世界になってます。

検査を逃れて、刻印がないベアラーもいるが、それは非常に稀なこと。
尚、刻印の模様はヴァリスゼア全域で同じ模様が使われている。


刻印は、飛竜草の毒が使われており、猛毒を皮と肉の間に入れて固めて模様を描いている。
飛竜草の根から抽出されている毒で、皮膚に付着すると浸透して、激痛と共に黒色に変色します。

そのため刻印を無理に取ろうとすると、血に毒が混ざり、たちまち全身が毒に侵される。
施術して刻印を取るにしても、何日も激しい痛みが出るし、死んでしまう者もいる。


ベアラーの身分は低い

ベアラーがリンゴを落とすカットシーン

基本的にベアラーは、どこの国でも身分が低く、世界中から迫害を受けている。
国によってベアラーの扱いに差があるが、大抵のベアラーは奴隷や労働力として使われてます。

ロザリア公国では比較的寛大だが、自由民ではない。
水を生成したり、庭の草刈りなど雑用をこなしている。


ベアラーもドミナントと同様に、労働で魔法をどんどん使っては、身体が石化していく。
そして石化が進んで魔法が使えなくなると、「用済みだ」と捨てられてしまう存在にある。


主の許可なしに、ベアラーに話す口はない、ベアラーに貸す耳もない。
どこへ逃げてもベアラーはベアラーで、刻印は首輪の代わりのようなものだ。
長い歴史の中で常識として深く根付き、ベアラーも救いを求めるようなことはない。



ナイトの称号、フェニックスの祝福

実力が高い騎士に与えられるナイトの称号について

ナイトの称号は、ロザリア公国で扱われている称号です。
騎士の中でも、とくに実力が高い者に与えられる証で、
クライヴは15歳のときからナイトの称号を得ており、史上最年少のナイト。


またナイトの称号は、召喚獣フェニックスのドミナントを守護する栄誉を授かることで、
フェニックスの祝福を受け、召喚獣の力の一部を与えられる。


ナイトの称号を持つ者に与えるフェニックスの祝福について

フェニックスのドミナントは、選んだ者に自身の力を分け与えるリジュヴァネーションという能力を持つ。
力を与えた者に対しては、クリスタルを介在しないで火の魔法を使用できる。


ロザリア公国では、大公であるドミナントが、自身の守護者であるナイトの称号を持つ者に、
力を与える習わしがある。クライヴはジョシュアからフェニックスの祝福を受けたことで、
フェニックスの召喚獣アビリティを使用できるようになってます。



メティア

メティア

メティアとは空に浮かぶ、月の傍らで煌めく、小さな星のこと。
ヴァリスゼアに住む多くの人々は、その小さな星に幸運を願ったりする。
メティアに願い事をすると、叶うという伝承があります。



ストラス

ストラス

ストラスは、白色のフクロウの外見をしている鳥の魔物。他者の思考を伝達する能力を持つ。
ストラスの額の石に、思考を乗せたエーテルを一時的に蓄え、
そのエーテルを他者へと浴びせることで、思考を伝達している。


主に、王侯貴族や各地の主要な施設が連絡を取り合うときに用いられ、
機密性が高く、急を要する報せに最適で使用されている。


エルウィンが使用したときは、「オミア ラステラン トゥ イサゲリス」と呪文のようなものを唱えると、
ストラスの目が開いたので、何か扱い方があるのかもしれない。
また、長く生きたストラスの羽根には、善き詩文が宿ると言われている。



部隊/組織一覧

ザンブレク皇国の暗殺部隊

ザンブレク皇国の暗殺部隊は、鉄王国が擁する召喚獣シヴァのドミナント暗殺するために、
ニサ峡谷で暗躍するベアラー兵たちのこと。隊長はティアマット。

ベアラー兵たちは素質があれば、軍属となれるが、使い捨ての兵士として最前線で使われることが多い。
一部、腕の立つベアラー兵も、斥候や暗殺など危険な任務に回される。


クライヴも作戦時に使用する偽名『ワイバーン』と名のり、戦場へ降り立つ。
戦場では、鉄王国とダルメキア共和国軍がニサ峡谷で争い、暗殺部隊はそこを狙おうとしている。


聖竜騎士団

聖竜騎士団は、ザンブレク皇国の精鋭騎士団。ディオン・ルサージュが団長。
貴族の子弟を中心とした騎士たちが、聖竜騎士の栄誉を受けて配属される。


黒騎士『黒翼騎士団』

黒騎士

黒翼騎士団は、ザンブレク皇国の属領総督府に属する特務部隊の兵士。
全身黒色の鎧を着ており、ロザリアの属領総督によって設立された部隊。
ロザリアでは黒騎士と呼ばれている。


ロザリア各地でベアラーの粛清を行っており、主力部隊は『本影隊』と呼ばれている。
アナベラにとって邪魔な大公派の排除し、属領ロザリアの穢れを排除する理念がある。


ロザリア七家族

ロザリア七家族は、ロザリア公国を支えてきた7つの家系。
ロザリア建国前に乱立していた小国の系譜で、ロザリア成立後も有力貴族として残り続けた。
バイロンなどは政治にも強い影響力を持っていたが、ロザリアが属領化されて、権限を剥奪されたりした。


■ロザリア七家族一覧
  1. バイロン・ロズフィールド
  2. アリアンヌ


石の剣

石の剣

石の剣(いしのつるぎ)は、クライヴたちの隠れ家の戦闘部隊。
元は隠れ家にいたベアラーたちだが、タルヤの施術でベアラーの刻印を除去し、
外部でベアラーの保護や、危険生物の調査などを行っている。
また、クライヴたちの隠れ家では、剣のトレーニングをしてたりする。


シドの隠れ家においても同様の部隊はあったが、新しい隠れ家で石の剣として組織化された。
現在ではオットーが部隊へ指示し、各地の協力者と連携しながら任務にあたる。
「人が人として生きられる場所」のために、明日死ぬ運命だったとしても任務に殉じる。


種火の守り手

種火の守り手

種火の守り手は、属領総督府・アナベラの圧政に抗う組織。
大陸歴860年に起こったフェニックスゲート襲撃での出来事で生き延びた、
ロザリア公国の騎士を中心に組織された。
ロザリアを取り戻すために集結し、ラザロ街を拠点に、ベアラーを保護しながら活動している。


不死鳥教団

不死鳥教団は、ロザリアの大公家を陰で支える一団。
召喚獣フェニックスとドミナントを宗主として崇めており、
フェニックスゲートでは天啓の儀式を取りまとめている。


不死鳥教団と接触が許されるのは大公位の継承者のみなので、
クライヴといえども不死鳥教団のことはよく分からない。
大公家の正統後継者の命に従って活動しているという。


ウォールード王国の密偵部隊

ウォールード王国の密偵部隊は、正規軍の王立騎士団の他に、国王直轄の密偵部隊が存在する。
隊長はベネディクタ・ハーマン。
卓越した剣技と特異な能力を持ち、部隊長を筆頭にして、潜入や暗殺といった隠密任務を果たす。


とくにノルヴァーン砦の制圧は目覚ましい戦果を上げたという。
しかし、直後に謎の襲撃者(クライヴや山賊等)により、部隊はなくなった。
それ以降は、密偵部隊が再設されるには至らなかった。


野盗

野盗は、道行く商人や旅人を狙うならず者。
街道から外れた場所や、警備の目が届かない辺地に出没したり、集落を襲って金品や食料を奪ったりする。
徒党を組んで行動し、規模が大きい野盗などは廃村を根城にしていることもある。


執行者

執行者

執行者は、人の守護者。クリスタル自治領にて築かれた組織。
人を害する知識や伝承があったりすると、この世から葬り去るのが務めている組織。

禁呪などの撲滅に奔走し、人の世を守らんとしている。
忌まわしき一族をヴァリスゼアから追放し、役目を終えてからは歴史の表舞台から姿を消した。



シドの隠れ家の協力者

各地には、シドの隠れ家を支援する『協力者』たちがいる。
シドルファスと同様に、ベアラーを人として扱わない世界に疑問を抱いている。

協力する理由は、利害の一致や活動への共感など人それぞれ。
協力者はストラスで地域の状況を知らせたり、ベアラー保護の資金や金銭援助などを行っている。


また、協力者はブローチを他人へ与えることもある。
それは信頼の証でもあり、ブローチを身に着けることで厄介事の解決なども頼まれる。
また、たとえベアラーであっても、口を聞いてもらえるようになり、独自の活動を認めた証明となる。