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ロザリア公国のロケーション一覧

ロザリア公国

FF16の主人公・クライヴの出身でもあるロザリア公国は、ヴァリスゼアの中西部に位置する。
首都はロザリス。小国を束ねることで成立した公国で、黒の一帯の侵食に脅かされ、
領土は衰えつつある。


沖合の火山島にあるマザークリスタル『ドレイクブレス』からエーテルを得て成り立っており、
火の召喚獣『フェニックス』のドミナントが国を統治している。
しかし、ドレイクブレスを鉄王国に実効支配され、鉄王国とは長年争っている。


■鉄王国との争いの歴史

80年前に、風の大陸北方のマザークリスタル・ドレイクアイの消滅を機に、
北部諸国とロザリア公国が争った。そんな戦の陰で、鉄王国は公国領を侵犯。
そして鉄王国は、ロザリア最大の聖地であるドレイクブレスを抱くドルスタヌス島を支配。


ロザリア側の抵抗も虚しく、クライヴが物心つく頃には、
もはや遠征以外では立ち入れない場所となっていた。

その後、フェニックスゲート事件をきっかけにロザリアが属領化してからは、
ドレイクブレスは完全に鉄王国のものになった。



ロザリア公国軍は、指揮権は大公が持ち、大公に任命された将軍が軍を統率する。
家柄や素質を認められた一部の者たちは、騎士と呼ばれ、
大公を護衛する近衛兵のような役割を担っている。


ロズフィールド大公家では、血筋にのみ召喚獣フェニックスのドミナントが生まれる。
ドミナントが成人後は、次期大公となることが定められている。

戦の前には、フェニックスゲートで天啓を仰ぐのが、古くからの習わしがある。
それができるのはフェニックスのドミナントのみ。


大陸歴860年に起きたフェニックスゲート襲撃後は、ロザリア公国は大公エルウィンを失い、
まもなく襲撃してきた鉄王国により、首都を侵攻されてしまった。

ロザリア軍は混乱して一方的に敗れ、鉄王国は女子供を連れ去り、ジルも連れ去られた。
この戦を機に、国の弱体化が進み、大陸歴861年にザンブレク皇国に統合され属領となった。


新たな属領では、元大公妃アナベラの圧政により、人々は監視下に置かれ、重税を課せられている。
ベアラーたちの処遇は、ロザリア公国時代よりも遥かに厳しいものとなる。

時代は変われど、大公エルウィンを慕い、支持していた『大公派』もいたが、アナベラにとって目障りな存在。
ロザリアは乱立する小国がまとまって成立したので、貴族派と大公派で派閥争いを行っていた。


ザンブレク皇国の政府機関『属領総督府』は、神皇シルヴェストルから一部の権限を与えられ、
神皇后アナベラが属領総督として統率。黒騎士という属領総督府に属する特務部隊の兵士たちに、
ロザリア各地にいるベアラーや大公派の排除を行わせる。


ロザリス城

ロザリス城

ロザリス城は、ロザリア公国の首都ロザリスにある城。
エルウィン大公とその家族の居城で、国の政治は全てここで行われる。

麓に城下町を抱える堅牢な城は、建国以来の歴史を持ち、
歴代の大公の多くがこの城で過ごし、公国の繁栄を築いた。


大陸歴860年に起きたフェニックスゲート襲撃後、ザンブレク皇国の属領となった。
城下町には、皇国の常駐軍が置かれている。


その後、神皇后となったアナベラが属領総督府を設立した。
旧都ロザリスの住民の大半は、内乱に乗じて攻めて来た鉄王国の略奪によって離散した。

または捕虜として連行されてしまい、旧都ロザリスはザンブレクに従順な者が、
わずかに住むのみとなってしまった。


その後、フーゴ・クプカが私兵を率いて旧都ロザリスを襲撃したことで、城下町は破壊されまくった。
住民はフーゴの私兵に殺されたか、残された住民も、ほとんどが街を追われた。


北部

北部は、風の大陸北部に続く寒冷地。
かつてはマザークリスタル『ドレイクアイ』を中心に小国が乱立し、
その勢いはロザリア公国にとっても脅威だった。


黒の一帯の拡大とドレイクアイ消滅を機に、ロザリアに攻め込むが、内乱により撤退。
大陸歴854年、弱体化した北部諸国は、ロザリア公国大公エルウィンによって統一された。


スティルウィンド

スティルウィンド

スティルウィンドは、ロザリス城の北東に広がる、黒の一帯の侵食によって荒廃した湿地帯。
かつては小さな村が存在し、街道沿いほどではないが、人で賑わっていた。

現在は黒の一帯の広がりにより、棲み処を追われた魔物が居着くようになった。
そして人々も去り、廃村となった。今ではゴブリンが族が出没するという。


フェニックスゲート

フェニックスゲート跡地

フェニックスゲートは、ロザリア公国の北西部に位置する砦。
元は北部諸国との戦のために建てられたが、ロザリア公国が北部を平定したことで、
防衛の要としての役割を終えた。


現在では神聖な儀式を行うための場所となり、
戦の前に召喚獣フェニックスのドミナントが、軍事の天啓を仰ぐ習わしに使われている。
地下には古代遺跡が眠っており、天啓の間には召喚獣フェニックスのドミナントのみが入れた。


門がロックされており、フェニックスのドミナントや祝福を受けた者が開けることができる。
天啓の間は禁足地。そのため、ドミナントが中で儀式を行うときは、
他の者は門の外で祈りを捧げつ待つだけ。


大陸歴860年には、ザンブレク皇国がロザリア公国をフェニックスゲートで襲撃。
大公エルウィンは殺され、息子のジョシュアも死亡したとされている。

大公妃アナベラはザンブレク皇国と結託して、自国の内情を流したことに端を発するが、
表向きは召喚獣フェニックスの暴走による事故として処理されて、真実は闇へ葬られてしまった。


皇国属領ロザリアとなってからは、フェニックスゲートは放棄された。
周辺エリアは黒の一帯が進み、瓦礫の山で埋め尽くされ、無人の廃墟と化している。


マーサの宿

マーサの宿

マーサの宿は、皇国属領ロザリアの東部に位置する宿場。
湿地の高台に宿屋と酒場を中心に築かれ、傭兵の詰め所や市場もある。

ザンブレク皇国の属領となって以来、不遇な目にあってきたロザリアの人々にとって、
旅の疲れを癒す場所となっている。


皇国属領ロザリアとなってからは、属領の駐屯兵は何もしてくれないので、
ブラッドアクス傭兵団を雇っており、野盗退治や商人の護衛などはマーサの宿で行っている。
とはいえ、宿場の外の仕事も多く、傭兵団も柔軟に対応できないのが悩みの種となっている。


グレードモン修道院

グレードモン修道院

グレードモン修道院は、皇国属領ロザリアの中央部、悲しみの入り江に面する丘の上の修道院。
ロザリア公国がザンブレク皇国の属領となった後、グエリゴール全教の布教を目的として建てられた。
そのため、ロザリアでは珍しい皇国様式の建築物となっている。


これまでにマーサが棄てられようとしたベアラーたちを買い取り、グレードモン修道院で匿っていた。
石化が進み、ベアラーたちは死にそうな状況だが、現実を変えることはできないし、
薬で痛みをやわらげ、最期くらいは人らしく看取ってやりたいと匿っている。


イーストプール

イーストプール

イーストプールは、皇国属領ロザリアの中北部にある集落。
かつては豊かな農耕地が広がっていたが、北部からの黒の一帯が村境まで侵食し、
作物の実りも悪くなり、村人たちが去って閑散としている。


そればかりか税金は変わらずで、ベアラーたちを養いたくとも、パンひと切れすら与えることができない状況。
彼らは大公エルウィンを敬愛しており、大公派と呼ばれて、属領総監督府に陳情しても相手にしてもらえない。
ハンナ・マードックが家財を売って用立てしてくれたことで、温情にすがりながら日々暮らす。


しかし、神皇后アナベラの指示によりベアラー粛清が行われ、イーストプールは滅んだ。
その後は野盗たちがイーストプールで巣食うようになった。
アルテマが放った空模様がおかしくなる魔法を発動させた後は、付近にアカシアが出現するようになる。


その頃マーサの宿では、エーテル溜まりにより、ラザロ街の住み家を失った『種火の守り手』たちが、
マーサの宿からイーストプールへ移住することになった。マーサの宿では仮住まいのため不便だった理由で。

クライヴたちの力を借りて、イーストプールを野盗とアカシアの手から奪還を果たした。
そして、マーサの宿にいた『種火の守り手』とベアラーたちは、イーストプールへ移住した。


イーストプールに移住する際は、村の名前を新しくしようかと話になったが、
ウェイドが「あの村を愛した人々の想いを、消さないようにしたい」と言い、
村名はイーストプールのままになった。


ホーク・クライ断崖

ホーク・クライ断崖は、皇国属領ロザリアの南部に広がる奇岩地帯。
岩盤が隆起している険しい土地で、渓流を隔てた先には、アンバーがある。


アンバー

アンバー

アンバーは、皇国属領ロザリアの南部に位置する小さな集落。
都市部から離れた山間部にあり、農作物や採取した山菜を売って生計を立てている。

アルテマが魔法で空模様をおかしくすると、各地でエーテル溜まりが発生し、
アンバーもエーテル溜まりの被害に会う。そして、住民たちはアカシア化して壊滅した。


オールドヒル造船所

オールドヒル造船所は、皇国属領ロザリアの中南部に位置する造船所。
元は船職人たちの村で、属領総督府に抵抗していた『種火の守り手』が秘密裏にベアラーを保護していた。

しかし、それを知った黒騎士に見せしめとして粛清を受けて、
住民たちは残酷な殺され方をして、壊滅してしまった。


ビュイット大橋

ビュイット大橋は、旧ロザリア公国時代からあった水道橋のひとつ。
フェニックス・タロンズと呼ばれる内海に架かり、ロザリス方面とロザリア東部を結ぶ。
北部の黒の一帯の広がりへの対処として、水源を持たない土地に水を運ぶために築かれた。


建築による雇用の増大も意図していた。
しかし、大公エルウィンの死後は計画が中止され、現在は橋としての機能のみ。


ラザロ街

ラザロ街

ラザロ街は、皇国属領ロザリアの南西部、ポートイゾルデにほど近い街。
かつては貴族を中心に栄え、ポートイゾルデの奥座敷として、華やかな模様を見せていた。


ロザリアがザンブレク皇国の属領となった後は、皇国軍が占領していたが、
ザンブレクの遷都後に街は放棄され、現在では人が寄り付かない場所になっている。
その後は、ロザリア公国の騎士を中心に組織された『種火の守り手』が利用している。


アルテマが放った空模様がおかしくなる魔法を発動させた後は、
ラザロ街はエーテル溜まりになって人が住めなくなった。
『種火の守り手』たちは、アカシアから襲撃を受けたマーサの宿の警備も兼ねて移住した。


ポートイゾルデ

ポートイゾルデ

ポートイゾルデは、公国属領ロザリアの西部に位置する都市。
ロザリスに次ぐ大きな街で、大公エルウィンがロザリアを統治していた時代には、
湾岸都市として交易船が行き交い、賑わいを見せていた。


ザンブレク皇国の属領となってからは、軍の拠点も市場も皇国の支配下に置かれ、
人々は自由を奪われている。


クレシダ廃村

クレシダ廃村

クレシダ廃村は、皇国属領ロザリアの中央部、マーサの宿にほど近い廃村。
ロザリアの属領化と黒の一帯の拡大により、困窮した住人は去っていき、
現在では魔物や蛮族の棲み処となった。
かつての住人の一部は、マーサの宿で暮らしている。