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ザンブレク皇国のロケーション一覧
ザンブレク皇国
聖なる神の信徒『ザンブレク皇国』は、ヴァリスゼアの北方に位置する、世界最大の宗教国家。
皇都オリフレムにマザークリスタル『ドレイクヘッド』を抱く。
ドレイクヘッドは、天に届くほどの高さを誇り、麓に皇都オリフレムを抱えてそびえ立っている。
唯一神グエリゴールを信仰する民は、エーテルで豊かな暮らしを謳歌している。
国を治める者は神皇と呼ばれ、皇国軍の先頭に立つのは、光の召喚獣『バハムート』のドミナント。
『グエリゴール』とは、ザンブレク皇国の国教のこと。
皇国の創世記に伝わる、女神グエリゴールを唯一の神として崇めており、教会では石像が見られる。
女神グエリゴールが従えたという伝説により、ドラゴンが聖なる生き物とされ、
積極的に保護と従属化が進められた。
ザンブレク皇国軍は、形式上は元老院に属しているが、実際は神皇の指示で動く。
戦場において、竜騎士と呼ばれる精鋭の槍兵が攻撃の主体となり、
高さを活かした奇襲で、いくつもの要塞を打ち破ってきた。
元老院は、国主=神皇の執政を補佐している議会。
五賢者と呼ばれる議員で構成されており、そのうちの首の賢人が議長を担っている。
表向きは、元老院に政治や軍事の権限が与えられているが、実際は神皇が絶対の発言権を持つ。
『星詠』という、星の流れを読んで、占術で政治への提言している官職があり、
神託を重んじているところがある。それは政治を左右するほどの力を持っている。
大陸歴860年には、ロザリア公国のフェニックスゲージに襲撃を仕掛けて、
翌年にはロザリアを属領化した。
ザンブレク皇国は、国土が黒の一帯に蝕まれていたので、新たな領土が必要だった。
ザンブレク皇国の東部には田園地帯が広がり、皇国の食料庫となっていたが、
近年の黒の一帯が広がる影響により、土地が侵されて収穫が少なくなっていた。
皇都周辺にも難民が増加し、食糧難からの治安悪化に繋がっている。
大陸歴873年には、ウォールード王国と国境紛争が起こる。
大陸戦争ではザンブレクにオーサ海峡を奪われたウォールードが進軍し、
その奪還後にベレヌスの丘へと侵攻し、ザンブレク軍と相対した。
両国は召喚獣を出すも、戦況はウォールードが優位となり、ザンブレク皇国は大隊を失った。
また、大陸歴873年にシドルファスたちにより、マザークリスタル・ドレイクヘッドが消滅。
その時、ザンブレク皇国は自国を捨てて、クリスタル自治領への侵攻を計画していて実行。
バハムートによる抑止により、無血入城が行われた。
ザンブレク皇国が、クリスタル自治領の不可侵条約を破ったことで反感を買い、
大陸歴878年にダルメキア共和国とザンブレク皇国とで争いになった。
ダルメキア共和国がザンブレク皇国を攻めたが、地形を活かした強固な守りと、
フーゴがクライヴに倒されたことで、ダルメキア共和国は切り札を失って停戦を申し出た。
一方、ザンブレク皇国では、シルヴェストル・ルサージュが、
第二皇子オリヴィエ・ルサージュに、神皇位を継がせた。
それに対し、息子のディオンは不満を見せた。
オリフレム
オリフレムは、風の大陸の北東部に位置する、ザンブレク皇国の皇都。
オルフェーシェチ湾を臨む半島の一部、ドレイクヘッドの麓に築かれている。
そこは神皇の居城で、元老院の会合が行われるホワイトウィルム城をはじめ、
国の重要機関が、この都市に集結している。
また昨今では周辺が黒の一帯に蝕まれており、国の上層部は豊かな土地を新たに求めている。
オリフレムには、ホワイトウィルム城がある。
天高くそびえ立つマザークリスタル・ドレイクヘッドを背にし、白亜の城が築かれている。
麓に広がる美しい町並みを見下ろすように建っている。
グレートウッド
グレートウッドは、ザンブレク皇国の南西部に広がる大森林。魔物を含む多様な生物が生息している。
さらに、近年では黒の一帯の影響で棲み処を追われた大型の魔物が出没するようになり、
近隣の住人は近寄らなくなった。
オレーベル・ダウンズ
オレーベル・ダウンズは、ザンブレク皇国の南部に広がる丘陵地帯。
グレートウッドの大森林を北に抜けたところにあり、
その丘を利用して近郊のロストウィングの住人たちが、ゴールトン農場にブドウ畑を築いている。
ロストウィング
ロストウィングは、ザンブレク皇国の中央部に位置する集落。
グレートウッドの森から北東へ抜けた場所にあり、飛空艇の遺跡を中心に作られた。
かつては交易の中継地として栄えていたが、新たな街道ができてからは寂れ、
地図からその名は消えてしまった。
寂れた村には、シドの協力者であるカンタンが拠点にしている。
カンタンがベアラーたちを匿って隠れ住んでおり、人とベアラーが共同体を密かに構築した。
ブドウ畑が隣接し、ゴールトンルージュという銘柄のワインが、貴重な収入源となっている。
外では評判の良いワインで、カンタンの知恵でワイン造りを始めた。近場ならベアラーも働けるから。
最高級の酒らしいが、ベネディクタの口には合わなかったようだ。
もともとロストウィングの目的は、ベアラーたちが平和に暮らせる村ではなく、
カンタンの家族が、ザンブレクの司法長官に殺されたことで、
復讐のために同志を集めて出来上がった村となります。
同志たちは、何からの恨みを持ち、復讐する機会を待っていた。
ロストウィングが黒騎士に見張られていると知ると、カンタンは仇討ちを実行した。
結果、ロストウィングを少しだけ留守にしている間、エーテル溜まりになったことで、
ロストウィングにはもう人が住めない村になってしまった。
生き残りの住民たちは、ゴールトン農場で村を再建しようとしている。
ノルヴァーン・バレイ
ノルヴァーン・バレイは、ザンブレク皇国の中南部にある谷。
ノルヴァーン砦の西側にあり、谷の先には険しい林道がロストウィング方面に続いている。
ノルヴァーン砦
ノルヴァーン砦は、ザンブレク皇国の中南部にある。
皇都オリフレムから南下した要衝地にあり、皇国有数の堅砦として知られる。
砦の中には小さな移住区画や教会、地下牢、食料庫などがあり、籠城にも耐えることができる。
アイ・オブ・ザ・テンペスト
アイ・オブ・ザ・テンペストは、召喚獣ガルーダが発生させた巨大な竜巻のこと。
ベネディクタ・ハーマンが山賊に襲われたときに、
召喚獣ガルーダとなって暴走し、巨大な竜巻を発生。現在では跡地のみが残る。
周囲の家や村を巻き上げ、地形さえも易易と変わってしまったほどの威力。
ベレヌスの丘
ベレヌスの丘は、ザンブレク皇国の東部に広がる丘陵地帯。
大陸歴873年、ウォールード王国がザンブレク皇国に侵攻し、
両軍はこのベレヌスの丘で相対することになった。
キングスフォール
キングスフォールは、ザンブレク皇国の西部に位置する巨大な滝。
南部にあるグレートウッドの大森林をはじめ、各地の水源からキングスフォールに合流し、
ロザリアの海岸へと続いている。
人々に豊かな水の恵みをもたらす一方で、近年は周辺に魔物が増え、
立ち入りが難しくなっている。
グロリューズ要衝
グロリューズ要衝は、ザンブレク皇国の中南部に位置し、国の要衝となっているエリア。
皇都オリフレムから南へ下った場所にあり、一帯は重要な防衛拠点となっている。
また、ノルヴァーン砦とノースリーチをつなぐ街道。
商人のほかに皇国軍も往来するため、進軍道とも呼ばれていた。
ドラゴニエール平原
ドラゴニエール平原は、ザンブレク皇国の東部に広がる平原。
ノースリーチからそう遠くないが、ノルヴァーン砦方面に比べて街道はあまり整備されていない。
また、魔物の目撃談も多い。
ノースリーチ
ノースリーチは、ザンブレク皇国の北部にある関所街。
元は軍の要塞として築かれた街で、皇都オリフレムの関所となる城壁が築かれている。
壁の内側には、兵士や貴族が多く、ザンブレク軍の駐屯地のほかに、
彼らが利用する酒場や娼館などが立ち並ぶ一方、壁の外側には国内外から商人たちが集い、
雑多な露天による市場を形成している。
ノースリーチには、娼館『夜のとばり』がある。
軍や貴族御用達の店として知られ、主人のマダム・イサベルは誰にでも差別せずに振る舞う。
一般兵や住民たちからも、安らぎの場として愛されている。
ムーア
小さい村で、ベアラーに対する差別意識が根深い。
そのため、刻印を持ったベアラーの行動には危険が伴う。