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The First Descendant(ファーストディセンダント)の
評価/レビュー

The First Descendantの評価/レビュー

The First Descendant(ファースト ディセンダント)をプレイした評価/レビューまとめ。
事前にプレイできたクローズドベータテストでは、PC版でプレイすることが可能でした。

「The First Descendantは神ゲーなのか?クソゲーなのか?面白いのか?つまらないのか?」
いろいろと評価が気になるところ。


■メリット(おすすめできる人)
  • 基本的にRPG要素のあるTPSゲームが好きな人
  • ルーンをカスタマイズして、コツコツ強化するのが楽しく感じられる人
  • 4人プレイヤーが集まって、ボスとか討伐するのが面白く感じられる人
■デメリット(合わなそうな人)
  • 専門用語がよく分からず、ストーリーについて行けない人
  • 単調なクエストを繰り返し遊ぶのが嫌いな人
  • 細かい装備やルーンの管理が面倒に感じる人
  • このゲームに対して、独特な機能やシステムを求めてしまう人


The First Descendantの良い評価

4人のプレイヤーと遊べるが、基本はソロプレイでサクサク進めれる

The First Descendantのアルビオンの様子

The First Descendant(ファースト ディセンダント)は、三人称視点のRPGシューターゲーム。
4人と協力してクエストを攻略できるタイプのゲームだが、
フィールドで発生する各クエストは、基本的にソロでもクリアできる点がいい。


プレイヤー4人による協力が必要な場面は、ヴォイド迎撃戦・巨神のときだけ。
その時はヴォイド迎撃戦のクエストを選択すれば、あとは自動でマッチングするタイプのため、
The First Descendantは基本的に野良マッチングでも遊べます
むしろ「フレンドと一緒に遊んでいるプレイヤーっているの?」と思ったりもした。


フィールドのクエストで他のプレイヤーと遊ぶときは、組んでからクエストを開始する流れではなく、
クエストを一人でプレイしてたら、他のプレイヤーが勝手にやって来て合流し、
一緒にクエストを攻略する感じです。そこには面倒なコメントや挨拶もない。


これに関しては賛否両論あるかと思うが、クエストは基本的に一度クリアしても、
何度でも再プレイすることができるため、ソロプレイでクリアも可能です。
とはいえ一人でプレイするか、他のプレイヤーと協力するか、選べるようにして欲しかったかな。


個性的なスキルを持つ継承者を操作するのが楽しい

The First Descendantのエイジャックスが戦うシーン

キャラクターとなる継承者は、いきなり最初から全てを使用できる分けではなかったが、
継承者毎に固有スキル×4+パッシブスキル×1を持っている。
ヒーローシューター的なプレイスタイルもあり、バトルはそこそこ楽しく感じれた。


「この継承者はどんな感じなのかな?」と、継承者を研究所でアンロックして使用していくと、
それぞれ特徴があり、どの継承者が最強という感じでもなかったし、
雑魚戦とボス戦で使い分けると、効率的なバランスが得られるといったところだろうか。


基本的な攻撃は銃がメインになるので、スキルはたまに使う程度です。
スキルを使用すればクールダウンが必要になるため、スキルを連発できるものでもない。

またフィールドでは、グラップリングフックという高所へ登れる鉤爪アイテムがあるので、
バトルにおいてもスキルを併用しながら、地の利を活かして効果的に戦える面があったのも楽しい。


■継承者一覧
  • レピック
    多種多様な効果を持つグレネードを活用して多数の敵を制圧するアタッカー(広範囲攻撃型)
  • エイジャックス
    高い生存能力を生かして戦闘を手助けするアタッカー(タンカー型)
  • ビエッサー
    敵の動きを止める冷気を操るデバッファー
  • バニー
    電気を駆使して攻撃を繰り出し、素早い足で戦場を駆け回るアタッカー(溜め攻撃型)
  • ジェイバー
    攻撃や回復などの多種多様な効果を持つタレットを召喚して戦うアタッカー(サポーター型)
  • シャレン
    カモフラージュを駆使し、敵との距離を自由に保つ戦略で戦うアタッカー(近接攻撃型)
  • グライ
    敵を倒し、生命の球体を自分の回復や攻撃力の上昇に活用して戦うアタッカー(サポーター型)
  • ブレア
    火を吹き、また火を飲み込むことでエネルギーを獲得するアタッカー(速攻型)
  • フレイナ
    猛毒を利用して敵にダメージを少しずつ与えながら戦うアタッカー(速攻型)
  • アルティメット・レピック
    冷気を前方へ発散しダメージを与えるアタッカー(広範囲攻撃型)


武器とルーンの強化で継承者を強くできる

The First Descendantの武器屋

最もRPGの成長要素で楽しい部分は、強力な武器のドロップ品を集めて、ルーンを強化していくこと。
継承者そのものは、継承者レベルとマスタリーランクを上げるだけなので、
使用してればそのうち天井に到達してしまう。


それ以外で継承者を強化していくとなると、武器集めやルーン強化という流れになります。
武器や防具は、基本的にはレベルの高いクエストを攻略してればそのうち集まる感じで、
むしろいらない装備が大量に集まるであろう。そして店売りコースになる。


ルーンの方は、素材を消費して能力を10段階までアップさせることができます。
コストは結構かかるので、どれを優先して上げたいかなど、プレイヤーが考えることになるが、
ビルド次第ではだいぶ継承者を強くすることができる。


なのでThe First Descendantの多くのRPG要素は、ルーン強化がメインになってくる仕様でした。
ルーンの種類は多用に存在するので、武器強化に繋がるルーンを強化してみたり、
または継承者のスキル能力が上がるルーンを強化したりと、強化する内容次第で能力がグッ!とアップします。


ヴォイド迎撃戦の巨神戦がやりごたえがある


フィールドのクエストなんかはサクサクと攻略できる内容だが、
ヴォイド迎撃戦の巨神戦は結構手強かったりします。いわゆるボス戦です。
基本は4人のプレイヤーが集まってから開始される。


各巨神にはそれぞれ特徴があり、初見殺しな技もあって、十分に継承者を強化してから戦う強さ。
何かしら野良でマッチングしたPTと連携を取りながら倒すことになります。
巨神を倒せば一気にドロップ品を入手できるため、「何か良い装備が出ないかな」と期待してしまう!



The First Descendantの悪い評価

ストーリーが意味不明すぎる・・・

The First Descendantのクエストをプレイする様子

大まかなストーリーは、人類を救うためにバルガスと巨神を退治することにあり、
クエストは結構サクサク進むものの、専門用語が会話の中で度々入ってきて、
「んっ!何言ってんの・・・?」と、イミフな会話で目的が薄れることがあったw


なんか調査しているのは分かるが、「それを回収して結局どうするのか?」など、
ストーリーが陳腐というか、浅いというか、無線による会話が多いのも分かりづらくしている
ところがあるかもしれない。しかも、日本語ボイスに対応していないので余計分かりづらい。


フィールドで受けれるクエストが単調でつまらない!

The First Descendantのクエスト攻略してるシーン

最もThe First Descendantがつまらない要素は、各フィールドで受けれるクエストが
どれも似たような内容で、起伏が無く、単調すぎてつまらない点にあります。
ゲームメディアなんかも、これにはディスっていたが、確かにつまらないものがあった。


「どんな感じなのか?」というと、各フィールドへ順番に訪れる流れで、
新しい目的地へ到着すると雑魚敵の群れと交戦して、終わったら次の目的地へ向かうだけ、
そしてまた雑魚敵と交戦といった単純な流れでゲームが進みます。


その間、前述したように訳の分からない無線による会話を行い、
ひたすら移動と雑魚敵の始末を繰り返すだけ。それがどのクエストをプレイしても同じなんです・・・。
バトルで面白いのは巨神戦だけかな。Wave性の防衛戦も単調なので続けてると飽きてくる。


もっと道中でボスが登場して、迫力のある戦闘になったりとかならないので、
そういった工夫の足りないゲームだと思った。
トレーラー動画とか見ると、そんな感じのゲームかと思ったんだが、なんか違ってたw


ルーン管理が大変、素材はどこで入手したのか忘れた

The First Descendantのルーン管理画面

次に駄目だなと思った点は、継承者を研究所するときに素材が多すぎて、
どこで入手したらいいのか分からなかった。
そもそもクエストなんかでは、何を入手しているのか把握しづらい。


クエスト報酬なんかでも、武器を入手するようだが、フィールドでは敵を倒して
ごちゃごちゃと武器を獲得したりするので、「どれが報酬の武器なの?」となってしまう。
素材にしても貴重なアイテムやらルーンを入手した気もしなく、いつの間にか持ってた状態。


武器は山ほどいらない武器をショップで売り、ルーンは山ほどいらないルーンを解体する。
その一連の作業を処理するのに時間がかかる。
しかも、ルーンを強化するときに、目的のルーンを探すのに手間がかかったりもします。


ルーンの並び替え機能はあるけれども、装備してるルーンを最前列に並べるとか、
間違って売らないように武器にロックできる機能とか必要だと思った。
あといらない武器は、ドラッグして一気にまとめて店売りしたい等。



ファーストディセンダントをプレイした総合的な感想

そこそこの面白さで、このゲームならではの特徴が見えてこない

The First Descendantのヴォイド迎撃戦の巨神画面

ファーストディセンダントを別のゲームにたとえて比較するなら、
DestinyやOutridersに近いかもしれない。
とはいえ、プレイした印象からするとOutridersの方がずっと面白く感じる。


Unreal Engine 5でハイエンドなグラフィックとは言ったものの、
GeForce RTX 3090クラスのGPUでも、フレームレートがカクカクで重いと不評の模様。

結局はグラフィックを最低画質まで落とせば改善されたくらいなので、Unreal Engine 5に期待できず、
ゲームの作りに問題があるのか、マシン性能が足りないのか把握できなかった。


全体的に目立って悪いゲームではないものの、クエストが単調すぎて飽きてくるところがあります。
ステルス要素もなければ、カバーアクションから狙撃なんかも無い。

ファーストディセンダントならではのゲームシステムが、これといって無いため、
独特なゲームでもないのがアレなのかもしれない。


駄目な部分を改善すれば面白くなりそうなゲームではあるが、
製品版のリリースで、それらが改善されるのか気になるところでしょうか。

アルビオンでは人がうじゃうじゃいたけど、会話する訳でもないし無駄に重いだけのような。
全体的なゲームの評価としては、「どこかで遊んだことあるような~」な感じのゲームかな・・・