ファブラ ノヴァ クリスタリス

FABULA NOVA CRYSTALLIS(ファブラ ノヴァ クリスタリス)はゲームの舞台・時代は異なるが、
FF13、FF13-2、ライトニングリターンズFF13、FF零式、FF15
共通したクリスタルの神話をベースに作られた作品です。


FF13シリーズなんかは神話が深く関連したストーリーでしたが、
FF15では意識する必要がないぐらい、FF13よりも神話との距離感が離れている(by田畑氏)。


女神エトロは『ファブラ ノヴァ クリスタリス』ではよく名前が登場することが多いが、
他の神々は文章で語られている程度なので、どういった神々なのかあまり深いことは知られていない。
FF13シリーズにおいても、直接神々が登場してどうのこうのという場面も無かったし、
壁画による内容からしか伺い知ることができなかった。


ブーニベルゼ

世界の全てを統べる万能の神。全ての神の頂点に立つ、光り輝く存在。
荒々しき神『パルス』、知恵深き神『リンゼ』、死と混沌の女神『エトロ』
という3柱の神々を創造したのち、
人智のおよばない領域で、クリスタルと化して悠久の眠りについたとされる。

パルス

世界を広げる役割を与えられた神。
不可視世界の扉を探すことを命じられている。


FF13シリーズではグラン=パルスの民の主神は『大いなる神』パルスあり、
エトロは忌むべき死の女神だとする伝承が多い。
パルスは広大な大陸を開拓して『ファルシ』を無数に作り出した。
その開拓した土地は『グラン=パルス』と呼ばれた。

リンゼ

クリスタル化して眠るブーニベルゼを守る神。
時が来たときにブーニベルゼを起こす役割もある。


リンゼは女神エトロが流した血から、人間の身体を創った。
人の魂は混沌から生まれ、リンゼの創った人間を器としてその身に宿るもの。
故に人が死ぬと女神エトロが待つ不可視の世界(ヴァルハラ)に還る宿命を持つ。


FF13シリーズでは、リンゼは無数にファルシを作り出した。
そして空に都を築いて人類を飼いならし、そこは空中都市『コクーン』と呼ばれた。

エトロ

流した血から人々を生み出し、心という混沌を与えた女神。
人々が死後に還る異界『ヴァルハラ』に住まうといわれる。
エトロは愚かな女神であった。人間たちに親愛の情を抱いて、
己の全てを惜しみなく与え、命さえも捨て去り、やがて死の眠りについた。


エトロは無力な女神であり、
対してパルス神とリンゼ神には、無限にも等しい力があった。
彼らはそれぞれが超常の力を持つしもべである『ファルシ』を無数に創り出す。


FF13シリーズでは パドラの都では女神信仰が盛んだったことが知られており、
『時詠みの巫女』はエトロから予言の力を得ていたとされる。
ユールやセラが持つ『エトロの瞳』は、エトロの強い干渉を受けたことを示唆している。


女神エトロはカイアスに『混沌の心臓』を与えた。
だがノエルの剣が混沌の心臓を貫き、女神エトロはFF13-2のエンディングで死にました。


そして可視世界と不可視世界の境界にあたる女神の門を破壊されて、
ヴァルハラが呑み込み、過去も未来もない混沌の世界が出来上がる。
それがライトニングリターンズFF13の舞台です。

ムイン

ブーニベルゼの母。
息子のブーニベルゼに倒されて、不可視世界の混沌に呑みこまれた。

ファルシ』は神々により生み出された強大な力を持つ存在で、神々のしもべにあたる。
ファルシは人間と共存し、人類の生活を支える神に等しい存在だったので、人間からは神と崇拝された。


エトロの瞳』は自分の寿命を削って過去・未来を問わず、あらゆる歴史の断片が視える力。
混沌に属する力であり、女神の恵みだと考えられいる。
歴史が大きく改変されるときに自動的に能力が発動する傾向にある。
そのためFF13シリーズに登場する巫女のユールは、10代で命を落とす定めにあった。


オープンワールド

フィールドが広大な舞台で、自由に行動したり探索できるように設計されたゲームのこと。
エリアとエリアを繋ぐ切り替えがほとんどなく、エリア移動じゃなくてシームレスに作られたワールド。
定義が少し曖昧な気がするが、日本ではオープンワールドのことを『箱庭』と呼んだりもする。
洋ゲーにはオープンワールド系のゲームが多く存在し、代表作はGTAシリーズやクライムアクション等。


帝国魔導兵

帝国魔導兵

ニフルハイム帝国製の量産型人造兵。
旧型魔導兵の汎用タイプと、新型魔導兵の戦闘特化タイプが存在する。
飛空艇の動力にも用いている『魔導エンジン』で動くロボット兵隊。
機動力は人間並で、銃火器を扱いこなせる。


30年前にニフルハイム帝国が魔導兵を大量生産したことでルシス王国は窮地に追い込まれ、
魔法障壁の縮小を余儀なくされた。
人間が乗り込める魔導アーマーなども存在し、ミサイルや機関銃といった高火力な攻撃が装備されている。


魔導兵はノクティス達を発見すると、揚陸艇から降りてきてバトルを挑んでくる。
瀕死になると自身から核を取り出して自爆してこようとする。
パリィで回避するか、ぶつからないように移動すれば自爆を防げる。
この演出は体験版のエピソード・ダスカの時。製品版ではしがみついて自爆してこようとする。


揚陸艇

魔導兵たちが乗っている揚陸艇は、フィールド全体に揚陸艇がやって来る。
ノクティスがいる所へ揚陸艇でやって来ては、地上へ降りてきて魔導兵たちがバトルを挑んでくる。
揚陸艇には魔導アーマーが積んであることもある。
揚陸艇の色は全体的に灰色だが、アラネアが乗る揚陸艇は車体全体が赤色である。


揚陸艇には『SAF』のロゴが描かれているが、
それは当初登場させる予定だったサフェイロス将軍の部隊を指していた。
サフェイロス将軍はゲームに登場させる予定が無くなり、
かつて存在していた名高い将軍をたたえているという設定でロゴを残しているそうです。


生物兵器(シガイ)

ニフルハイム帝国が、戦闘の際に投入する生物兵器。
野生のモンスターを機械で強引に制御しており、いろんなモンスターが群れを率いて攻撃する。
シガイ』と呼ばれる未知の凶悪モンスターを戦場に放ち、その習性と研究の実験を行っている。


リトライポイント

ダンジョンに入る前、ボス戦前などに生成されるセーブデータのこと。
仮にゲームオーバーになったときは、その位置からリトライすることができるセーブポイントです。
電源を切ったり、タイトルに戻ったり、キャンプ地点や拠点で宿泊したりすると
リトライポイントのセーブデータが消去される仕様(体験版)。


コールマン

コールマンとは、アウトドアグッズを販売している実在の会社。
FF15ではキャンプ地で寝泊まりして冒険することになるが、コールマン社の製品を採用している。
ゲーム設定は、グラディオラスがコールマン製品を愛用して利用している。


FF15ユニバース

FINAL FANTASY XV UNIVERSE(FF15ユニバース)とは、
ブラザーフッドFF15キングスグレイブFF15プラチナデモジャスモンキングスナイトなど、
FF15に関連する複数のプロジェクトを総称した呼び方である。
もともと開発でそういった呼び方をしていたため、FF15ユニバースという正式名にした。


FF15のゲームソフトを幅広く売るために、アニメ、映画、無料サンプル、スマホなど
FF15に関連したコンテンツを多くの人々に触れて知ってもらうことにより、
昔プレイして今は遊んでいないFFユーザー、全くFFを知らないユーザーなどに
FF15のゲームソフトに関心を持ってもらおうと計画した。


要するにFF15のゲームを知ってもらうため、入口を増やしたような感じです。
例えば映画から興味を持ってゲームを知ったとか、ゲームからアニメに興味を持ったとか。




停戦協定

停戦協定とは、ルシス王国とニフルハイム帝国の間で行われた戦争停戦のために結んだ協定のこと。
新暦756年5月16日に結ばれることになった。
停戦協定を初めに持ちかけたのは、ニフルハイム帝国からの使者・アーデン・イズニア
ルシス王国はそれに合意する形となった。


停戦条件はルシス王国の首都・インソムニア領域外の全てのルシス王国領に対して、
すべての権利・権原・請求権を放棄すること。
そして和平の証として、ルシス王国のノクティス王子と、ニフルハイム帝国領下・テネブラエ国のルーナ
婚姻させるという2つの条件が、ニフルハイム帝国側から出された。


光耀の指輪

光耀の指輪(こうようのゆびわ)は、ルシス王国で代々受け継がれてきた指輪。
クリスタルと共に神より贈られた指輪だと伝わり、クリスタルの力を指輪で引き出している。
使用者の身体には大きな負担がかかるが、魔法を自在に扱うことができる。
絶大な魔力を秘めるクリスタルの方は、長きに渡りルシス王国のクリスタルルームで保管されてきた。


力の媒介者であるレギス王や指輪を失うと、魔法が使えなくなる設定。
キングスグレイブ FF15王の剣たちが魔法が使えたのは、レギスが指輪を介して各人に己の力を
貸し与えていたため魔法を使うことができた。


光耀の指輪は一部を除き、正当なルシス王家の人間にしか扱うことができない指輪である。
資格のない者が指輪をはめると、審査により燃やされたりして身を滅ぼすことになる。


魔法障壁

魔法障壁は、ルシス国王が張れる無色透明でドーム状のバリアの壁。
ルシス王国の首都・インソムニアを魔法障壁で覆っている。


代々150年間、魔法障壁のおかげで、ルシス王国は長年に渡り平和を維持できていた。
しかし魔法障壁を張るには膨大な魔力が必要になるため、ルシスの国王は短命で老いやすい宿命にある。
そのためレギス王は実年齢より老いてしまっている。


尚、その魔法障壁のバリアは正確には第二魔法障壁と呼ばれ、
第一魔法障壁(ナイツオブラウンド)も存在する。それについてはキングスグレイブ FF15を見ると解かる。
2000年前頃に死んだ王の魂が収まる棺であり、王都を守る役割でルシス王国に12体の石像が建設された。


ルシス王国の『王都警備隊』『王の剣』

ルシス王国の王都警備隊や王の剣は、一言でいえばルシス王国を守る警察や自衛隊のようなもの。
王都警備隊の前身となるルシス軍は、30年前にニフルハイム帝国との戦争に敗れて解体し、
自衛のための組織として集約されたのが王都警備隊にあたる。
コル将軍が王都警備隊をまとめており、レギスからの信頼も厚い。


一方、王の剣とはレギスが戦力を増強しようとして、15年前に創設した精鋭部隊である。
詳しいことはキングスグレイブFF15を見れば分かるが、
レギスが王の剣のメンバーらに力を貸しているので、魔法やシフトなどを使用できる。



王の剣は戦争で故郷を失い、行き場を無くした移民たちを集めて結成されている。
王の剣をまとめているのがドラッドー将軍。
王都警備隊とは違い、戦場で死に物狂いの戦いをやらされる。
ドラマCD - FF15プロローグ~旅立つ者、残る者~を聴いてても、両部隊の違いが伺える。


なので保護された王の剣のメンバーらは、必ずしもルシスに感謝と忠誠を誓っている訳でもなく、
どこか不満を抱くメンバーも数人いた。
インソムニアの北ゲートを守っているペトラの目線では、王の剣には不信感を抱いており、
同じ国を守る立場とはいえ、仲が良いとは限らない状況だった。


六神、二十四使

FF15の世界(イオス)では六神がいる。
召喚獣のことで巨神・タイタン、水神・リヴァイアサン、雷神・ラムウ、氷神・シヴァ、
炎神・イフリート、剣神バハムート
である。


六神はルシス王や神凪に力を与えた存在で、神々が直接出現することは滅多にない。
言葉やテレパシーのようなもので話しかけてくるが、何語を喋っているのか不明で、
ルーナのような神凪の人や、六神に忠実なゲンティアナのような二十四使でないと言葉を理解できない。
なので神凪や二十四使は、神の意志を伝える橋渡し的な存在になる。


六神はルシス王たちに手助けをする前に、啓示と呼ばれる試練が課せられる。
試練の内容は神々により様々で、バトルを挑んてきて力を示せば手を貸す神もいる。
神々に認められれば、ピンチの時に助けてくれるということです。


古代神話時代から六神が存在していた。
詳しいことは分からないが、当時はイフリートの裏切りにより魔大戦が勃発したと
テルパの爪跡に関する伝承などが残っている。


FF15の主要開発スタッフ一覧

職種 開発スタッフ
ディレクター 田畑 端
原案・メインキャラクターデザイン 野村 哲也
キャラクターデザイン Ferrari Roberto
ストーリー原案 野島 一成(ステラヴィスタ)
デベロップメントマネージャー 那須 靖明
ムービーディレクター 野末 武志
アートディレクター 長谷川 朋広、直良 有祐、上国料 勇
ワールドマップディレクター 松浪 保之
3Dグラフィックディレクター 岩田 亮
コンポーザー 下村 陽子
プロデューサー 橋本 真司
リードエンジニア 荒牧 岳志、岩崎 浩
リードゲームデザイナー 佐藤 雅則、滝澤 雅史、木村 邦彦
湯地 健一郎、Prasertvithyakarn Prasert
リードエネミーデザイナー 兼森 雄一、神林 孝幸
リードレベルデザイナー 寺田 武史
リードシナリオデザイナー 板室 紗織
リードテクニカルアーティスト 七瀬 清司
リードイベントアーティスト 廣田 俊明
リードテクニカルアニメーター 青野 孝悠
リード3DCGアニメーター 志田 健一、田中 雄介
リードエンバイラメントアーティスト 上野 功士
リード3Dキャラクターアーティスト 黒板 一隆
リードVFXアーティスト 栗田 直樹



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