ゲーム攻略マンのRed Dead Redemption 2(レッドデッドリデンプション2)の攻略日記

Rockstar Northのロブ・ネルソン氏のインタビューまとめ

ファミ通がマックス・ペイン3のアート・ディレクターなどを務めたロブ・ネルソン氏に、
ハンズオフデモでRed Dead Redemption2についてインタビューしてました。


メディア向けに約40分に及ぶハンズオフデモプレイが行われ、
現地では実機プレイによるゲーム映像を目にすることができたという。
日本でハンズオフデモに呼ばれたのはファミ通だけらしい。

https://www.famitsu.com/news/201805/04156798.html


レッドデッドリデンプション2のコンセプト

レッドデッドリデンプション2のキャラクター部分のアップ画像

前作の主人公ジョン・マーストンは、どこからかフラッとやって来た異邦人。
最初は無法者ではあるものの、いろんな人々と出会うことでゲームが進んで行き、
更生するかのように正義のガンマン風になっていく感じでした。


レッドデッドリデンプション2の主人公アーサー・モーガンは、
ギャングと共に暮らしている現役の無法者。
何足のカウボーイブーツを履き慣れたイメージのキャラクター。


開発では、アーサーの視点でジョンのストーリーを語りたいと思った。
ミッション中だけでなく、ミッション外でもギャングたちと一緒に暮らす、
常に回り彼らがいる状況とはどんなものなのか?を皆さんに知ってもらいたい。


ゲームを進めていくと、いろんなキャラクターが登場して人間関係を知ることができる。
その関係もプレイヤーの行動や選択で変化していく
仲間にどういった影響を与えるかは検討を重ねている状況。


前作でジョンは銀行強盗をしたと話していたが、そのときのストーリーをダッチの右腕である
アーサーの目を通して語りたかった。アーサーはとても興味深いキャラクターで、
ジョンやビルハビエルなど他のギャングのメンバーについても、アーサー視点で描きたかった。
前作で語ることができなかった物語を語り、ダッチも違うアングルで取り上げている。


Red Dead Redemption2のセカンドトレーラーの画像その6

ダッチは前作で興味を惹かれるキャラクターだったので、さらに掘り下げたい。
変化していくストーリーであり、近代化、産業化が進む世界で法執行官に追跡される
ギャングらがどう生きていくかが本作のストーリーとなる。
追われながら世界に摩擦を起こす彼らの旅を描いているということです。


レッドデッドリデンプション2を前作よりも過去に設定したのは、
ダッチの『ヴァンダリン・ギャング』のストーリーを語りたい
と思ったから。
そのために時間を巻き戻し、ストーリーの紐解きをプレイヤーが経験して欲しかった。
時間を戻すことで前作で触れた要素を、さらに推し進められるようになった。


休息に近代化する社会、産業化、都市の始まり、西部の荒野が人の手に渡って閉鎖され、
法に支配されていく様子などを、この時代のコンセプトは魅力に溢れていて面白い。


キャラクターについて

前作ではロックスター・ゲームスのクリエイティブ担当統括責任者だったダン・ハウザー氏が、
汚れた歯で時代背景も含めてキャラクターを表現したと言っていたが、
Red Dead Redemption2ではキャラクターはそれぞれ違う歯を持っている。
キャラクターにフィットしていれば、汚れた歯を採用し、全てにおいて表現を推して進めた。


  • 時間経過で何かが汚れたり、綺麗にしても、また汚れてしまったりする。
    伸びた髪やヒゲを切っても時間が経つとまた伸びる。
  • 衣装や髪形はカスタマイズできる。髪型やヒゲは切ることもできる。
  • 衣装はキャラクターによって何着も持っている人もいれば、そうでない人もいる。
    ダッチはよく着替えるが、ビルはあまり着替えないのでいつも服が汚れている。

Red Dead Redemption2のセカンドトレーラーの画像その2

RDR2の主人公アーサー・モーガンは、ジョン・マーストンとは違い人生において異なるステージにいる。
前作ではジョンの生き方は半分更生していて、真面目な人間になろうとしていた。
アーサー視点では、前作と比べてジョンの異なる面を見れる。


アーサーのコンセプトは本作でギャングのことを考えた時に、
完全に形成されたキャラクターとして出てきた。
ダン・ハウザーが作ったダッチの人物像は、メシアのようなギャングのリーダーで、
自分を器以上の人間だと思い込み、大きな野望を持っていた。


ジョンは、ギャングにいる一人のメンバーにすぎない。
ダッチなら誰を自分のそばに置くか?アーサーはダッチが見つけて育てたので、小さい頃から一緒にいた。
なので二人は親子のような関係で、アーサーはダッチに忠実な存在である。


キャンプについて

レッド・デッド・リデンプション2のキャンプでの語り場の様子

レッドデッドリデンプション1におけるキャンプシステムは、プレイデータをセーブをしたり、
ファストトラベル(町とかへワープ移動)の機能として存在していた。
レッドデッドリデンプション2では、新しい要素でキャンプが存在します。
食料が不足すると、狩りに出かけて食料調達を行ったりできる。


主人公らはギャング団。無法者で一緒に生きる仲間たちとは、ある意味『家族』を構成している。
銀行や列車強盗ばかりでは生きていけないはず。
そのため狩りがあり、狩りをゲームに取り入れることは道理に叶っていた。
仲間のギャングのために、どれだけのことをやらなきゃいけないのか?とかは調整中。


キャンプではコミュニティーに属する人が常に周りにおり、アーサーは彼らと話すことで理解を深めていく。
そのうちプレイヤーは、彼らが近くにいない時でも仲間の存在を意識する感覚をもってもらえるだろう。
キャンプ以外で出会った人々も、これまで以上に深いレベルで意識できる。


挨拶、身体が触れたり、友好的な態度、無礼、脅迫、相手に合わせた行動を
プレイヤーが選んで対応できるように、多くのオプションを用意している。
ここでコントローラーの左トリガーを使ったアイデアが生まれた。


キャンプではやることがたくさんあり、食事が重要です。
誰が料理して、誰がサポートし、誰が薪を割り、誰が火の番をして、誰が後片付けや掃除をするのか、
全てを分担して行動しなければならない。
何もしない人は当然責められる。彼らがどんな生活をしているのか考えなくてはいけない。


マップ・フィールドについて

RDR2の湖の風景画像

現行ハードで開発したことで、あらゆる面での推進を実現可能にした。
ゲームの中に入り込んでいるように感じてほしく、町、森、林、山岳地帯、大平原は
いずれも美しく正確で、変化にとんだものにするだけでなく、
プレイヤーがそこに繋がっていると感じてもらえるようにしている。


  • 深い泥、雪がある場所は、それをかき分けて歩くように動きが変化する。
  • 木の葉や水も人物の動きに反応する。馬で丘を下ると濃いしが転がったりもする。
  • 坂道で滑ったりすると、馬も道の上にある物も一緒に滑る。
  • 川を渡ると体の部分に合わせ、水が左右にわかれて流れるようになっている。

ゲームシステムについて

Red Dead Redemption2のセカンドトレーラーの画像その4

アーサーは仲間の面倒をみる責任を果たさなければいけないので、一定のことをやらないといけない。
それはギャングが生存するために仕事をしてお金を稼いだり、狩りで得た獲物を売ったり、
他人から非暴力的に金品を奪ったりして稼ぐこともできる。


世界は安全な場所ではなく、様々なトラブルがある。
襲われることもあれば、プレイヤーのグループはギャングや野生動物から
身を守るため一緒に暮らしている。


また、名誉システムがある。
土地の権利書を手に入れたときに、持ち主に200ドル支払うか、殺すか選択肢があったとしたら、
選んだ結果で世界は変わる。そういった流れもゲームに取り入れている。
殴ったりせずに、非暴力的な方法でも奪え、プレイヤーは無法者になるかを選ぶことができる。


馬について

投げ縄で馬を捕獲する様子

馬とはどれほど親密な関係を築いているか、どれだけ長く一緒にいたか、どんな種類の馬か、
様々な点で影響される。馬を見失って戻ってこなければ、一人で荒野を歩かないといけない。
しかし誰かが馬で通りかかれば欲しくなりますよね。
前作では乗っている人を倒さなくてはいけなかった。


馬が逃げたら必死に追いかけないといけなかったが、今作は馬だけ入手したいなら
適度な距離で左トリガーを使い「ちょっと待ってください」と声をかけるオプションが表示される。
止まってくれることもあれば、止まらないこともある。
馬車であれば、乗せてもらえるように頼むこともできます。


ガンファイトについて

この武器はこんな感じで使えるだろうという感覚で、より本物らしいガンファイトができる。
プレイヤーの動きも前作より良いレスポンスでで操作しやすくなった。
GTA5でもガンプレイはかなり進化させたが、マックス・ペイン3の経験も含めてさらに改善した。


  • プレイヤーや武器の動作が変わった。
  • フィールドでの探索、戦闘に入る全てのモーションだけでなく、カメラの動きも変わった。
  • プレイヤーの動きも早く、エイミングしなくとも動くだけでターゲットにフォーカスしやすくなる。
  • ターゲットを一人一人倒したり、早撃ちでも戦える。肩・腰から撃つかなどバトルの選択肢が増えた。
  • 前作からあったデッドアイはRDR2にもある。それも進化させている。

RDR2の仲間との強盗のシーン画像

Red Dead Redemption2では銃をホルスターに入れているか、
手に持っているか、その違いで行動が変わる。
銃がホルスターに入っている状態なら、左トリガーを押せば相手をロックオンするがエイミングはしない。
そして相手に言うセリフを選択できる。


通り過ぎる際に左トリガーを引くと会話の選択肢が出るが、「こんにちわ」と挨拶するだけで、
停止することなくそのまま歩き続ける自然な行動ができます。
デモプレイでは馬上して挨拶してたシーンがあったが、右トリガーを引けば銃を撃つ。
すでに銃を手に持った状態であれば、そのまま銃を撃つという一般的な行動を選べる。


サウンドについて

レッドデッドリデンプション2ではGTAシリーズのように、カーステレオといったものが無い。
なのでフィールドでBGMが流れたり、風が吹く音とか環境音などが流れます。
ワールド、キャラクター、動物の動きからサウンドに至るまで、
プレイヤーがその場にいる感覚を味わってもらうことを目的としている。


  • ゲームをプレイすると変化するスコアとは別に、特定のミッションで流れるスコアもあるが、
    プレイヤーの取った行動により変化する。
  • オープンワールドにおけるダイナミックスコア(状況に合わせて変化する楽曲)は、
    プレイヤーがいる場所・行動・事象などに影響を受けて変化する。
  • ハーモニカ、バンジョー、フィドルを弾く人など時代設定に合わせたサウンドを取り入れてる。
  • 場所により、虫の音や鳥の鳴き声が変化する。


RDR2開発インタビューの感想

RDR2のダッチのギャング団

ようやく情報らしい情報が出たといった印象か。素晴らしい内容だった。
動画やスクリーンショットが発表される中、具体的な内容が分からなかったので、
今作がどんなゲームなのか想像付きにくい部分があったのでアレだ。


ぶっちゃけダッチは、前作でそこまで興味を惹かれるキャラクターではなかったけど、
ギャングの親玉という雰囲気が強かったという記憶ならある。
今作ではダッチの組織を中心に、アーサー・モーガンが活躍する物語なのだろう。
また、ダッチの別の印象も観れるかもしれませんね。


レッドデッドリデンプション2では仲間たちとのキャンプがあるので、
前作のジョン・マーストンのように独りで行動したりするのではなく、
チームとして行動することを前程にしているんだと思った。
このゲームはそこが面白いかどうかで、『合うor合わない』が分かれそうな気がするか。


強盗ばかりではギャングが生存できないので、食料の調達に狩りを始めたりと、
日常を含めた仲間とのリアリティー路線が面白そうですね。まるでMMOぽいか。
強盗を起こせばトラブルは付きものだし、違った方法で資金を調達することも
チームとして必要になってくることはあるはず。いろいろと冒険を感じるところもあるな~


そこらがどの辺りまでリアリティーに寄せたゲームになっているか気になる。
ストーリーを進めると、ギャング団なので中には裏切り者が出たりすると思うし、
絆や友情は案外もろかったりするんだと思う。ロックスターは金に比重を重くするしな…。
最終的にダッチやジョンが死ぬことはないが、アーサーの行方がどうなることやら~



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